あか | 僕の等身大日記

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最近の記事

偽りの僕

起床して間もなく家を出る。 満員間近の電車にはどんよりした空気が蔓延していた。 週に2回の出社。 社会人もどきの僕は、いつもその空気に身体が馴染まない。 毎日脳死で働くようになったら 僕もその空気がしっくりくるようになるのだろうか。 少し早めにオフィスに着いた。 朝ミーティングの前の10分間、なんの目的もなくパソコンを触る。 何を話せばいいのか分からないでいた。 最近、人と話すのが苦手になったかもしれない。 ここ2年弱、一人の時間が増えたからだろうか。 人間、使って

    • 他人に気を遣って疲れる、、

      人に気をつかうから疲れてしまう。 それはただ人の目を気にしているだけにすぎないんだと思う。 一見、周りをよく見ていて大人な人に感じるけど、 そうではなくて、圧倒的に子供のままなだけなんじゃないかな。 子供っていうのは自己中心性が高いってことね。 周りの人に対して能動的に働きかけることは成熟した人の言動かもしれないけど、それとごっちゃになってしまっていることも多いと思う。 ただ、自分がどう見られるかを気にしている要素が強いのであれば、 それはやっぱり自己中心性の表れだと

      • 僕はいつも、うっすら満たされていない

        最近ずっと思う。 "何かが足りない" 一体何が足りないんだろうね。 それが分かれば心も晴れるのにな。 そんなことを思う僕もいながら、 そういう問題ではないと優しく諌める僕もいる。 "これがあったら満たされる" そんなものなんてないような気がするけど、 僕は何かを求めずにはいられない。 だけど、何を求めているのかはずっと分からない。 表面的に求めていたり向かっているものがあっても、 それを通じて結局何を得ようとしているのかが掴めない。 それが気持ち悪いから、それを考えな

        • 感情を味わう、きっとそれだけなんだ

          人間は知覚の束である。 こんなことを昔の賢い人が言ったらしい。 帰納的に自分が出来上がっていくんだろうな。 はじめに"私"があって、その私が知覚をするのではなく、 一つ一つの知覚が始めにあって、それによって私が生まれる。 僕は結構しっくりくる。 量から質が生まれたり 経験をたくさんしてセンスが身についたりする感覚と一緒。 実験をたくさんして法則を導き出していくのも。 具体を繰り返すことで抽象が出来上がっていく。 「あー、この人怒ってる顔してるな」 こう思う人は、多

          僕はただ、大切な友達に囲まれていたい

          大人になっても友達と楽しい日々を送れるのだろうか。 不意によぎる寂しさに、僕の心が身震いする。 学生時代の友達は、 大体みんな仕事を始める。 仕事でいっぱいいっぱいになる人も多いだろうし、 職場での人間関係が毎日属する共同体になるんだろう。 僕はこれから、 取り残されて一人ぼっちの感覚を抱いていくのかもしれない。 僕はここ1年で、一人が好きになった。 一人でも楽しめるし、一人を好んだ選択をすることも多い。 だけど、ずっと一人はいやだな。 それは寂しい。 大人になっ

          僕はただ、大切な友達に囲まれていたい

          強さの檻から抜け出したい

          楽になりたいな。 そんなことを最近思うんです。 楽になれることが ある意味自己中心性からの脱却なんじゃないかなって。 ずっと力んで気張っている僕は ただの執着でわがままなのかもしれない。 「俺はこれをやるんだ」 「俺にしかできない、特別なことを成し遂げてやる」 こんな意思が最近小さくなってきているよう感じる。 存在感はすごいんだけどね。 なんていうんだろ。 いい意味の"諦め"みたいな脱力状態とは違うんだよね。 「そっかそっか」と微笑んであげられるようになったという

          強さの檻から抜け出したい

          僕はずっと矛盾している

          もうなんか疲れた。 込み上げてくるものの所在を見失い、 僕の力強い意志がゆらゆら揺らぐ。 どうでもよくなった感じ。 力が抜けた感じ。 決して絶望をしているわけではないけれども、 なんだか気張って力んでいる自分を労ってあげたくなってきた。 往生際の悪い、ねっとりとして離れない自我が 必死の形相でうめいている。 大声で叫んでいるようだけど、なぜか声は大きく聞こえない。 必死なのはとても伝わる。 矛盾した想いをいつも抱えている。 一向にスッキリもはっきりもしない。 ただ

          僕はずっと矛盾している

          未来なんて

          これからの僕は、いったいどうなっていくのだろうか。 最高の未来になっていたらいいなぁ。 なんとなく明るい妄想に浸り、今の意識が薄れる。 そんなこと言ったって、 所詮今の一つ一つの集まりが実を結んでいくだけ。 一見奇跡と思われるどんな事柄も、訪れるべくして訪れている。 直接的な因果関係が見つけられなくても、 これまで生きてきた集合があったからこその恵み。 「目に見えるそれ」であるのは偶然だろうけど、 たとえ「それ」がなくても他のそれと同じようなことが訪れているはず。

