根本原因②カンジダ菌・腸内フローラ(検査・治療編1)
治療分類:内科的治療・腸と炎症
担当医療ジャンル:
統合医療(オーソモレキュラー)
バイオレゾナンス
病態の解説は前章を参照してください。
【検査法】
尿中有機酸検査
オーソモレキュラーの尿中有機酸検査が、カンジダ属・クロストリジウム属や他の菌類の存在量(代謝物の量)をカバーしています。
もっとも確実なのが、その結果を見ることです。
カンジダは「イーストと真菌マーカー」に相当します。
尿中有機酸検査の詳細については ↓ の後半部を参考にしてください。
ただし、検査結果を臨床医に見せた場合の判断基準は人によって多少違いがあります。
以下は2ページ目の上部です。
1ページ目のカンジダ菌マーカー(イーストと真菌マーカー)の数字が正常値でも、「シュウ酸塩代謝物」の値でもってカンジダ菌の繁殖を指摘する医師もいます。
尿路結石の原因としておなじみのシュウ酸ですが、カンジダ菌の活動で増えるものでもあり、
値が高い = 繁殖の可能性が高い
ということです。
ちなみにカンジダ菌の生産するシュウ酸は有害金属と化合して、きわめてデトックスされにくい物質に変えてしまいます。
(リーキーガットからの水銀の侵入 → カンジダ菌のシュウ酸と結合 → 自然排出ができない、というのは発達障害の超王道パターンです。)
これもまた「治療のピラミッド」の最底辺に腸の治療があるゆえんの一つでもあります。
便総合検査
腸内フローラの全体を見渡す検査です。
細菌全般について繁殖を調べることができます。
オーソモレキュラーの主治医についた時、初期段階で勧められることもあるでしょう。
ただし、医師いわくカンジダ菌に関しては精度がやや劣るようです。
僕の結果はほぼ問題なしですが、それでも尿中有機酸検査からカンジダ菌の痕跡が発見されました。
また、この検査では腸内の炎症や免疫状態の情報も手に入ります。
病態編で書きましたが、炎症抑止と免疫の正常化は発達障害/精神疾患の治療において省いてはいけない過程です。
23/03月時点、僕は腸のバリアの一つであるIgA(免疫抗体)の値がほぼゼロでした。
バイオレゾナンス
バイオレゾナンスもカンジダ菌を扱う医療です。
彼らの中でもカンジダ菌の危険性は共通見解ですので、初診で調べてくれると思います。
次章では除菌治療の方法を解説をします。
以上です。