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To be honest
すこしだけ眩暈がする。街灯を眺めながら、冷めた夜風にあたっていると、世界がベランダに縮小されて、すべてがどうでもよくなってしまう。早すぎた下駄が裸足を叩く音がする。わたしの貧乏ゆすり。何万回やっても、人とつながりつづけることは私には難しい。今日言われたおめでとうの数が、去年からの成果。1年後にはまた、ぜんぶ遠くなっている。真っ当に祝われるのは居心地が悪くて、忘れられてるくらいなほうが、何故かほっと
もっとみるneutralmonaural
思い出しちゃったなんで文章書いてるか、劣等感まみれの私、世界に対して怒ってるけどそれってわたしに対しての怒りだよね。なんで認めてくれないのって、世界にゆって、自分に対して駄々こねてる。「ばかじゃない? あきらめな」って言われたほうがまだはやい、鋭い感情を持て余したからわたしは表現をはじめた、これからもかわれない認めないなら一生、創造をつづけていくべきだとおもうそれしか生きる道はない。
他者になり
Escape from luv
からだが重力に逆らえず、沼地を歩くように足取りが重たい。やっと便器に腰をおろした彩伽は、先程まで自身の肌に張り付いていた布をみて絶望した。処女雪のようにまっさらな敷きものに、鮮血が3滴ほど滲んでいた。鉛のような腕を持ち上げて、大きめのものを手に取った。それを下着に敷いている間も、彩伽の身体は病原菌に滅亡させられるような心地だった。やっとの思いで布団のなかへ潜り、脇に挟んだものを確認すると103.
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