          負けの肯定

          22時まであと15分。 僕は手持ち無沙汰になる。 とりあえずショート動画を開いた。 絶え間なく僕を思考停止にしてくれる、 それなりにバラエティに富んだ縦長動画。 気がつくと22時を回っていた。 あとちょっとだけ。 そんな常套句を思い浮かべては脳を麻痺させ 時間がずぶずぶ溶けていくことに、 自分のメンツを保つための罪悪感を抱く。 そろそろ行くか。 そうして僕は走るための服に着替えた。 ここ数日、うっすら生活習慣を整えようと思っていた。 だが、なかなか理想には戻らな

          形ある自分

          自分に張り付く捉えられるもの。 顔。身体。服装。肩書き。スキル。お金。実績。 これらを "形ある自分" と呼ぼう。 形ある自分に対する自信は、 僕にどれほどの影響を与えているのだろうか。   こんな自信なんて偽りの自信だと思っていた。 本当の自信とは、そんなものに影響されない。 自己の存在意識が強ければ、他に依存しない自分でいられると思っていた。 例えば、「あの人が好き」という気持ち。 〇〇だから好きというのは、その人が好きなのではない。 そんな理由など関係なく、

          暇つぶし

          人生は暇つぶしだ。 そんなありきたりな主張を 確かにその通りだなと思って気分がどんよりする。 僕はそんな答えが欲しいわけじゃないんだけどな。 進化の前段階では苦しみが発生する。 今と変わろうとしているのだから炎症は起こるよね。 ずっと何か悩み事を探している。 それっぽい対象を探している。 やるに値する表面的には納得感があって自分を説得できるようなもの。 僕を盲目にさせてくれるもの。盲信させてくれるもの。 そんなものを継ぎ接ぎしては時間を消費していく。 集中する対

          ちょっとした違和感

          変わることは大切だと思う。 今の自分の執着しすぎることは進化にブレーキを踏むことだと思う。 今の自分が絶対正しいと思うことは ただの被承認不足であって自信があることとも違うと思う。 うん、そう思う。 だけどさ、自分への執着を無視して 共同体のなんとなくの空気感に身を預けるのはどうなんだろうな。 楽だなとは思う。わかりやすいストレスもないと思う。 どこかすっきりしない。物足りなさがある。 そういう気持ちはきっと残ってしまうんだろうけど。 共同体の中で自分はこうだと頭

          ちょっとした違和感

          掴めない信念

          僕には社会をこうしたいなんて強い想いはない。 こんな人を助けたいなんて美しい気持ちもない。 こうあるべきだと主張したいこともなければ 何か正解を知っているわけでもない。 かといって、自分がこうなりたいという強い欲があるわけでもない。 僕は何を求めているのだろうか。 どんなものを生み出したいと思っているのだろうか。 小さいことをしたいわけではない。 普通は嫌だ、誰でもやれるようなことは嫌だ。 そんな気持ちはある。 それやって何になるんだろ。 一つの選択肢が思考に浮か

          落ち着けよ

          結局さ、地道にやり続けてるやつが強いんだよ。 あれもやりたいこれもやりたい。 そういう気持ちは別に悪いことじゃないとは思う。 事実そう思えることはとても幸せなことなんじゃないかな。 だけどさ、そう言いながらの何も始めていないのなら、 それはきっと目の前の現実から目を背けているだけだと思うんだ。 少し手を出してはそれを止めての繰り返し。 雑食性のあるその態度は、まるで罠に捕まった獣のよう。 一旦落ち着け。 そう言ってあげたくなる。 そう言ったところでそこでは何も変わら

          心の底

          そして僕は表情を失う。 込み上げてくるものが皆、じっくり押しつぶされて息をしなくなる。 やがて、何もない無に立ち尽くす。 何をしようか。 そう問うことにももう疲れてきた。 何百回目だろうか。 いつもここに行き着く。 とりあえず目の前のことをやろう。 そう言って僕はまた歩き出す。 そしてまた、こいつにぶち当たる。 ただこれの繰り返し。 周りの状況も、僕自身の実力も確実に変わってはいるけれども、 根本の原因は一向に解決はされた気がしない。 この狭間に耐えられなくな

          普通のある夜 【生活記録】

          夜ご飯を食べた後の空白のひととき。 僕は何の目的もなく家の扉を開けた。 フラフラ歩いているとネオンを発するスーパーの看板が目に入り、 自然と僕の体が引き寄せられる。 どの菓子パンを買おうかな。 そんなことを頭に浮かべながらスーパーに入ると 少し高めのチョコが俺もいるぞと主張してきた。 一瞬目を奪われかけたが、そのまま菓子パンコーナーに向かう。 複数の菓子パンを凝視するも、なぜかあのチョコのことが忘れられない。 結局、抹茶チョコを買うことにした。 199円のそいつは、

          普通のある夜 【生活記録】