マガジンのカバー画像

一言集

75
ヨーロッパ史や日本の哲学について140文字で発言してみました
運営しているクリエイター

#歴史

自分の空いた時間を、麻薬的娯楽のためにも使いたくないし、奴隷的労働のためにも使いたくはない
社会における人間の在り方は、国家の姿そのものであると言える
人間が堕落すれば国家は崩壊するのだ
社会的責務を放棄することを自由と呼ぶのは、名誉を持たないことを利益だと述べるに等しい

ヴァイキングが目指したのは「未知の地」
ギリシャ人が説いたのは「無知の知」
アイヒマンが重んじたのは「ナチの血」

本居宣長の国学においては、「あらみたま」と「もののあはれ」が重んじられている
つまりは、「無知の知」を知り、「未知の地」を目指すのが日本の伝統精神であるということだ

産業革命を起こしたのはイギリスだが、近代製鉄技法を最初に開発したのはスウェーデンである
イギリスもヴァイキングの影響を受けた国家であるが、ヴァイキングは「ものづくり」に長じているということだろう
AD900頃にアメリカ大陸に到達しうる竜骨船を造った彼等は、優れた工業者であった

ナチスとは本質的に文明の力=炎と鋼の力よりも、宗教の力を重んじたカルト教団
彼等彼女等が二次大戦に勝てるわけもない
宗教家のヒトラーが出来ることは部下を騙すことだけで、外の人間には通用しない
プロイセン王国の強みはその砲兵部隊に存在し、フリードリヒ大王の文明力は当時無敵であった

現状の日本の停滞の理由は、受験教育が産業社会に必要なルネサンス自由思想を日本人から奪ったから
そうした受験エリートは産業時代以前の経済学を振りかざして喜んでいる
科学技術を知らない彼等は中世の神官でしかない
これこそがまさに中世ジャップランドというものだ
実質的江戸時代の文明退化

アメリカとドイツの違いは、前者にはイギリスのルネサンス思想が多少は存在している点だろう
であるが故に、アメリカは産業国家としてドイツにはない強みがある
ナチスの科学技術力は意外に大したことはない
実は当時としても米英の方が一枚上手であった
核技術もレーダー技術もドイツは微妙だった

共産主義国家が社会主義国家に負ける理由
共産主義のイデオロギーが産業を破壊するから
その実において、アメリカの発展は大圧縮の社会主義政策時代に存在している
アメリカこそが史上最強の産業国家である
アメリカは文化が存在しない情けない国だが、産業だけは超一流であった