とよコとトド夫

北の果てに住んで、ケアマネ兼介護職をやってます。 エッセイや、エッセイ漫画を気楽に書い…

とよコとトド夫

北の果てに住んで、ケアマネ兼介護職をやってます。 エッセイや、エッセイ漫画を気楽に書いてます。 パートナーは、トド夫といいます。彼は札幌との二拠点生活で、楽しんでます。paw3988@gmail.com

最近の記事

第一回 音威子府蕎麦の会を開催したよ

音威子府は幌加内ほどじゃないにせよ、蕎麦が有名で、黒いそばを求めてやってくる旅人がいる。 でも、私たちのカフェの通常営業では蕎麦はやっていない。 他店と競合するのもなんだしね。 違うことをやろうという意気込みは買っていただきたい。 音威子府は冬が厳しいこともあり、その時期は旅人も来なけりゃ、村人も動かない。 雪しかない、しんとした中で、キラキラ光るお空の星よ、状態なのであった。 それもつまらんよなあ、とトド夫と話していて、きっかけづくりに何かやろうと思って、一番初めに思い

    • 人生こういうことでいいのかも

      平日の音威子府スキー場は、ほぼ貸し切り状態だ。 去年、私たちはふかふかの深雪を滑って楽しんでいた。 少し歳をとっているけれども、飛んだり跳ねたりしなければ、スノーボードは49歳でも十分楽しめる遊びだ。 少し前をすいすいと滑っていくトド夫は54歳。 そのあだ名のとおり、重たいからだなのに、案外に運動ができる。 スノボもお手のものだ。 「いつまでできるかねえ」 ロッジで休んでいるときに、私がぼそっと言うと 「何言ってんの。できる限りやるよ!」とトド夫に即答された。 トド夫の

      • あすはれに、フラペチーノの風が吹く

        「Cafe あすはれ、開店!」となり、有難いことに知り合いにお花やら志やらをもらい、正式な営業にまでこじつけることができた。 ありがとうございます。 がしかし。その後もいろいろとやることが雨後の筍のように出てくるのには参った。 おと高生の作品を飾りたかったり、おと高生に手伝ってもらいたかったり、メニューを考えたり、行動しなければならないことは尽きない。 昨日は昨日で、Wi-Fiを設定するのに3時間くらいかかってしまった。設定は合ってるのに繋がらず、なんでだなんでた、とひ

        • カフェあすはれ(プレ)オープンの戦い

          カフェのオープンの日は、8月31日に決まったのだが、そこに行くまでに、トド夫との激しい戦いが繰り広げられた。 ていうか、私がカフェを甘く見ていた。主婦だったわけではないが、料理は適度にやっていたので、できると思い込んでいた。 だが。違った。大間違いだ。 料理人のみなさまごめんなさい。そらそうだよね。 自分で食べるものと、人にお金を払ってもらうものとは、こんなにも違いがあるのかと思うくらいだ。 量をきちんと測ることからはじまる。そうじゃないと味にばらつきがでるのだ。 主婦

        第一回 音威子府蕎麦の会を開催したよ

          カフェの名は

          オリンピックで盛り上がっている夏でございますね。 開会式やら運営の仕方やら選手村やら、いろいろ物議をかもしているようですが、それは置いといて。 もっと時差がすごいのかと思っていたら、バスケとかも夜のごはんタイムに見れたりして、スポーツ好きの私としてはけっこう楽しい。 ま、でもバレーボールファンの私としてましては、男子バレーにとっても期待をしていただけに、少し物足りなさを感じております。ネーションズリーグのときは調子が良かったのになあ。 でも、面白い試合を見れるだけでも楽し

          モンスターラブみたいな

          本州では、梅雨入りしたところもあるそうだ。 北海道もその影響を受けてか、しとっとしている。 蝦夷梅雨、と言うこともあるそうだ。 まあ、そうはいっても、北海道の梅雨なんて甘いもんで、東京と沖縄の梅雨を経験した私からすると、しっとりケーキぐらいの肌感覚であるが、このところ、トド夫も私も、ごたごたして疲れ果てていたので、お天道様が見れずに少しげんなりしてしまっていた。 いろいろあって、トド夫も元気がない。 元気はないのに、痩せ細ることなく太っていくのは不思議だね、食べられると言

          モンスターラブみたいな

          GWはやっぱり焼肉

          こんな北国でもしっかり春はくる。 白樺青空南風こぶし咲くあの丘北国のああ北国の春。 春が待ち遠しいのはどこも同じなのかもしれないが、雪に覆われた地域のひとは、おしなべて、不思議なくらい、春が大好きである。 うちの母なんかは、うれしくて、いそいそとカボチャの種の苗を育てたり、にしんを捌いて磨きニシンをつくったり、こまごまと動いている。 肩に湿布をしてまで動いている。彼女が動くとハッカの匂いが漂ってくる。春だなと思う。 春になっても相変わらず音威子府にはお医者さんが常駐してくれ

          GWはやっぱり焼肉

          音威子府へ来ませんか。お医者さん求ム!

          地方の抱える問題は多いが、このところの音威子府での近々の課題は、医師問題である。 この3月で診療所の医師がいなくなるのだ。 医師にとって、田舎はあまり魅力がないのだろう。地域医療がもてはやされているが、ま、単に人気がないからである。 まあ確かに。 だから定年(医師には定年はないが)ぐらいの、おじいちゃん先生とか、来てくれないかなと、札幌に住む妹に相談したところ 「おじいちゃんって逆に行きたがらないよ。おじいちゃんになってから移住とか嫌でしょ。若い人を狙えば?」と言われた。狙

          音威子府へ来ませんか。お医者さん求ム!

