ゼリーを詰まらせる利用者を看ること。久々の介護話。

旧ツイッターを見ていたら、下記のようなニュースがでていた。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8debd2a40a7d040f5a5cb39b79b1cc2b0e80c016

ゼリー喉に詰まらせ窒息死、というタイトルである。90歳。
施設側に2365万円の賠償請求。

いったい、どこをどうしたらそんな判決になるのか。
てか、90歳でゼリーで喉詰まらすなら寿命だよ!
何を食べれと言うのだ。だから経管栄養にしろってなるぞ。

おそらく日本中、いや世界中の介護士が、この判決に驚いているはずだ。
道北の端っこの介護士である私も、ちょっとこれはないだろ、と思う。
司法の理想主義もいいかげんにしろ、と言いたい。

こんな判決がまかり通ったら、施設側は誤嚥の可能性のある高齢者を全部経管栄養にするよ。
経管栄養が一概にダメとは言わないが、その末路はなかなかに悲惨だと私は個人的に思う。延命処置を本人が拒否していたらどうするのか。

ていうか、この訴えを起こした家族が、じいを看ろよという話である。そしてゼリーで喉詰まらしたら、責任とれってことだろう。

このじいの家族の厚顔無恥も甚だしくて、じいのことを金に換えたくて仕方ないんだろうなと推察される。(実際どう言ってるのか知らないが)
この一家が、介護が必要になったとき、手を差し伸べるひとはいるだろうか。

人間はいつか死ぬ。
当然のことだ。それを忘れていないか。
虐待や殺人をやったのなら罪に問われるのは仕方ない。
が、どう考えてもこのケースはそうではない。

施設側は控訴したらしいが(当然だ)、司法に正当な判断を求めたい。




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