本は旅に似ている。
本は旅に似ている。
日常から抜け出し、いつもとは違う地に向かう。その過程で、新しい人と触れ合い、新しい景色を眺めて、新しい食べ物を楽しむ。"目的地"だけでなく、旅の過程そのものを経て、その地を知り、じぶんを再発見し、変わらない日常に少しだけ変化を感じる。
本は、単に文字の並びではない。情報そのものでもない。目的地にたどり着く、その過程そのものに「学び」があり、その過程があるから目的地の"位置"や"価値"がわかる。思考することにより、じぶんを知り、日常を少しだけ違ったふうに観ることができる。
本は、旅である。思考の旅だ。新しい世界への旅だ。著者と出版社がつくる旅だ。
そう考えると、1500円の値段がとてもお得に感じてくる。それに仕事終わりに本を読むことが、より楽しくなる気がする。
きょうはどんな旅に出よう。
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そんなことを書いていたら、本の作り方と旅行の作り方、本の売り方、伝え方、旅行の売り方、伝え方の差がとても気になってきた。何かヒントがありそうだ。
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