          ユーミンと広瀬香美でスノーボードのシュプールを

          50代のおじトドと、ぎり40代のおばは、以外とスポーツ好きなので、冬はスノーボードをやっている。 私のプロフィールにも写真を載せている。 うまいか下手かは別にして、我々は我々なりに楽しんでやっている。 トド夫はまるまるとした体をゆらし、雪の上をスイスイと滑る。 本当に野生のトドのようだ。 音威子府村は、もう村のど真ん中といっていいほどの近くにスキー場がある。 村民はスキーやスノボをやるには絶好の好立地なのだが、学校の授業を除けば、村民で滑りに行く人は少ない。ここに住んで

          ユーミンと広瀬香美でスノーボードのシュプールを

          音威子府村で、つくりたい

          50代が間近だ。アラフィフだと言えば聞こえはいいが、ただの「おば」である。最近ではおじさんのことを「おじ」と呼ぶらしいので、対角にあるのは「おば」であろう。 肌のはりや体の衰えからも、もう「おば」であることを実感しつつある毎日である。お酒を少し多めに飲んだだけで二日酔いになり、雪かきを頑張ったら腰をやられる。 さんざんなんだよ!なんなら、ばぁだよ、ばぁ! ということで、昔々、音威子府というところにいたトド夫おじが、とよ子おばに向かって 「地域振興の一環として、まちづくり

          音威子府村で、つくりたい

          冬イベントは雪がないと始まらないのさ

          12月になった。すでに6日も過ぎてしまった。 なのに、ここに雪がない。 全くないわけではないが、少ない。 音威子府のほとんどのひとたちは、雪がなくて、こたつの中の猫のように喜んでいる。 「過ごしやすいわ」「除雪しなくていいから楽だわ」 「このまま春になればいいのに」 そんな言葉をちらほらと聞く。 私は黙ってニコニコと笑っている。 こんなことで会話をざわつかせることもあるまい。 私の人生の目標は、ちびまる子ちゃんのようにひょうひょうと生きることなので、わざわざ波風を立てるよう

          冬イベントは雪がないと始まらないのさ

          ゼリーを詰まらせる利用者を看ること。久々の介護話。

          旧ツイッターを見ていたら、下記のようなニュースがでていた。 https://news.yahoo.co.jp/articles/8debd2a40a7d040f5a5cb39b79b1cc2b0e80c016 ゼリー喉に詰まらせ窒息死、というタイトルである。90歳。 施設側に2365万円の賠償請求。 いったい、どこをどうしたらそんな判決になるのか。 てか、90歳でゼリーで喉詰まらすなら寿命だよ! 何を食べれと言うのだ。だから経管栄養にしろってなるぞ。 おそらく日本中、い

          ゼリーを詰まらせる利用者を看ること。久々の介護話。

          肉盛フェスからの初ルオント温泉で蕎麦を食らう至福。

          音威子府村から、車で1時間強ぐらい走ったところに士別市がある。 私は名寄市で用事を足すことが多いので、どちらかというと生活圏外なのだが、トド夫がどこで仕入れたのか、その士別市のイベント情報をラインしてきた。 「士別市で肉盛フェスがあるんだよ!」 肉と魚しか食べたくない、イベント大好き、ぽっちゃり代表トド夫である。 文面からも、うきうきしている様子が見て取れる。士別で有名なサフォークラムも食べられるらしい。 ネットチラシも面白そうな感じだったので、行くことにした。

          肉盛フェスからの初ルオント温泉で蕎麦を食らう至福。

          親と同居するのも悪くない。頼れるところには頼っとけ。

          かなりいい歳をしているが、私は親と同居している。 トド夫がやってくるときは、別宅にいくのだが(買った別の家がある)平日は基本親と住んでいる。 こういうのを、子供部屋おばさんだの、なんだのと言うらしいが、言いたいやつには言わせておけばいい。 私は周りにどう言われようが、トド夫がやってくるまではこの状態でいいと思っている。 私は独り暮らし歴が長く、15歳から35歳くらいまではひとりでいたので、身の回りのこと全般は、とりあえずできる。 なにより今は安月給だ。私はとてもケチ

          親と同居するのも悪くない。頼れるところには頼っとけ。

          雪の降り始めにコーヒーを

          紅葉が始まり寒くなると 「コーヒーの美味しい季節になるなあ」と楽しみでわくわくする。 旬の食べ物を食べられるようなそんな気分になる。 夏の間もコーヒーは飲んでいるのだが、アイスコーヒーにはホットコーヒーのような、そのぬくもりと香りでほっとするような気分は味わえない。 冬に味わう、小さな暖炉にあたりながら暖かいコーヒーを飲むときの、張りつめていた寒さの糸が緩むような感覚は格別だ。 今朝は、山に雪が下りた。 ムートンのブーツをごそごそと出してきて履き、ユニクロのフリースを羽

          雪の降り始めにコーヒーを

          東北三県またぎの旅。麺大好きセンチメンタルジャーニー。

          10月の三連休。 フェリーに乗って行ってまいりました! 東北三県またぎの旅。 苫小牧から八戸へ。 八戸から釜石へ。釜石から秋田市へ。 秋田で一泊して男鹿へ。 男鹿から稲庭へ。 稲庭から盛岡へ。 盛岡から八戸へ。 これを三日間の強行軍で執行。 しかもトド夫は、ポケモンマンホールの写真を撮ることに集中していて、朝食や昼食をスキップする始末。 ぶーぶー文句を言う私に「スケジュールが詰まってるから!」と一刀両断するトド夫。 おまえの都合ではないのか!という腹ペコのイライラを抑

          東北三県またぎの旅。麺大好きセンチメンタルジャーニー。