「TM」と「ファイトクラブ」の話
大人になって今さら知ることって多い。
私はつい数年前まで、「Iron」という英単語を「アイアン」ではなく
「アイロン」と読むと思っており、
ヘヴィメタルバンド「IRON MAIDEN」を「アイロンメイデン」と呼び、
みんなが言っている「アイアンメイデン」というのは
また別のバンドだと勘違いしていた。
もともと軽音部なのに。
最近、というか今日、新事実に気が付いた。
「TM NETWORK」と「T.M.Revolution」って違うバンドなのね~…。
どおりで「TM NETWORK」聴いている時、
西川貴教なのに雰囲気違うなーと思ったよ。
今の今まであやふやだったけど、
人前で「TM」の話したことなくてよかった~。
令和生まれはともかく、Z世代とかゆとり世代とか、
2つの「TM」バンドの違いとか分かってるのかなと、ちょっと気になった。
全然関係ない話なのだが、
最近になってずーーーーっと見たかったけど見れていなかった
映画「ファイトクラブ」を見た。
最近、家で映画を見ることが多い。
なぜなら、あんまり友達と遊んでいないから。
なので、ここ1年くらい週3本くらいのペースで映画を見ている。
だが、数年前に見たアニメ映画「映画大好きポンポさん」に出てきた
「上映時間90分まで映画が至高」という教えを、
私はなぜだか忠実に守っており
(だがある意味的を射ていると思っていて、あまり長い映画は映画館でならともかく配信のPC画面で見ていると途中で集中力が切れてしまう)
長い映画はとことん避けて、2時間以内で見終われる映画を
チョイスし続けてしまっていた。
そのため、みんなが名作だと勧める「インターステラー」とか
「ダンサーインザダーク」とか3時間近くの尺の映画は、
「いつか見たいな―」と思いつつも、
とりあえずは放置になっている。
その中で「ファイトクラブ」は、私が好きな映画の一つ
「トレインスポッティング」と似た雰囲気を感じつつも、
2時間19分と、私の全体領域「2時間」を微妙超えてしまっており、
そこが私に鑑賞をためらわせる足かせになっていた。
だが、この3連休11/2-4は普段の休日に輪をかけて暇で、
気まぐれに見てみようという気持ちになったのだ。
果たして。
映画は面白かった。
それは危険なほどだった。
実際どういう映画かというと
アナーキストの映画だと思う。
「秩序と資本主義にサヨナラ」という感じだ。
私は割と人の意見であったり考え方であったりをうのみにして
影響を受けやすいのだが、「ファイトクラブ」は特に自分のような
大人中二病には危険な劇物だ。
自分も「生きる喜び」を最近確かに感じてない、
何か野蛮ことを通して、感じたいなと思った。
暇な私は今日一日かけて「どうしたらいいだろう」と考えていて、
やはり最初に浮かぶのは
「ギャンブル、大麻、セックス」。
「ギャンブル」は自分のケチ属性上、
ハマることはないとうすうすわかっており、
「大麻」も、学生の頃だったら「ああ~」という感じなのだが、
家族を失いたくないし、
嫌煙家の夫と結婚した私にはもはや、
タバコをくゆらせる権利すらない。
「セックス」に関しては全然ウェルカムながらこれも、
家族を失う危険があり
(とはいえ否応なしの流れがあれば)
とどのつまり、悲しいかな、
今の私は常識と倫理にがんじがらめの、牙を抜かれた犬なのだ。
あとは、暴力。
仕事をして寝るだけの生活だと、
立つ・座る・歩く・寝る
の4つの動作以外、基本的にしない。
誰かを思いっきり殴るなんてことはもちろん、
生まれてこの方やったことがない。
やってみたいが、相手がいないので誰か私と
「ファイトクラブ」してくれる方がいたら連絡ください。
果てに考えついたのが、
「エクストリームスポーツ」である。
これなら誰かに迷惑をかけることなく、
野蛮な方法で、「生きる喜び」を感じられるかもしれない。
とはいえ、バンジージャンプとかは怖すぎるし、と考えて
「パラグライダー」はちょっとぬるいけど、
現代人にはちょうどいいくらいなのかなと。
意外と長野や静岡でカジュアルにできるらしいので、
今年中には挑戦してみたい。
話がだいぶそれてしまったが、
「ファイトクラブ」が強烈な影響力でカルト的人気を
誇っているのもうなずける。
が、もし、自分に将来子どもがいたら
「ファイトクラブ」を見るのを全力で止めると思う。
そしてこの映画でも今さらの発見だったのだが、
みんなが言っている「ブラピ」ってこのお方だったのね。
めちゃくちゃかっこいい。確かにこれは推せるぜ!
そして60才の現在も変わらずかっこいい。
すごすぎる…
エンディングのピクシーズ「Where Is My Mind」もよかった。
崩れ落ちていくビル群のバックでこれが流れるとなんだかもの
すごいものを見ている気持ちになる。
あと、1999年の映画なのにちょこちょこ懐かしい画質のCGが出てきて、
個人的に地味にすこだった。
まとまっていないが、とにかくすごい映画だったので、
まだ見ていない人は要チェケ。
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