自分が見られない未来を見るには

人は、自分1人の人生しか生きられない。

パラレルワールドなんてものがあるのかは知らないが、
少なくとも、ぼくの認識できる未来は1つだ。


誰だって、
自分が見ることのできなかった未来を見たいのではないだろうか。

もしかしたら自分が辿ったかもしれない未来、
どう頑張っても自分には辿れなかった未来、
あるいは、自分が想像すらつかなかった未来。

そんな未来を見るためにはどうすればいいか。

答えは簡単。

「自分以上の能力を持った他人に投資をする」

投資をするのは、
時間かもしれないし、
お金かもしれない。

あるいは、
他のものかもしれないが、
大切なのは、自分の何かを切って渡すことだ。

彼らはきっと、
ぼくが見られなかった未来を見せてくれる。

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そもそも、
人が一人でできることなんて限られている。

一人で知れることも限られている。

だから、
新しいことを知るためには、
他人の経験から学ばなければならない。


ぼくの経験できないことは、
周りにいる誰かが経験してくれればいい。


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当たり前のことだが、
他人の経験から学ぶためには、
情報共有がなされなければならない。

そして、
ただ共有されるだけではなく、
議論をし、己の経験をぶつけ合わなければ、
新しい智は生まれない。

経験は、経験のままでは意味がない。

自分と自分以外の他人の脳の中身をぶつけるためには、
ある程度以上の信頼関係が成り立たなくてはならない。

人は安全・安心が担保されている時に、
自分の考えを遠慮なく他人に述べることができるからだ。

そんな関係を他人と築くには、
まずは自分が持っているものを他人に与えることだ。

自分の経験とそこからの学びを他人に開示することだ。

だから、自分ができない経験から学ぶためには、
「自分以上の能力を持った他人に投資をする」
が重要なのだ。


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智は創発から生まれる。

自分と他人が滑らかに繋がり、
すべてをぶつけ合ったその先に、
新たな発見が待っている。

どんなに情報を共有しあったとしても、
ぼくと他の誰かが、
完全に分かり合えることはない。

でも、だからこそ、
完全には理解できない他人の中に、
あるいは、他人に完全に理解されない自分の中に、
まだ見ぬ何かを見つけることができる。

みんなのすべてをぶつけ合っても、
触れることさえできない領域に、
誰かが冒険すべきフロンティアがあることをぼくらは知る。

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与えるられるだけではいけない。

与えられるのではなく、共に創らなければ、
誰かの未来はぼくのものにはならない。

だから、
「自分以上の能力を持った他人に投資をする」
しかないのである。

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