2018年8月の記事一覧
組織人が外部コミュニティを持つべき理由
組織は時として悲劇を起こす。
内部にいる人間は、
自分や仲間の居場所を守りたいだけ。
そのために、時として、
外部から見れば不正や犯罪と呼ばれることに手を染めてしまう。
本人たちは、悪いことをしているつもりはない。
だが、気がつけば、
自分たちのトップが犯罪者として扱われ、
眩いフラッシュの中、こうべを垂れる。
近年、日本を代表する組織・大企業によくある一幕だ。
これが悲劇でなくて
『NETFLIXの最強人事戦略』 感想
この本は、NETFLIXがいかにして
「すばらしい仕事を短期間にやり遂げる、優れたチーム」を作ってきたを語った本だ。
正直、こんなにもブッとんだ本を久しぶりに読んだ。
ことごとく組織運営の常識からは外れている。
時間のない人は、第2章だけでも読んでほしい。
第2章は、
「マネージャーは自分のチームだけではなく会社全体がとりくむべき仕事と課題を、チームメンバーにオープンにはっきりと継続的に
スタートアップにおいて、課題にフォーカスしないということ
課題というバイアス
「課題解決には価値がある。」
「スタートアップはまだ言語化されていない課題を解決する。」
ここに疑いはあまりないように一見みえる。
リーンキャンバスの左上にも課題の文字が鎮座する。
しかし、ここであえて`課題`について考えてみると、
課題という概念そのものが持つバイアスが見えてくる。
あなたにとっては課題だけど
課題を考えると「Aにとっては課題でも、Bにとっては課題では
自分が見られない未来を見るには
人は、自分1人の人生しか生きられない。
パラレルワールドなんてものがあるのかは知らないが、
少なくとも、ぼくの認識できる未来は1つだ。
誰だって、
自分が見ることのできなかった未来を見たいのではないだろうか。
もしかしたら自分が辿ったかもしれない未来、
どう頑張っても自分には辿れなかった未来、
あるいは、自分が想像すらつかなかった未来。
そんな未来を見るためにはどうすればいいか。
新しいコミュニティブランディングのあり方を問う
そうしろと囁くのよ………私のゴーストがね。
by 草薙素子(攻殻機動隊)
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ぼくには検証したい課題がある。
「どこにでもいる誰かが、身近な面白い人をコンテンツ化して発信する世界が来る。
それが、新しいコミュニティ・ブランディングの形である。」
というものだ。
なぜなら、
自分のコミュニティにいかにすごい
個人と組織の不一致をなくす〜「ここ」でしか感じられない自分を「ここ」では感じられる
分人主義という考え方がある。
誰だって、自分の多面性を感じたことはあると思う。
親と暮らしてる自分、
恋人と過ごす自分、
友だちと遊ぶ自分、
会社で働く自分は、
どれも全部違うだろう。
これは、自分を偽ったり作ったりしているのではない。
どれも本当の自分で、
場面によって、
自分の中の異なる「分人」が立ち上がっているのだとする考え方が分人主義だ。
佐渡島庸平さんは、『ぼくらの仮説が
組織の情報流通量を増やす
生産性の高い組織、インタラクションが活発である。
メンバー間のやりとり(情報流通量が)が多いほど、組織内のチームごと部署ごとの情報格差は小さくなる。
組織のやりとりを多くするために、もっとも大事なのが安全・安心である。
安全・安心が確保されて、
1人では解決できないような、ある一定以上の難易度の課題がメンバーみんなに与えられている場合に、
組織内のやりとりが活発になり、情報流通量が多くなる。