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2024年7月の記事一覧

流汗悟道

流汗悟道

夏といえば•••

いろいろあると思いますが•••

今の気分は「汗」です。

この季節、よく汗をかきます。

特別に汗かきだとは思いませんが、
やはり夏にはよく汗をかきます。

まだクールビズなんていう言葉が流行る前、
夏でもスーツにネクタイが当たり前でした。

あの頃、とにかく汗をかきたくなくて、

「どうすれば汗をかかないだろう」

って真剣に考えてたような気がします。

お坊さんになって、

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吃音画

吃音画

小さい少女が美術館に売られる。まだ物事がうまく理解できない。14歳の誕生日を迎えるまで、さしあたり入口のもぎりを手伝わされる。いよいよ少女がデビューする復活祭、養母代わりの老婆は永らく貯めてきたこづかいを少女に手渡す。この日のために夜なべしたドレスを見せる。「うわっ、お姫様みたい」と少女は屈託ない。さらに老婆は、横町に並ぶ店へ行くように、一級の身支度をするように、最後の助言を忘れない。そこで19世

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漂流洋室 No.72 「能登復興支援」

漂流洋室 No.72 「能登復興支援」

どんな記事が「漂流教室」に分類されるのか、
自分でも、もはやわからなくなりました。
だからなんでも「漂流教室」です。

さて、先日ヒロミさんとイオンでお買い物。
おお、イオンリカーで日本酒の試飲をしてるではありませんか!
私は運転手なので、ヒロミさんが試飲を!

能登は輪島のお酒「末廣」ですね。
中島酒造さん。
じつは、この蔵元さんには行ったことがあります。

2017年、金沢からバスと電車を乗り

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ゴジラ-1.0を観て

ゴジラ-1.0を観て

ゴジラというと、どうしてももう少し上の世代のもののような気がして、小さい頃に色々観たけれど、内容のほとんどを忘れている。

ただし、メカゴジラとの闘いは例外で、音楽だけはよく覚えているけれど。
つまり、ゴジラに対しては、すべてがぼんやりした記憶でしかない。

そして、時が流れて令和に入り、庵野秀明監督の「シン・ゴジラ」を映画館で観た。

それなりに面白かったが、そのぼんやりとした記憶がそのものがネ

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昭和・平成アイドル研究『特撮系のアイドルを探せ』

昭和・平成アイドル研究『特撮系のアイドルを探せ』

令和のアイドル業界はアイドル戦国時代が終わって焼け野原ですが、『アイドル黄金時代だった昭和』や『アイドル冬の時代だった平成初期』にはどんなアイドルがいたかを個人的忘備録も兼ねて振り返ってみる!間違いがあったらゴメン!あとアイドル運営やってる方には最低限の基礎知識です!

今日のテーマは『特撮系のアイドルを探せ』

いやね、もうね!私的には絶対花島優子!これは外せない!この歌唱力、曲もいい!バラドル

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【詩】酷暑

【詩】酷暑

酷暑

スイカの赤い果肉を
手掴みした時の微かなざらつきが
息をするのと同じくらい当たり前に
胸を締め付ける

脳が溶けそうなほど青い空と海で
人影のない海水浴場が光を超える
酷暑で外出自粛になるとは思いも寄らず
歌いながら水着と浮き輪の準備をした昨晩

朝から豪快に笑う太陽にぬか喜びさせられ
眠れないほど膨らんだときめきが
手持無沙汰な時間に
取り残される

灼熱化する地球の夏に奪われた楽しみが

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宇宙と新井素子さんと私

宇宙と新井素子さんと私

上記の写真は作家新井素子さんの「星へ行く船」シリーズの
第2作目「通りすがりレイディ」のレコードです。
新井さんと言えば、原作がドラマや映画になったりと、SF会の女王?!でした。

私が宇宙を好きになったきっかけですが、元宇宙飛行士の山崎直子さんと同じで「宇宙戦艦ヤマト」。それと「星へ行く船」シリーズも、その1つです。ヤマトの乗組員になりたかったし、星へ宇宙へ行きたくなりました。
今でもそれは変わ

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自己紹介♡

自己紹介♡

初めまして。

今回初めて投稿します【柚】です。

noteを使うのは初めてなので緊張です💦

色々な人の投稿も沢山読みたいと思います。

自分でも沢山の記事を投稿してみようと思います。

一番最初は何を書いて良いか迷います・・・・

最初なのでまずは自己紹介から書いていこうと思います✏

~柚の自己紹介~

🍀職業:事務員

🌸年齢:20歳くらい(笑)

🌹性別:👩

🌻趣味:食べ歩

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国内メーカーの安いコンデジが絶滅していた

国内メーカーの安いコンデジが絶滅していた

キッズケータイで電車の写真を撮るのにハマっている小2の息子の誕生日に、コンデジでも買おうかな、と思っているのですが、スマホの普及に伴い国内メーカーの安価なコンパクトデジカメ(コンデジ)は絶滅状態。昔は1万くらいで手頃なのが国内の各メーカーから出てたんですけどね、、、、。

国内メーカーで1万円台というと、ケンコー・トキナーが出しているくらい。創業60年を超える、結構歴史のある企業のようです。

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二十四の瞳 (1954) 松竹

二十四の瞳 (1954) 松竹

木下惠介監督

これほど多くの童謡・小学唱歌が 使われた作品も
珍しいのではないでしょうか。

埴生の宿、七つの子、村の鍛冶屋、荒城の月、浜辺の歌、仰げば尊し・・・

この作品を 何べん観たか分からないくらいですが
そのたびに こういう歌が
やがては消えていってしまうのかと 寂しい気持ちになります。

          〇

昭和三年の春 新任のおなご先生として
香川県小豆島の
岬の分校に

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丹下左膳余話 百万両の壺 (1935) 日活京都撮影所

丹下左膳余話 百万両の壺 (1935) 日活京都撮影所

山中貞夫監督

28歳の若さで夭逝した
天才監督と言われた 山中貞夫。

サイレント映画からトーキーに移行する時期に活躍し
わずか5年の監督キャリアの中で
26本の作品を遺しました。

しかし今、現存するのは
本作と『人情紙風船』『河内山宗俊』の三作だけだそうで
私は三作とも観ましたが
この『丹下左膳・・』が 一番、好きです。

ある評論家が
脳髄が痺れるほどの「神品」と 仰っていましたが
なる

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洲崎パラダイス・赤信号 (1956) 日活

洲崎パラダイス・赤信号 (1956) 日活

川島雄三監督

1963年(昭和38) 51本の作品を遺して
肺性心により45歳で亡くなった川島監督。

川島監督は20代の頃から
筋萎縮症の症状が 徐々に表れ始め
歩行にも多少、障害を有していたそうですが

大学卒業後、難関を突破し入社した松竹では
生活のために プログラム・ピクチャーと言われる
コメディ映画を量産。

その後、日活に移ってから撮った
1956年『洲崎パラダイス・赤信号』 19

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影を測る*

影を測る*

煌々とまばゆい照明の下、天秤計りは鎮座する。実物の北極熊でも測れそうな大きさだ。その部屋へ、ヤトゥンバの血を引く者たちが集まってくる。新月の夜、ひっそりと世間は寝静まっている。整列したヤトゥンバの若者たちは、順に巨大な天秤計りに乗る。左側の上皿に乗ると、右側のそれにはすぐさま分銅が持ち寄られる。釣り合いをとるのだ。大小さまざまなバーベルの分銅で、微細な単位まで目盛を読み取る。次には照明を落とし、真

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