#22 孤独とバランス

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先週は散歩くらいの外出を出来ていたけれど今週になってそれすらも悪、のように感じて昨日はカラ元気が最高潮！家の中で終業後、思いのままに映画を見たり無人島を開拓していたら、パタリと気を失って次に気付いたら朝だった。
本当に、ぱたりと。

昔から自分は精神バランスが崩れやすくて、そうなると書き出さずにはいられない。昔は孤独にうじうじどんよりして誰かに「大丈夫？」と言われるまで露骨に態度で醸し出すみたいな面倒なやつで、今ではそれはなくなったけど、すぐに気付いてよと文章に吐き出すことでバランスを取っている。

昨日はそれをする気力も消えて、そうしたら体が心に負けたように意識を失った。朝起きて、それは確実に恐怖だった。

「自宅待機はいつまでですか？」
先日同じ新人が人事社員にまっすぐこう質問して、人事社員は口をつぐんだ。
誰にも終わりの見えないこの国難と、大切な人にまた会えるかも、大切な映画館や劇場という場所が残るかも分からない悲しみ。

誰しも孤独に自分のバランスをなんとか保って戦おうとしているのは知っているけれど…私は子供だなと思う。

リーダーは確かにひとつひとつ判断が遅くて、でも必死に経済を守ろうとはしていたのかもしれない。どちらにせよ彼らの食い扶持は揺るぎなくて弱者がバタバタ溺れていくのかもしれない。

NYではセントラルパークをまだ歩く人がいて、ドローンが注意喚起を行ってるって。当事者意識に差があるのは戦時中の人類だってきっと同じで、誰しも人のことを考えていたら戦争も犯罪も起きないんだから、自分本意がたくさんいるなんて知ってるけど…
やるせない思いは行き場を失って凝り固まっていく。

この間人間性を褒めてもらえて照れたけど、本当はまるで未熟だ。
こうやって面前に吐き出すことでいつもバランスをとる。人には優しいままでいたいから、どうか読まないでと念じながら暗い文章を打ち込む。

完全収束(ワクチンが出来て、予防が出来るようになる頃)には少なくとも2年はかかると言う。それでも2年経った後には人間はこう言う多くの悲しみを忘れたように暮らしてしまうのかな。

生物としておろかで悲しく、儚く愛おしい気もする。

私はいわゆる若年層なので同じ世代に向けて。集まるのも外出もいますぐ控えて、生きてまた会いましょう。

私たちの場所と未来は私たちで守らなきゃね。