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出版業界のすみっこで

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出版業界のすみっこからみる、本や出版についてのはなし
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#コンテンツ会議

読書会が盛り上がる3つのコツ

読書会が盛り上がる3つのコツ

#コルクラボ では、毎月の課題本の読書会に加えて、そのほか、たくさん読書会が開催されている。作家や作品のファンミーティングのような形の読書会や、好きや興味を中心に集まる読書会、学びや共通体験のための読書会もある。

読書会は、共通する趣味や関心を持つ人が集まりやすく、同じ目線で話ができる。だから、参加者同士の共感が生まれやすい。話も盛り上がりやすい。設計しなくても、ある程度、「本」という間に入る存

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コミュニティを学ぶための本

#コルクラボ では、毎月課題本がある。課題本を通して、コミュニティの理解を深めている。コミュニティの共通言語をつくっていく。
このnoteでは、2017年に読んできた #コルクラボの課題本 を紹介したい。

コミュニティを学ぶとは、自分のことを理解することだ。思考、感情、行動をより細かく、深く理解する。コミュニティを学ぶことは、人と人との関係を理解することだ。わたしとあなた、わたしとチームの関係性

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きみが「わからない」のは「わかる」を理解していないからだ。

きみが「わからない」のは「わかる」を理解していないからだ。

「わかる」とは、どういう感覚なのだろう。
ぼくたちは、説明を聞いて「わかった!」と言い、話をしていく中で「腑に落ちた」こともある。
会議の議論を聞きながら、何を話しているのか「わからない」と言い、彼や彼女に、「なにもわかっていないくせに!」と言うこともある。
ワールドカップについて詳しく話す人に、サッカーのことが「わかる」人だと思う。いい絵だ、いい壺だとわかる人もいれば、わからなくて騙される人もい

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つながるものをつくりたい

みずのけいすけさんのこのnoteには好きとワクワクが詰まっていた。ぼくは、このnoteを読みながら、大学時代、フリーペーパーをつくっていたことを思い出した。

ぼくは、『HandaiWalker』というフリーペーパーをつくっていた。
生協の機関紙として、生協の宣伝や広報の意義もありながら、コンテンツの部分は、比較的自由に学生に任せてもらっていた。
今月はどんな特集にしようか、どんな記事つくろう、こ

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読書体験の再定義

読書体験の再定義

モノよりコトだ!体験だ!
そんな言葉をたくさん聞いてきた。音楽業界はモノからコト、体験に変わって、CDよりもライブが重要だなんて話も聞く。

では、本にとっての体験はなんだろう。

著者の講演?セミナー?握手会?サイン会?読書会?
すぐに体験らしきものが思い浮かんだ。
でも、それらを音楽業界のモノからコトへの変化と比べたとき、ほんとうにそれが本の体験なんだろうか?と疑問が浮かんだ。

そもそも、読

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「読書会」とはなにか? なにがおもしろいのか?

「読書会」とはなにか? なにがおもしろいのか?

『なぜ「読書会」で出会えるのか?』では、「読書会」の構造から、人と出会える理由を考えた。読書会は、共通する趣味や関心を持ち、本を読んでくるという障壁を超えた人が、同じ目線で話ができる場だ。だから、参加者同士の共感が生まれやすい。話も盛り上がりやすい。設計しなくても、ある程度、「本」という間に入る存在によって、安全と安心が担保され、人と人がつながりやすい構造になっているのだ。

今回は、本を読んでき

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コミュニティを発酵させるにはどうしたらいいのか?

コミュニティを発酵させるにはどうしたらいいのか?

発酵させることと「コミュニティ」をつくることは同じだ。それに、「発酵させる」という営みは、組織やチーム、人との関わり合いということにも共通している。

発酵という現象は微生物たちの営みだ。

酵母やカビ、乳酸菌といったマイクロメートル単位の生物種が、お酒や漬物、醤油や味噌をつくっている。ぼくたち人類は、長い年月をかけて、発酵という技術を習得し、おいしい食べ物や飲み物をつくることに成功した。
だけど

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なぜ「読書会」で出会えるのか?

なぜ「読書会」で出会えるのか?

