ごめん、(でも…)
「あとちょっとだけ残れない?」
残業中、最低限やることはやったしと抜け出そうとしたらバレて引き留められた。
「あ~…(手伝いたいけどももう疲れた…)」
煮え切らない私の返事に
「あっ、わかった大丈夫だよ」
と、引き下がらせてしまった。
「ごめん、明日も私朝番で」
もはや謝るどころか弁解すらしてしまった、面目ない。
しかも私より残業してた同期に気を遣わせてしまった。
しょんぼり。私も残業続いてたけれども。
立ち仕事だし頭使うし、皆しんどいのにね。
ごめん、(でも…自分の限界が来てしまって)
ごめんの裏に飲み込んだ本音はこれだ。
社会人として最低限は仕事しているよ、
自分に割り振られた分はもちろん。
それでも、もともとHSP で感受性が強い上マイペースで生きていきたいワガママ野郎なので、嫌われてもいいから自分を優先してしまった…
申し訳ないって罪悪感が無いほど血も涙も無い訳じゃなくて。ここでひっそり言い訳すると、
自分が健やか・ご機嫌でいないと人助けも業務もままならないのだ。
限界を超えると私の場合、無になる。
無表情、無言。
もはや電池切れで機能しない。
もうひとつ、ごめんって一言言ってから申し訳なさでもう一度言いそうになったけど、余計許しを乞うことになってしまう気がして一言しか言えなかった。
じーこーけんおーわーわーわー
NHKみいつけたの歌『わーわーわー~はじめてのウソ~』宮藤官九郎作詞
が頭から流れてきたもん。自分の小ささにしゅん…
気を遣うし気にしいなのに逃げるから気に病むはめになるんじゃないか、自分のバカタレ
…反省
次は元気と体力があったらもっと手伝うね。
そんで一緒に帰ろう。
追記
今回のエッセイに出てきた歌を載せておきます。有名な曲も一部あるんですが、私が音楽好きで、何気ない偶然が素晴らしい作品に出会わせてくれることもあるなって思うのでここに。
巡り巡って誰かの新鮮な発見になりますように。
わりと斬新、童心にかえる曲。