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ぼくのきおくの書

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忘れてしまわないように。
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なにげなく1日が

キッチンのテーブルにノートパソコンを持ってくる。いつもは居間にあるテーブルで仕事をしているけど、今日は〆切が近いため気分を変えることにした。

左側に窓があるから、差し込んでくる光の向きもいつもと違う。やけに明るくなったキーボードを叩いて、なかなか進まない原稿に取りかかる。

修正を繰り返し過ぎて、わたしは何を言いたいのかわからなくなってきた頃に、娘が二階から降りてくる。

娘の休日はいつも昼過ぎ

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扇風機とストーブとラグいわたし

急に寒くなったので押し入れからストーブを引っ張り出してきた。ガスストーブなのでスイッチを入れるとすぐ熱風が吹き出す。暖かさが身にしみる。

ストーブの隣には扇風機がある。そろそろ片付ける頃かなと思いつつも、たまにあった暑い日の風呂上がりに風を浴びていた。数日前にも使った。

広い部屋でもないので、ストーブと扇風機が並んでいると、移動するのに邪魔である。かといって扇風機を分解して収納するのは面倒なの

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自己嫌悪嫌悪

ナイーブな自分をアピールして、そんな弱い自分を認めて欲しいというキャラに嫌悪感を持ちつつ、気がつけばそこに立っている。

こういう意思表示がまさにそうなっていて、もういい加減うんざりする。

かといってアクティブでポジティブな人間でもなく、気が小さいコミュ障である。わたしはどうすればいいのか。

わたしもいつの間にやら50歳。長年、そんな性格を変えるように努力してきたので、外面はそれなりに取り繕え

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終わらない雑談、どうしようもない不安

イベント最終日なのでお客さんが多く、慌ただしい1日。

知人もたくさん来店して、対応していたら、あっという間に時間が過ぎる。

忙しくて心に余裕がなかったけど、みんないつも通りにのんびり話をしてくれていたから、普段通りのわたしにみえていたのだろう。

顔や態度にでやすいタイプなので、うまく取り繕えていたようだ。

今日あった笑えた出来事を夕食の時に話したが、家族の反応が薄かった。かなしい。話術を磨

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日記健康法

知人がメールマガジンをしていて、近況報告が毎週送られてくる。メールで届くというのは、なんだか手紙をもらったようで新鮮だ。

知人は文章が上手くて、こんなにいつも自分の内面と向き合って日々を過ごしているのかと驚く。

長くて全文はなかなか読めないのだけど、誠実に日々を過ごしている言葉にふれると、わたしも意識的にならねばという気になる。

自分に意識的になるということが、自分を大切にすることなのかも知

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忘れていない

話し込んでいたけれど、あのことは話題にあがらなかった。自分の気持ちを伝えても何の意味もないことがある。

顔を合わせなくてもいい。いつまでもそこにいる。そんなわけもなく。

忘れていたことに気がつくのなら、それは忘れていなかったのだ。記憶の奥にしまっていただけで、忘れずにそこにあった。、

ほとんど何も知らない。55歳までの人生。その年に近づいている。

布団にもぐりこむ

車を運転して川の向こうのショッピングセンターの裏の工場まで行く。抱えていたものを受け取ってもらい身軽になる。

ほかにもいろんなものを抱えていたけれど、思い切って投げ出してみると、なんとかなった。

布団にもぐり込む姿をみて、小さな懸念が大きくなる。求められている期待がわたしにあるのだろうか。足の先がうごめいているのは、起きているからだろうか。

重いカバンを下げて歩いて帰ってくる。話さないことが

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そんな日

予報にあったように青空に雨雲が立ち込めてきた。雨の匂い。こうなると誰もこないから、ウトウトとする。

受けとってほしいのに、投げつける

海に沈めたものを、引き上げてくる

過ぎてゆく時間、流れゆく景色、留まる人、去りゆく季節、意味のない物語

うん

そうでもない

それはそう

なんかわかるよ

でもちがうかな

わすれてしまった

もういちどだけ

そんな気がしてたけど

内省的で自虐的でナ

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月の夜

寒暖差に体がついていけてなくて、グズグズとした一日を過ごす。

シャワーを浴びてそのままベッドで眠ると体が少し軽くなった。

今朝は自分のよわいところがさらされて心が小さくなっていた。こんなことばかりで、わたしはどこまで歩けるのでしょう。

月について書いた本を読む。若い頃に月について書いたことがあって、あの文章はよく書けていた。

月がわたしを照らす
指が月のかたちになって
あたながそこにあらわ

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文章を書きたくない

20代の頃は文章を書くことが楽しかった。話すのが苦手だったから。

わたしは子どもの頃から誰かに言葉で伝えようとしても、その場で咄嗟にうまく表現できなくて、悔やんでばかり。人見知りで、気が小さくて、自分の意見を伝えることを怖がっていた。

話したくてもうまく言葉がでてこないのではないか。恥ずかしい思いをするのではないか。その時は何食わぬ顔で聞いていても、心の中ではつまらない話だとバカにしているので

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生きる歩調

はやく動けば動くほど
まわりがゆっくり動いている
ようにみえる

きみはなぜもっとはやく動かないのかとぼくは思う
ぼくときみのあいだが離れていく

はやく動くぼくはきっと
はやく死ぬだろう
ゆっくり動くきみはきっと
かなしむだろう

ぼくはゆっくりと動けばいい
きみと同じはやさで動けば
世界は何も変わらない

何も変わらない世界でいつか
ぼくときみは一緒に動かなくなる

適切な仕事量が健全な心を生む

適切な仕事量が健全な心を生む

台風はジョギング並みの速さのため週始めの予測ではもう頭上にいたはずが、まだ遠くでうろうろしている。

しかも、勢力は弱まったとのこと。なので普段通りにお店を開ける。

ここ数日、仕事は多くはないのに、思うように片付かない。

わたしは仕事が許容量を超えるととたんにパフォーマンスが落ちるのだけど、余裕があるのも気が抜ける。わたしは仕事をするのに向いていないなといつも思う。

トラックは過積載が危ない

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夏の影

夏の影

この夏もいろいろなことをやり残した気がする。

夏を満喫した人も、そうでない人からも夏が過ぎ去ろうとしている。

夏に何かをやり残さなかった人なんているのだろうか。

会話

子どもの頃から感情を言葉にして伝えるのが苦手だった。あの時、ああ言えばよかったと後から後悔する。

学校からひとりで帰っている時に、頭の中で言葉にできなかった思いを相手にぶつけて、そこから始まる会話を繰り広げていたことが、何度もあった。

いつしか、文章に書けば言葉に出せなかった感情も表現できることに気づいた。ゆっくりと時間をかけて言葉を選ぶことができることが気に入っていた。

けれど、近頃は書き

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