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【金曜日】俳句、詩、創作物

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小説以外の創作物。主に詩など。
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2022年4月の記事一覧

俳句10句よんでみた part.22

俳句10句よんでみた part.22

なんでもない日常をなんでもない言葉で綴るだけなのに、悩むということが不思議で楽しいです。

2022.03.27

春爛漫勇気を出して外出す

内祝い観葉の鉢窓辺にて

穏やかな詩の調べやビオラひら

朝刊に花びらひらり猫欠伸

そわそわと和菓子箱開け花見かな

デカフェに猫の鼻つく花暦

小鉢色とりどり苺の花は白

タバコの香に敏感なる猫探偵

事務所裏猫の夜鳴きす春休み

猫語るドラマの真相寝

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俳句10句よんでみた part.25

俳句10句よんでみた part.25

4月16日の夜から17日の朝はピンクムーンでした。なんでそういうのか知りませんが、とりあえず明るい綺麗な月でした。
月がはっきりしていると星が見えないと言います。
朝方の明るい月は写真に写りませんでした。
朝日の反対側にある月。
朝日もやけに赤かったです。

特殊な月は写真にも写らないし、俳句によむのも難しいですね。

2022.04.11

青スジを横切りにするセロリかな

シャキシャキと太陽の

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【読書感想文】数年前のドラマの続きを原作で読む

【読書感想文】数年前のドラマの続きを原作で読む

NHKのドラマがDVDーBOX化する時代になりました!制作会社との契約次第なんでしょうけど。

5枚で20,900円ってDVDってそんなものなんですかねえ。普段買わないのでよくわかりません。しかし、原作ファン狙い打ちで、お値段お高くないですか?

ドラマというより原作を書かれている青木裕子さんのこのシリーズのファンとしては、買えない値段なので、うーんと唸ってしまいますね。NHKじゃなくて、民法で放

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俳句10句よんでみた part.26

俳句10句よんでみた part.26

おはようございます。今日も一日がつつがなく終わりますように。世界に少しでも早く平和が訪れますように、、、。

朝晩まだ冷え込みます。最低気温が10℃予想の時は、盆地は肌感10℃以下なんです。日中28℃最高気温の予想なら、30℃超えの場所があるんです。

盆地は雨も多いです。一年を通して雨音に慣れ、春靄や夏の陽炎や熱帯夜、冬霜に慣れて生きていきます。そんな風に育ったはずが、体調の悪さが否めません。

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第1204回 俳句のなかの野鳥  ⑶

第1204回 俳句のなかの野鳥 ⑶

https://vivre-media.jp/3838より引用の俳句

http://www.asahi.com/eco/gallery/110410_wild_animals/s24-1.htmlより引用の朝日に羽ばたくハヤブサ

   な〜は)  (94)  ナベヅル(冬)
  鍋鶴の ついばむときも 光なく (吉岡禅寺洞)
(95)  ニュウナイスズメ(秋)
  北よりの 入内雀 空おほ

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第1203回 俳句のなかの野鳥  ⑵

第1203回 俳句のなかの野鳥 ⑵

https://vivre-media.jp/3838より引用の俳句

https://hokusetsu-wildbirds.blogspot.com/2019/11/blog-post.html?m=1より引用のぶら下がるキクイタダキ

   き〜け)  (47) キクイタダキ 松毟鳥(冬)
  注釈 まつむしり キクイタダキの別称。
松の緑をむしるとされる。「菊戴」と呼ぶ場合は、菊

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俳句10句よんでみた part.24

俳句10句よんでみた part.24

青い蝶が羽ばたいているようなこの花は!
かつての池をもういっそ畑にしようと草を払って、大根を植えたら蘭の葉っぱが出てきたのが2年前。
とうとう30年振り?に蘭の花が群生して花が咲きました!!
もう一つ花が咲かない蘭の葉があるのでどっちがどうか分かりませんが、母がいうにはえびね蘭です。
大した世話をしているわけではないですが、埋まっていた池の石垣だったらしき岩をせっせと退かした甲斐がありました。

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俳句10句よんでみた part.23

俳句10句よんでみた part.23

元々ルールも分かっていませんが、多分春を詠むのが一番苦手です。
花が咲き気候はよく、色とりどりでどこもかしこも絵になってわざわざ詠む必要を感じないのかもしれません。

2022.03.31

春雪のとろりどろりと凝る庭

昼起きに味噌汁の具はセロリかな

猫の虫追い詰めている朧かな

山並みにまず椿置く山の民

猫の子見あぐ雨しとどなカラス

長雨に咲かず散る桜踏むヒヨ

ミモザ咲く玄関で外出準備

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俳句|大塚凱

俳句|大塚凱

疑存島卒業の頃からずつと工事の駅

猫の子の死後に買ひ足す皿一枚

掃きまはす埃に蜂の脚からむ

闇ていねい夜を囀らないやうに

或る春のくるま水漬けばみんなのもの

スカーフは水が好きならさすらふと

夜桜や遊具の上のおとなたち