ドレスコードは、”BATIK”
インドネシアに赴任して間もない頃に、会社の会長と社長とわたしの三人でスマランの日本料理のレストランに食事に行ったことがある
その席上で、2人にこうアドヴァイスを頂戴した
ー”いずれにせよ早い段階で”BATIK”は買っておいたほうがいいよ”
BATIKー
いわずと知れたインドネシアの伝統服のことだ
わたしは実はこの地に赴任するまではBATIKに関しては、存在そのものを知らなかった
冠婚葬祭すべてに着ていくことのできる優れた伝統服で、それは日本でいうところの着物と同等の格式を持つ、インドネシアの伝統服
あるいは、会長および社長からアドヴァイスを受けずとも、いずれ自分で買っていたに違いない
ファッションそのものに興味があるのと、BATIKがもたらす魔術的な柄がとても面白いと感じていたからだ
市内には大小無数のBATIKを扱う店があり、伝統を重んじる老舗の高級店から若手デザイナーが遊び心をふんだんに盛り込んだデザインなど様々で、価格帯は1,000円~数十万円とかなり幅広い
今ではすでに5着(すべて長袖)を所持しているが、しかし最近はほとんど全く着ていない
やはり、日本人にはいささかデザインが強すぎるのだ
そして今夜は、このBATIKをドレスコードに指定された日本人の送別会へ
残念ながら近々にここインドネシアから完全撤退される異業種の日本企業の駐在員のみなさんとそのご家族、総勢10名以上でスマラン市内の高台エリアにある韓国焼肉の老舗
<Chung Gi Wa>へ
寂しくなりますが、インドネシア赴任お疲れ様でした・・・
日本でいずれまた、お目にかかりましょう