風呂で不満が沸騰する
湯船につかりながら、今日あった腹立たしいことを思い返していると、怒りが増幅して危険なほどになることがある。
アドレナリンでも出ているのだろうか。ランニング中にも同じことが起きる。
お風呂はリラックスして心が安らぐ場所のはずなのに。確かにぼんやり何も考えていなければ、何も起こらない。けれど、わたしはいつもクヨクヨしているし、いろんなことがうまくいかなくて、不満をため込みがちだ。ひとりの時間は、そうしたことが脳裏に浮かんでくる。
子供の頃からいつも学校の帰り道に、その日うまく相手に言えなかったことを、脳内でどんな風に言えば良かったのか考えて、シミュレーションしていた。こう言えば、相手がこう言い返すから、ぼくはこう切り返して。
脳内だと、ぼくはいつも口げんか最強だった。でも、実際に相手に言えたことなんてない。
今ではそんなことはしないけど、ため込んだ不満があふれることがある。あの頃のように、心の中だけでも言い返したほうがいいのだろか。