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短編 ほっこり恋編

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ちょっとした合間、文字を読み時に是非どうぞ 読んだあと、その後の物語りを少し想像してもらえたら 嬉しいです。2人の恋模様を、どうぞ
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久しぶり

久しぶり

見栄って怖い。
普段面倒な時は眼鏡なのに
ここぞと言う時は絶対にコンタクト


髪の毛だってネイルだって完璧にしたい
お化粧は時間をかけて
ナチュラルに見えるメイク


鏡の前で笑ってみる。
大丈夫。可愛い。
心でそう唱える。


油断して少し太ったからお気に入りの
スカートは履けなかったけど
まあまあなスタイル



誰に何を見せたいのか
自分でも分からない。

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シーソーみたいな2人

シーソーみたいな2人

『久しぶり。』たった5文字の言葉
これを言うために何度も練習した
口から出てきた“久しぶり“は
案外すんなりいままでで1番自然だった。



僕と君はシーソーのようだった

初めて会ったのは中学の時
眼鏡をかけたおとなしめの女の子だと
勝手に思っていた

高校に入って眼鏡を外した君は
よく笑う普通の女の子だったけど
僕より少し大人な気もした。

大学生になった僕と君

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君と石

君と石

河川敷で君は言った
『知ってはいたんだ、彼女がいるって。いやぁフラれちゃったなー。』


僕はたまたまその場に居合わせただけだから
何にも言えずに黙っていた。



君は石を摘んでは少し前に投げる仕草を繰り返していた


僕がいるから泣けないのか
僕がいるから泣かないでいれるのか…


『なぁ三島、どこまで飛ぶか投げてみようぜ』
僕は君に提案してみた

君は少し僕の顔

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コーヒー

コーヒー

『君はいつもそうやって僕を責める』

私が責めてるんじゃなくて、
あなたがそうさせてるのよ。

『それは誰の心配?何が気になるの?僕?君?それとも…世間の目?』

しょうがないじゃない。
心配性の私はどうしても色んなことを考えてしまうのよ。

『1人でいる時間も欲しいんだ』

私だって欲しいと思ってるけど
お互いのタイミングが合わないだけよ。

『すぐにそうやって怒るよね。』

あなたの言い方も酷

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騙された

騙された

これは騙されたってことだよな?
そう思って良いよな?
俺は自分の心に問いかけた。


『なーお前って騙されたってどういう時に思う?』
昼休み隣にいた同級生の上野に俺は聞いた。
『あー?なん?お前誰かに騙されたの?』

上野はパックジュースのストローを口に加えて俺を見ながら話した。
『いや、そーゆーわけじゃないんだけど、お前ならどんな時“うわっ騙された“って思う?』

『うーん。そ

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『はやり』 ショートストーリー🍒

『はやり』 ショートストーリー🍒

『あーこれもなんか可愛くない。これもイマイチ』
私物を整理しながら呟やくと、その様子を隣で見ていた蓮が笑った。

私は昔から飽きっぽい。
そして惚れっぽい。
だからいつも物がたくさん増えていく

なので時々断捨離をする。
まぁ断捨離といってもフリマアプリに出品することなんですが…

『私ってダメなやつだよね。』
私の問いに蓮がこっちを見て聞いた。
『なんで?ダメなやつ?』

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『別れの予感』短編小説🌸

『別れの予感』短編小説🌸

桜はまだ咲いていないが
卒業式シーズンはすぐそこまできている。
私は床の上に寝転ぶと、窓の外の雲がゆっくり流れていく様子を見て呟いた。
『あーもう嫌になっちゃう。』


『これ返すよ。もう必要ないから。』
鍵を差し出された。
『なんで?本当にもういらないの?』
『うん。ごめん。もう…必要ない。』
そう言ってその場から去った後ろ姿。
勝手な奴。
手のなかの家の鍵がやけに重たく感じ

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