あああ

編集。ボツになったコラムや思ったことを供養のため載せます。

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最近の記事

「TM」と「ファイトクラブ」の話

大人になって今さら知ることって多い。 私はつい数年前まで、「Iron」という英単語を「アイアン」ではなく 「アイロン」と読むと思っており、 ヘヴィメタルバンド「IRON MAIDEN」を「アイロンメイデン」と呼び、 みんなが言っている「アイアンメイデン」というのは また別のバンドだと勘違いしていた。 もともと軽音部なのに。 最近、というか今日、新事実に気が付いた。 「TM NETWORK」と「T.M.Revolution」って違うバンドなのね~…。 どおりで「TM NE

    • 後・まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話②

      前に更新したのが8月なのでいつの間にか2か月以上経過してしまった。 読んでない人向けにさっくりご説明すると、 10年以上前に付き合った元カレの、 ブロックされているSNSに電話をかけ続けて5年以上。 すでに形骸化した、毎月数回電話をかけるという儀式の中で、 奇跡的に返信が帰ってきた! そして、夜に飲みに行かないかという連絡、 自分、どうする?????という流れである。 そのため今回のお話は、その後飲みに誘われて… の話である。 結論から言おう。 い…きました!イってはな

      • 《奇跡》後・まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話

        最近安野モヨコ先生の「ハッピーマニア」という漫画を読んで、自分が生まれた1995年の連載作品にもかかわらず、非常に共感というか、ブッ刺さってしまい、現在連載中の「後ハッピーマニア」にタイトルをなぞらえてしまった。 まあそんな話は置いておいて。 私はちょうど1年ほど前に、いてもたってもいられなくなり、5回に分けて痛々しい文章を投稿した。 あの時はこれで自分の気が晴れるのか、気持ちの整理をして過去の恋人と決別できるのではないかと淡い期待もあった。 だが、忘れられる気配は一向に

        • 慶応・早稲田が何歳になっても私の人生に立ちふさがってくる(気がする)

          会社で仕事ができる人、だいたい慶応か早稲田出身。 そもそも会社の人口の3割くらいが慶応か早稲田。 尊敬する会社の先輩も慶応。 (東京の会社だからかもしれないが、都内に早慶出身者はびこりすぎ、適当に石投げれば当たるくらいいる) 気になっている同い年のライター、早稲田出身。 トリプルファイヤー、シャムキャッツ、早稲田のバンド。 早稲田出身の人は自分が早稲田出身だということを言いたがる。 バンドで対バンしてかっこよかったバンドも慶応の軽音サークルのOB/OGのバンド。 同

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話⑤

          続きです。 私はAさんのことを忘れられたわけではもちろんなかった。 私は未練がましくも、LINEブロックされた3年前からこのように… 月に数回は欠かさず電話をかけていた(ヒエッ)。 それは、万が一にもどこかでAさんの気持ちが変わってブロックを解除していて、また連絡できるようになっていないか、という可能性にかけてのことだった。 もちろん今に至るまでも既読が付いたことがないのだが。 時は一気に現在まで進む。 Aさんがオリジナルバンドを続けているのは風のうわさで知っていた。

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話⑤

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話④

          続きです。 別れた後もAさんとはたまにご飯を食べに行ったり、私が無理やり遊びに誘ったり、就活時期には宿としてAさんの家に泊まらせてもらったり、 そういった関係が続くのかと、勝手に自分だけは思っていた。 しかしぬるーい関係は自分が大学を卒業したあたりであっさり幕を閉じる。 私が事あるごとに電話をしたり、しつこくLINEしたりしていたことに嫌気がさしたAさんが私のLINE他SNSをブロックしたのだ。 私はAさんへの連絡手段を突然失った。 それはAさんも本気で嫌がってはいないだ

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話④

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話③

          続きです。 今思えば私の行動は明らかに救いようのないバカで中二病で、どう見ても全部間違っていた。 でも、馬鹿な私にはそれがわかっていなかった。 Aさんは優しかった。優しくて、私を大切にしてくれた。 だから、それがどれほどのものなのか、自分に自信がなかった私は当時Aさんに愛されることに調子に乗っていた私は試してみたいと思ってしまった。 具体的には、気になる男性の存在や浮気をほのめかし、時には他の男性の家に泊まりそれをAさんにわざわざ報告したり、Aさんに他の男性とのLINE

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話③

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話②

          続きです。 新歓のみ会でカナダのプログレバンド「Rush」が好きだといった私に、サークルの上級生の誰かが引き合わせてくれたのが、Aさんだった。 Aさんは当時3回生、サークルの幹部をやっており、最初話すときに身構えたが、物静かで落ち着いた雰囲気を醸し出す人だった。 音楽に詳しく自分と同じギターを担当していたので、ひとしきり話した後、 少しぼーっとしていると、Aさんは自身のパーにした手を見つめだした。 「どうしたんですか」 と聞くと 「何もやることがなくなると、つい手のひらを

