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なんで足ってつるの??

「つる」 とは、意識していない筋肉の強い収縮が突然発生し、痛みを伴う症状。医学用語では「有痛性筋痙攣(けいれん)」や「筋クランプ」とも表現されます。

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誰もが1度は経験のある「足がつる」という現象。
めちゃくちゃ痛いですよね!

「つる」という現象、なんで起こるのか考えたことはありますか??
本日はその原因や予防について解説していきます(^^♪

なぜ足がつるのか?

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筋肉・腱には、過剰に伸ばされる・縮まりすぎる事によって、組織が断裂しないようにブレーキをかけるセンサーがあります。
そのセンサーの働きが悪くなってしまう事が「つる」原因の一つとして考えられます。

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2つのセンサー
・筋肉の中の「筋紡錘(きんぼうすい)」は、筋肉が伸ばされすぎないようにコントロールしている
・腱の中の「腱紡錘(けんぼうすい)」は、筋肉が縮みすぎるないようにコントロールしている

もし、腱紡錘の働きが落ちてしまうと、筋肉の縮み過ぎをコントロールできなくなり、筋肉がつってしまいます。

センサーの働きが悪くなる「電解質異常」

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原因はまだよく分かっていませんが、病気等の要因がない場合、 有力視されているものに 「電解質異常」 があります。

電解質とは「水に溶けると電気を通す物質」の事で、 体液中にあり神経が情報のやり取りをする際使われます。

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主な電解質には、マグネシウム・カルシウム・ナトリウム・カリウム等のミネラルがあります。

ミネラルが不足する事や、筋疲労・栄養不足・脱水・冷え等で筋肉に電解質がうまくいき渡らなくなる事で、神経伝達に支障が生じ、センサーがうまく働かなくなると推測されています。

原因①ミネラル不足

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私たちが1日に必要とするミネラルはどれも少量ですが、運動、食生活の偏り、発汗、脱水症状などちょっとしたことでも、ミネラルバランスには乱れが生じます。

足を酷使させたわけでもないのに頻繁につる場合、ミネラルバランスの乱れが関係している可能性があるので、食生活の見直しや水分補給でバランスを整えてあげることも効果的な予防法の一つです。

ミネラルを含む食事

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原因②水分不足

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夏場や運動中に大量の汗をかくと、脱水状態に陥ることがあります。
そのとき、体内は筋肉や神経の働きを調整する電解質(ミネラル)のバランスが崩れた状態になり、つりやすくなってしまいます。

電解質のバランスが整えるため、水分補給にミネラルを含むドリンクが推奨されています。

ミネラルを含む飲料水

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水の大切さ・おすすめの摂り方について詳しく知りたい方はこちらも参考にしてみてください。

原因③筋疲労

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普段使わない筋肉を酷使することで、筋疲労により乳酸がカラダにたまります。それにより筋肉・腱が断裂しないようにコントロールするセンサーの機能が低下し「つる」という現象が起きるのです。

運動会で息子・娘にいいところを見せようと、ひさびさに本気で走るパパ要注意です。笑

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かっこいいお父さんでいるのために、体の柔軟性を高め、攣る・ケガ予防を日ごろからしておきましょう!

原因④冷え・寒さ

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冷えや寒さによって、筋肉が縮こまってしまったり、血行が悪くなった状態になってしまいます。その状態ですぐに筋肉を使い始めると、つりやすいだけではなく怪我をしてしまう可能性が大きくなってしまいます。

原因⑤加齢・筋肉の衰え

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加齢・筋肉の衰えと共に、運動にかかわる神経細胞が減ると、足がつりやすくなると言われています。
「つる」以外にも、ガンや生活習慣病などに対しても運動は万能薬です!

原因⑥薬の副作用

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薬の中には、足がつるリスクを高めるものも存在します。
例えば、利尿作用がある高血圧の薬、肺炎の薬、腎臓病の薬などです。

薬だけが原因ではなく、水分不足や電解質異常など様々なことが重なって起きている場合が多いため、足がよくつるからといって、自己判断で服用をやめるのはオススメ出来ません。

まとめ

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・筋肉の伸び縮みのセンサー異常で足がつる。
・センサー異常は、電解質異常によって起こる説が有力。
・ミネラル不足、筋疲労、冷え、加齢、薬の副作用が原因に。
・「つる」のはミネラルを含む食事・飲料水、運動によって予防できる!

足がつる以外にも、体調が優れなかったり、何か変化を感じていましたら、一度病院で診てもらうこともご検討ください。

本日も最後までご覧いただきありがとうございました(^^♪

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