肉盛フェスからの初ルオント温泉で蕎麦を食らう至福。
音威子府村から、車で1時間強ぐらい走ったところに士別市がある。
私は名寄市で用事を足すことが多いので、どちらかというと生活圏外なのだが、トド夫がどこで仕入れたのか、その士別市のイベント情報をラインしてきた。
「士別市で肉盛フェスがあるんだよ!」
肉と魚しか食べたくない、イベント大好き、ぽっちゃり代表トド夫である。
文面からも、うきうきしている様子が見て取れる。士別で有名なサフォークラムも食べられるらしい。
ネットチラシも面白そうな感じだったので、行くことにした。
当日、あいにくの雨であった。寒い、寒すぎる。
我々がサフォークを食べるときには雨が降るのか(焼尻めん羊祭り参照)。
張り切って早起きしたトド夫は、肩を落として「これじゃ飲めないかも」とお酒を飲む気が削がれたようすであった。
でもいろいろ買うことは買った。やることはやらねばならないのだ。
いろいろと、雨の降る車内で堪能したのでありました。
さて。
食べ終わっても、まだ11時。
イベント会場に戻っても寒いし、温泉でも行こうかという話になったのだが、
「道北地方の温泉はほぼ制覇したしなー」と私が呟くと、
トド夫が「ここからなら、ルオント温泉に行ける」と言い出した。
さすが、道内の道の駅を制覇している男は違う。すぐに地理がわかるあたり、グーグル先生レベルである。
私は初耳だったので、スマホで調べると、士別市から1時間ぐらい車で走ったところにあるようだった。幌加内町のルオント温泉。ルオントという言葉の響きもいい。
ということで、ルオント温泉へGO。
幌加内町は蕎麦の生産量が日本一の町である。
麺大好き同好会(会員2名)としては、蕎麦を食すのはマストだ。
途中に霧立亭という有名な美味しい蕎麦屋があった。私もそこは知っていたので、ちょっと後ろ髪がひかれたのだが、
「とよ子さん。ルオント温泉にも(蕎麦)あるからね!」と、トド夫にたしなめられた。
ということで、ルオント温泉到着。
見た目は三角屋根で、よくある感じの建物なのだが、中に入ってみると、まあ、おしゃれな空間だこと。
木の棚をうまくライティングしている。
入り口にきれいな足湯もある。
こんな地方で、意外とおしゃれな温泉。
ぜひ、みなさんにもおすすめしたい。
温泉もぬるめで、ゆっくり入れた。
お風呂も数個あるし、露天風呂もあるし、サウナもある。たのしめます。
そして温泉のあとと言えば!
やはり蕎麦!
幌加内といえば蕎麦!
興奮してすみません。
はい。なんと!
ルオント温泉では、打ち立て蕎麦が食べられるのですよ!
わーい。
とろろが、ふわっふわで、蕎麦に絡んで、ものすごく美味しかった!
トド夫のも、もちろん美味しかった。
(ひとくち頂いた)
店員さんに、そばつゆが足りなくなったら言ってくださいねーと言われ、そんなことあるのかと思ったら、とろろが多いので、本当に足りなくなった。
蕎麦湯も美味しくて、大満足。
食べ物も温泉も良かったので、超ご機嫌で帰路に着いたのでした。
道北は田舎で何もないと言われがちですが、なかなか捨てたもんではない、と思う日でもありました。