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話②

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話①

          最初に言っておきたいのが、私は今が決して不幸ではなく、人生の中で満ち足りて幸せとさえいえるということだ。 ここに来るまで長かった。私は成功と引き換えに今でも初めての恋人を忘れられない呪いにかかっている。 約10年前の過去の話をする。 高校卒業まで住んでいたのは田舎だった。 閉塞した何もない街で、抑圧的な両親のもとに育った。 人間関係が居心地悪い高校、そして大学受験のプレッシャーで私はすり減りきっていた。 受験に失敗して関西の私立大学にギリギリ引っ掛かった私は、両親が決めた下

          まともな人間性と引き換えに失恋を10年引きずる話①

          映画「A」「A2」を観て書籍「A」を読んだ

          寝食を忘れる映画というものがある。 自分は見た映画の記録を残していないので、前はどんな映画に夢中になっていたかは忘れてしまったのだが、「A」は間違いなく寝食を忘れる映画だった。 断っておくと、自分は地下鉄サリン事件以降に生まれた世代だ。だから当時のことはニュースでしか知らない。 当然ニュースではオウム真理教の凶悪性が喧伝され続けていたため、先入観があったはずだったのだが、見終わった後は自分のオウムに対するイメージが、180℃変わってしまうほど大きな衝撃を受けてしまった。 そ

          映画「A」「A2」を観て書籍「A」を読んだ

          卵巣腫瘍ができたよ!②

          の続きである。 そして入院当日。 必要は荷物を大きなリュックに詰め、しばらくシャバともお別れかあ、となんとなく感慨にふけりながら病院の門をたたく。 入院前のPCR検査(初めて受けた)を経て、入院病棟へ。 少しでも入院費を浮かせるために、保険適用で差額がかからない相部屋を希望していたが運がよく空いており2人部屋に入ることになった。 入院当日は検査のみなので、特にすることがなく持って来たPCとIpadでひたすら仕事を進める。 自分の上司も行っていたが、病室では本当に何

          卵巣腫瘍ができたよ!②

          卵巣腫瘍ができたよ!

          タイトルの通りである。 久しぶりにnoteを開いている現在は12月15日の終わり、2021年はちょうど95%コンプリートされている最中だそうである。 今年は転職以外にも出会いや別れ、その他ここには書けないような様々な出来事があった。その中でも、2021年下半期振り返って間違いなくビッグイベントだったのは入院である。 異変は9月末にさかのぼる。 ある程度の都市に住んでいる人は見かけたことがあるかもしれないが、私は「シズラー」というファミレスが大好きだ。 シズラーはハワイ

          卵巣腫瘍ができたよ!

          村上春樹臭さムンムンのロードムービー

          「ドライブ・マイ・カー」 映画の存在は知りつつも特に興味をひかれず、見る予定はなかったのだが、たまに一緒に映画に行く友達に誘われ日比谷TOHOシネマズで鑑賞してきた。 私の感想はひとまず置いといて、観賞した人はみな口をそろえて「とてもよかった」という。正直に言えば私にはどうもそう思えなかったのだが、どうなのだろうか? ネタバレを避けるため大したことは言えないのだが、今から映画出「う~ん」となってしまったポイントを解説してみる(個人の感想です) ①ストーリーの都合のよさ

          村上春樹臭さムンムンのロードムービー

          過去の自分から手紙が届いた

          脳みそとは不思議なものだ。 ことの発端は数年前に届いた一通の手紙だった。 いじめられていたとかではないのだが、私にはなぜか小学校・中学校時代の記憶がほとんどない。高校時代まで来ると、誰と仲が良かった・何が嫌だったなど覚えていることもそこそこあるのだが、小中時代はわずかに断片的な記憶を残して空白なのだ。 脳は嫌な記憶を積極的に忘れようとするらしい。私の場合、トラウマかどうかも分からないが消えた記憶は自分にとって決して幸せな時間とは言えなかったのだろう。 その手紙はもとは

          過去の自分から手紙が届いた

          T〇der一人目がガチのサイコパスだった件

          数あるマッチングアプリ最も悪名高い「T〇der」。 もともとヤリモクが多いイメージがあったので、ほかのアプリはやったことがあったもの、T〇derだけは頑なにインストールしまい、と(マッチングアプリをいろいろ試していた自分がいうのもアレだが)最後の矜持として避けていた。 そんな時、友人から紹介されたweb漫画を読み… 興味に負けてしまった。 言い訳にはなるが、現在は特に恋人やセフレが欲しいわけではないのだが、ライブを見に行く友達や同性の友達が欲しかったというのもある。

          T〇der一人目がガチのサイコパスだった件

          再就職と不安ファーレ

          次の会社に入社する4月1日まで、とうとう2週間を切ってしまった。大学時代を人生の夏休みと呼ぶのはたまに聞くが、今回の1か月半以上の有休は、私にとって過ぎ去った第二の人生の夏休みそのものだった。今度こそ、もう二度と来ないだろうなあ。本当に暇なので、SNSに流れてくるタイムラインを追っていると、各々が仕事や就活を頑張ったり、今年卒業の友人たちは追いコンで集まったり、残り少ない大学生活を有意義に過ごし、きらきらと輝いているように見える。 自分はといえば、怠惰を極めた底辺ゴミクズニ

          再就職と不安ファーレ