【読書感想文】数年前のドラマの続きを原作で読む
NHKのドラマがDVDーBOX化する時代になりました！制作会社との契約次第なんでしょうけど。
5枚で20,900円ってDVDってそんなものなんですかねえ。普段買わないのでよくわかりません。しかし、原作ファン狙い打ちで、お値段お高くないですか？
ドラマというより原作を書かれている青木裕子さんのこのシリーズのファンとしては、買えない値段なので、うーんと唸ってしまいますね。NHKじゃなくて、民法で放送してレンタルビデオにしてほしい・・・。民法ならそのうちAmazonprimeビデオになったかもしれないのにな・・・と思ってしまいました。
人間の心理描写が非常にうまい作家さんだと思います。心象風景から情景まで見えるんです、場所の詳細を描かなくても。この方の恋のドレスシリーズがとても好きでした。
主人公が実年齢以上に精神年齢が高めで常識がありすぎるかな？と思わないではないのですが、その矛盾を補ってあまりあるくらいの臨場感があるんです。人間関係の複雑さをドロドロ感を出しすぎずに上手く書かれるんです。落ち着いて読めて共感できて、でもファンタジーとしての爽快さもあって、、、。そう、ファンタジー感もこの作品にはまだ残っていると思いますね。もっと現代小説よりにこれからなられるのかもしれませんが、これがこの方の持ち味という気がします。どこから目線なんだという偉そうな感想ですが。
事務職の女性をまるで半沢直樹を彷彿とさせるように描くなんてありそうで、なさそうな設定です。まるで社内探偵なんです、主人公が。
いつも佳境という感じですが、９巻もまた気になる感じで終わってしまいました。
DVDは無理ですが、続刊を気長に待ちたいと思います。
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