ここ最近、「読書会」に参加したり、実際に企画したりしている。読書会はおもしろい。参加者としても主催者としても。あたらしく出会う人と、いつもしない話をする時間は、とても新鮮だ。1冊の本を通して出会う人、出会う自分、出会う言葉は、読書会の大きな価値なんだと思う。

“読書会は出会える”という話を聞いたことがある。
実際に、日本最大の読書会『猫町倶楽部』の読書会では、そこで出会ったことがきっかけで結婚し

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『発酵文化人類学』は、きみの感覚を発酵させる1冊。

『発酵文化人類学』は、きみの感覚を発酵させる1冊。

『発酵文化人類学』という本は、タイトルの通り「発酵」に関する本だ。ただの発酵の解説本ではない。科学の本でもなければ、難しい学問の本でもない。
文化としての「発酵」という現象を、さまざまな視点で考えていく一冊だ。発酵を再定義するような一冊だ。

正直言ってしまうと、はじめ悔しかった。
ぼくは大学院で生物工学を専攻し、発酵工学の延長にある専門分野で学んできた。だから、発酵のおもしろさをわかっている

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本は旅に似ている。

本は旅に似ている。

本は旅に似ている。
日常から抜け出し、いつもとは違う地に向かう。その過程で、新しい人と触れ合い、新しい景色を眺めて、新しい食べ物を楽しむ。"目的地"だけでなく、旅の過程そのものを経て、その地を知り、じぶんを再発見し、変わらない日常に少しだけ変化を感じる。
本は、単に文字の並びではない。情報そのものでもない。目的地にたどり着く、その過程そのものに「学び」があり、その過程があるから目的地の"位置"や"

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じぶんの気持ちからはじめよう! あるSNSキャンペーンから考えるじぶんの動くポイント

最近、Twitterをはじめた。まだまだフォロワーは少ないが、いろんな人の投稿を見たり、自分の投稿に海外の人が反応してくれたり、インターネットでいろんな人とつながるという楽しさを感じている。

このまえ、Twitterで、あるメーカーのSNSキャンペーンの投稿が流れてきた。キャンペーンの概要は以下のようなものだった。

あるアカウントをフォロー。キャンペーンページをみて、該当の言葉をハッシュタグを

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ベストセラーコードは物語を均一化させるのか。それとも発酵させるのか。

ベストセラーコードは物語を均一化させるのか。それとも発酵させるのか。

だいたい1カ月も前に読み終わったというのに、いまだその興奮から覚めていない。会社のデスクの置かれた『ベストセラーコード』には、他の本よりも多く付箋が貼ってある。それに端がよれている。はやくこれを実践してみせろよ、と言われているかのようで、胸がそわそわする。

この本が特異なのは、この"1冊だけ"がおもしろいわけではないことだ。もちろん、この本自体はとてもおもしろい。だが、この1冊を読むことによって

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他人の言葉とじぶんのあたま。ショーペンハウアー「読書について」を読んで

他人の言葉とじぶんのあたま。ショーペンハウアー「読書について」を読んで

先日、この記事を読んだ。
ショーペンハウアー「読書について」/自分の言葉で話すということ

気づけば、ぼくも「読書について」を読んでいた。
帰り道のカフェで、通勤途中の電車の中で、ぼくは自分のあたまと、少し距離を置けたきがした。ショーペンハウアー監督が、試合中にもかかわらず、ぼくを無理やりピッチの外に出して、「ほらほら、ゆうまくん、試合状況はどうなっていると思う?」と問いかけてくるようだった。

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本に価値はあるの? ネットにとってかわられるの? 生産性と不便益から考える本の価値。

本に価値はあるの? ネットにとってかわられるの? 生産性と不便益から考える本の価値。

みなさんは、なにを求めて本を読みますか? それは本でないといけない理由はありますか?

頭の整理もかねて、本を読む価値というのを考えてみた。
これから考えていく本を読む価値については、書籍編集が長い方はご存じなのかもしれないし、主にビジネス書や実用系の書籍に限る話かもしれない。
ただ今回ぼくは、本を読む価値というものを、「生産性」という概念と、最近読んだ『ごめんなさい、もしあなたがちょっとでも行き

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