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根本原因④重金属の蓄積・排出不能(検査・治療編1)


治療分類:内科的治療・デトックス
担当医療ジャンル:
統合医療(オーソモレキュラー)
バイオレゾナンス

病態の解説は下記を参照してください。


おさらいですが、人体が重金属を排出するステップです。

肝臓・腎臓の解毒機能に問題がある場合は、健康診断や人間ドックでだいたい分かります。

以下は、「そこに届けるため血中に出す」話です。

【検査法】

蓄積量の検査①:オリゴスキャン

重金属の蓄積量を調べるのは3分で終わります。
オリゴスキャン検査というのをやっているクリニックを探してください。

キットではないので通院必須ですが、検査だけさせてくれる所もたまにあります。

手のひらに光を当てる光学検査なのですぐに結果が出ます。

デトックス治療開始前の状態。
オリゴスキャンに限らずたいていの検査には説明もついてきます。

重金属だけではなく必須ミネラルの過不足まで分かります。

ビタミンと違い、ミネラルは対になる元素のバランスが重要なので、必要量を見極めるためにもおすすめです。

難点としては、手のひらは末端組織なので、脳内に侵入した量とは多少誤差があります。

(とはいえ、体内にあるだけで十分有害なのは病態編で説明したとおりです。)

治療を試みて脳細胞から出しきっても、末端細胞から出きるまでには半年〜1年の時間差があるようです。

ちなみに、海外で開発されたこの検査機器を日本に普及させたのは、東京広尾にある満尾クリニックの先生です。
アンチエイジング系の人です。

蓄積量の検査②:バイオレゾナンス

バイオレゾナンス医療の詳細については下の記事を参考にしてください。

バイオレゾナンスは、体内で何が悪さしているかを特定できる医療ジャンルですが、オリゴスキャンほど細かくは調べません。

重要なのは、バイオレゾナンスはこの手の疾患の王道パターンであるパラジウムの蓄積に注意を払うことです。

パラジウムの侵入経路は主に銀歯です。

自分になくても母胎から流入するケースがあるそうです。

オリゴスキャンの項目を見渡しても「パラジウム(Pd)」は存在しません。

おそらく、海外では医療におけるパラジウム合金の使用をとっくに禁止しているからでしょう。

日本は水銀の使用こそ禁止になっているものの、パラジウムはいまだに規制されていません。

重金属の存在が検出されたら、腸の状態を確認・治療しつつ、頃合いをみて重金属排出の内服薬や漢方を使用する展開になると思います。

排出能力の検査①:尿中メタル排出試験

重金属排出治療開始前。大して排出できておりません

尿にどれだけ排泄されるか?という検査で排出能力を観ます。

(尿には排泄される重金属の約2割が含まれます。)

上の図の通り、重金属を体内から出すステップはキレーションデトックスに分かれます。

キレーションの方ををキレート剤(DMSA 500mg)で補助し、6時間分の尿を検体にします。

キットなので基本は自宅で行います。

結果の見方ですが、
数値が低い = あまり出ていない
を意味します。

蓄積が確認されたのに数値が低い人は、少なくともデトックスに問題があることになります。

(なので、排出能力だけ確認することにあまり意味はないです。)

ちなみに服薬や点滴による重金属のキレーション治療も存在しますが、デトックス能力を確かめないと効果が薄いことが多いです。

23/11月現在、僕はデトックスのためのサプリを継続服用しながら、検査と同容量のキレート剤を週2回服用しています。

排出能力の検査②:毛髪ミネラル検査

僕は受けたことがないので、ネットの画像を拝借。

金属の排出は、尿や便だけでなく、髪の毛からもわずかに(全体の1%)行われます。

薬剤は使用せず、毛髪を3cm程度採取して検体とします。

なので、純粋な自然排泄能力が測れます。

ブリーチ剤や髪染めには金属が含まれているので、使用している人は主治医等に相談した方がいいと思います。

結果の見方は尿中メタル排出試験と同じく、
数値が低い = あまり出ていない
ということです。

排出能力に関して、どちらの検査がよりふさわしいかはケースバイケースだと思います。

次回は肝心の治療法について解説します。

以上です。

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