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強さの檻から抜け出したい

楽になりたいな。
そんなことを最近思うんです。

楽になれることが
ある意味自己中心性からの脱却なんじゃないかなって。

ずっと力んで気張っている僕は
ただの執着でわがままなのかもしれない。

「俺はこれをやるんだ」
「俺にしかできない、特別なことを成し遂げてやる」

こんな意思が最近小さくなってきているよう感じる。
存在感はすごいんだけどね。

なんていうんだろ。
いい意味の"諦め"みたいな脱力状態とは違うんだよね。

「そっかそっか」と微笑んであげられるようになったというか、
頑張れってその自我を応援してあげたくなるような感覚になってきた。

これが精神の成熟によるものなのか、
自分を押し込もうとする圧力によるものなのかは分かんない。

 

ここ8ヶ月くらいはアプリ開発をがっつりやってるんだけど、
最近案件をいただくことが増えてきたんだ。

ちゃんとそれらにコミットしたら
直近で言っても月30万円くらいは収入入るんじゃないかな。

それを続けていれば、自分のレベルも上がるし、実績も尽くし、
信頼や繋がりもできて収入は拡張していける気はなんとなくする。

そんな状況のこの頃だけど、
やっぱり「俺の思い描く何かを俺が創っていくんだ」って自我が
僕の根本に近いところで叫び続けてるんだよね。

自我自身はこれまでと同じくらいの熱量で叫んでいるけど
なぜかなんか全体として小さく薄くなっている感覚はある。

なんて言えばいいか難しいな。

 

決してさ、世の中をこうしたいんだって強い意思があるわけじゃない。
後付けでは色々思い浮かぶんだけどね。
自分で少なからず思っていることを誇張して、意義を主張することはできるって感じ。

この前ね、「君は小さい頃から色々恵まれてきたんだと思う」って言われた。
半分皮肉だろうけどなんか嬉しかった。
僕の家族や周りの人や過去を褒めてもらった気分で。

実際、僕の過去に"人生で成し遂げたいこと"に繋がるような大きな原体験があるわけでもない。

  

僕の自我の主張原理はいったい何なんだろう。

「俺が勝つ」みたいな自分の強さを示してきた反面、
やっぱりどこか寂しさみたいなものがあるのかもしれないな。

周りに対して、大体勝ち負けを考えてしまう。
負けたくない、勝ちたい、悔しいみたいなものがずっとあって、
勝つために何かをするってことが多かったから、
本当の意味で心を許せる、繋がる経験は正直なかったかもしれない。

サッカーのプレー中に関しては最後の方あったかもしれないけど。

僕の自我の「普通じゃない、すごくて面白いことをしたい」って気持ちは、
どこから来るんだろう。

僕は小さい頃から、「できる」方だった。
サッカーも上手い方だったし勉強もできる方ではあった。

だから、僕のアイデンティティは「優秀」みたいなところにあったと思うんだよね。

途中だんだん周りよりもサッカーが下手になってきた時が一番苦しかった。
だけど不思議とサッカーを練習しようとするエネルギーは湧いてきた。

これもアイデンティティが「周りよりできる」にあったからなのかな。

強いのが俺だ。

そんな価値観が染み付いているのかもしれない。
強くない自分は自分の居場所がないっていうか、ある意味自分が死ぬみたいな感じ。

表面的にアホキャラが大学生で多かったけど、それはなんか好きな時も多かった。
多分、「本当はすごいけど」みたいな前提を持っていたからなんだと思う。

今の僕が「優秀」というレッテルを剥がされたらどうなっちゃうんだろう。
プログラミングも全然できないし、頭もめちゃくちゃ悪い。

シンプルにより成長しようとする気がする。
優秀によって自分のポジションを見出そうとする。

それが僕が知っている、共同体の中でのポジションの確立の仕方だから。

 

話がダレてきた。

ただ僕は、人と芯から繋がりたいだけなのかもしれない。
損得なんて関係なく、自分を着飾らずに、ありのままでいられる相手。
たとえ僕が強くたって弱くなったって受け入れてくれる相手。
そんな共同体。
たぶん、本当の愛というやつ。

久しぶりの人と会う時も、
何かすごくないといけない、
何かすごいことをしていないといけない、
そんな脅迫感がある。

普通の僕だと受け入れられないと思っているからかな。
すごくないとダメだって思っているからかな。

強さを求めていくのは正常かもしれないけど、
強くないといけないっていう価値観は正常ではないと思う。

そこから抜け出したい。楽になりたい。
役立つか自分に有益かで人と関わっていたら相手もそういう人が多くなるだろうし、そういう目に触れていたら、
やっぱり強くないといけないって価値観に支配される。

人を損得、有益かどうかで見るんじゃない。
相手を人間として存在として興味を持って接している状態。

まずは僕が変わるのが多分大切なんだと思う。

自分の素直な想いを掬い取っていこう。




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