CFOのキャリア形成:敬遠される仕事を多く経験し、多くを学んでしまうことが、他人との差別化として正解に近い
仕事をする上でも、誰もタッチしない業務(=評価されない業務)を
敬遠する人は多いです。
敬遠すること自体は敬遠した業務だけを見れば実に合理的な判断です。
評価されない業務をしても、
ポジションにも給与にも影響はしないからです。
一方で評価されないことも多く経験したら、それは大きな強みです。
なぜなら誰も経験したことがから、多くの人は実態を知らないのです。
実行してみれば簡単なことでも、
やってみるという基本的なことと失敗することが
怖くてできなくなってしまうのです。
よく傍流を歩んできたという記事や話を見聞きすることもありますが、
傍流にいた方の多くは何でも業務として経験をしてきたからこその
強みがあります。
評価される仕事はみんなが携わりたいので、出来る人が多いです。
出来なくてもアンテナを張っているので、なんとかなくコメントが
できてしまうということがあります。
敬遠される業務というのは、みんな知りません。
一部ということすら言えないくらいの人しか知らないのです。
むしろほっとかれている業務なので、自分でコントロールし放題です。
それなのに放置です。
こういう敬遠される業務を1つ2つでは強みにはなりませんが、
10や20も知っているとそれだけで価値になってきます。
困ったりトラブルになったら聞かれることも多くなるので、
職場でのプレゼンスも高まります。
また10も20もできるようになると汎用性も高まり、
全く新しい、経験したことのない業務でも、
なんとかなるというマインドも醸成されてきます。
なんとかなるというマインドは実はとても大事です。
なんとかなるように色々考えられることは、
仕事を成功させる確率を高めることができるからです。
不安を抱えて失敗するかもしれないと考えて進めている業務と
全く違う結果になります。