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効果的にタンパク質をとるには?【栄養ノート vol.3】
みなさんこんにちは。
今回の"栄養ノート"は
タンパク質を効果的にとる方法
について書きたいと思います。
タンパク質の重要性(おさらい)
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人間は絶えず身体の中で
「代謝」を繰り返しています。
代謝とは、からだに入った栄養素をエネルギーや生命の維持に必要な物質に変える作用のことをいいます。
糖質、脂質はエネルギーを生成する代謝に使われます。
一方、タンパク質は"からだの素となる材料"を作り出すための代謝に使われます。
体内に入ったタンパク質は、代謝により古いタンパク質と置き換えられていきます。
しかし、不足すると使い古しのタンパク質を分解、リサイクルし、足りない部分を補おうとします。
このリサイクルされた古いタンパク質が
不調、慢性疾患の原因となります。
ですから、健康的な生活を送るには
毎日必要なタンパク質量をとることが
重要です。
タンパク質を効果的にとるにはプロテインがオススメ
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栄養ノートvol.1 にも書きましたが、毎日の"食事"だけで理想のタンパク質量を摂るのはなかなか難しいと思います。
健康の維持、病気の予防のためは
体重1kgに対し、約1gのタンパク質を摂取する必要があります。
これが1日最低限の量です。
体重60kgの人なら、最低60gのタンパク質を摂らないといけません。
オススメは
プロテインを飲んで足りない分を補う
ことです。
これなら、無理に肉を食べる必要はありません。
でも、プロテインって運動している人が飲むものじゃないの?という考えをお持ちの方も多いと思います。
私もそう考えてました。
プロテイン(protein)とは日本語でタンパク質を表します。
プロテインはタンパク質を抽出した栄養補助食品です。
なので、普段の食事にプラスして取り入れても問題ありません。
これにより、健康的な生活を維持できます。
タンパク質は分けてとった方がよい
からだにとって重要なタンパク質。
一度にたくさんとっておけば大丈夫、
と考えている人はいませんか?
これは🆖です。
1度に吸収できるタンパク質量には
限界があります。
タンパク質を1度に摂取できる限界量は
「体重×0.7g」とされています。
例えば、体重60kgの人の場合は
「60kg×0.7g=42g」です。
それ以上を体内に取り込んでも、
吸収ができずに体外に排出されます。
ですから、肉をたくさん食べた時などは、
同時にプロテインをとる必要はありません。
むしろ、吸収率がわるくなり、
腸内環境が悪化する原因になります。
一度にたくさん摂取するのではなく、
なるべく分けてとる。
これを意識し、タンパク質をとってみてください。
プロテインを飲むオススメの時間帯は?
基本的にはいつ飲んでも構いません。
ですが、先に述べたように1回の限界量があるため、分けて飲む方が効果的に身体に吸収されます。
特にオススメの時間帯は
①就寝前(30分〜2時間前)
②起床後すぐ
です。
①就寝前(30分〜2時間前)
人は寝ている間に成長ホルモンが分泌され
からだを修復します。
この成長ホルモンにもタンパク質が使われます。
就寝前30分から2時間前にプロテインを摂ることで、タンパク質の枯渇を防ぎます。
②起床後すぐ
起きてすぐは体内の水分や栄養素などが枯渇した状態。
タンパク質は夜寝ている間にからだの修復に使われます。
よって、朝は体内のタンパク質が空っぽになっています。
起床後すぐにプロテインを補給することで、
効果的にタンパク質を補うことができます。
まとめ
タンパク質を効果的にとるには
普段の食事+プロテインがオススメ。
そして、摂取するタイミングをなるべく分ける。
これを心がけてみてください。
それでは、また。
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