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ストレスは、ちょっとしたことで軽くできるよ

「いま感じているストレスは、100点満点で何点ですか?」

私たちは生きているだけで、ストレスを感じる場面に遭遇します。
あなたがそうであるように、カウンセラーである私ももちろんストレスを感じます。
例え精神科医であっても、修行を積んだお坊さんでもストレスから逃れることはできません。

ではなぜ、人類全員がメンタル疾患にならないのか?
それは、ストレスから受けるダメージが人それぞれ違うからです。

ちょっとしたことで大ダメージを受けるひともいれば、もう終わりだと思える状況でも笑っている人もいる。

この記事では、ストレスから受けるダメージを軽減する、たった1つの質問を解説します。

「いま感じているストレスは、100点満点で何点ですか?」

ストレスを感じたとき、自分にこの質問をしてみてください。
もう人生終わりだ。を100点、全くストレスを感じていない状態を0点として、今のストレスは何点でしょうか?

100点の出来事はそうそう起こりませんよね。多分人生で一度きりだと思います。
例え死にたくなったとしても、100点になるとは限りません。

0点はどうでしょう?全くストレスを感じていない状態もそうそうありません。
ちょっと空調の設定が合っていないだけでもストレスを感じませんか?

そんな風に、数字でストレスを評価してみます。

カウンセリングでこの質問をしてみると、だいたいの人は30〜70の範囲で答えてくれます。
「〇〇くらいですね」と答えた瞬間に表情が緩む人も多いです。
100点ではないと気付くだけでも心が少し楽になります。

ストレスを数値化する最大のメリットは白黒思考から脱出できることにあります。

ストレスのダメージを最大化する白黒思考とは?

白黒思考は別名 0か100思考、全か無か思考 とも呼ばれ、両極端に考えてしまう思考のクセのことをさします。

本当はバリエーションのある捉え方ができるのにもかかわらず、良い悪い、好き嫌いなどのように2択にしか見えなくなってしまいます。

白黒思考に陥ると、「100%の成功以外は失敗だと感じる」ようになってしまったり、ちょっとした悪い出来事にも「もう最悪…」と思うようになったりします。
世界のほとんどが悪だと感じる様になり、「最近全く面白いことが無い…」と思うようになります。

本当は大したことないストレスも、白黒思考になれば最大限のダメージに変わってしまいます。白黒思考はストレスまみれの毎日の原因になってしまうのです。

数値化の実践例

「ストレスを感じる。最悪だ…」と思ってしまったら、すぐにストレスの数値化をしてみましょう。

冒頭の質問「いま感じているストレスは、100点満点で何点ですか?」以外にも、ストレスを数値化する方法を紹介します。

・メーターを想像する
0から100までのメモリがあるメーターを想像してください。
そのメーターはどこを指していますか?

車のメーターのイメージ

・温度計を想像する

0度から100度まであるアナログの体温計を想像してみてください。
イライラしやすい人はこのイメージがわかりやすいかもしれませんね。

沸騰するまでの余裕がイメージしやすい

数値化とイメージ、どちらかわかりやすい方を使ってみてください。
私は温度計をイメージすることが多いです。

まとめ

・白黒思考になるとストレスのダメージが増加する
・ストレスを数値化するとダメージが減らせる
・100点満点の悪い出来事はそうそう起きない
・数値化が難しいならイメージ化してもいい

ストレスを数値化してみると、「案外たいしたことないな」と思えることが多くなります。絶望感や悲壮感が少なくなり、落ち込むことも少なくなるはずです。
なんの道具も必要がない簡単な方法なので、軽い気持ちで試していただけるとうれしいです。

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