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思うままに土を耕し種を蒔け
土遊びが好きです。
汚れるのはいやで、泥んこも苦手だけど、ほかほかすっくりした土と戯れていたい。
小さな移植ごてや、大きな鍬(くわ)で、さっくりざっくり、土を掘るのもいい。
よく研いだ鎌で、しゅぱっと草を刈るのも最高。
そんなわけでぼくは今日も、心の園を耕し、魂の種を蒔き続けるのです。
#茫洋亭日乗
#bug_bug_here
曇天の成田から青空を抜けて福岡へ│写真詩
曇天の成田から福岡へ向かう
飛行機が窓側の席で薄い雲を
抜けたら青空だったものでね
目をいたわってやりますかと
イヌイット式サングラスをば
紙切り抜いて試作したらばよ
.
.
.
.
余りにヤバくなっちったから
やっとの思いで笑いをこらえ
自撮後に笑い転げましたとさ
#茫洋流浪
[随想詩] リトミックどデカダンス
心の波打ちを止める意識の特異点を身につけよ。
心の蔵の脈打ちを止める秘法を身につけよ。
存在の生滅のちらつきが消え去る彼方からの視点で世界を見よ。
ええつまり、そういうことなんです。
いつもそういうことだったんです。
なのに気づいたときには巻き込まれてしまってるんですよね。
だからこれからもやっぱりそれしかないのかな。
それはそれでいいと覚悟を決めればいいのかな。
ポカホンタスにぽかりと本
[投げ銭夢想詩]闇と光の語り歌
空はどこまでも蒼く澄みわたり
乾いた風が心地よく肌を
撫でていたのに今は
優しい霧が目の前にどこからか
気づく間もなく立ちこめて
頬にひんやりと口づけする
闇に包まれてもはや
左も右も分からぬどころか
上下の感覚すら失い果てて
途方に暮れる異邦にたたずむ
四方を見渡す絶望が溢れる
いつものゴールで目に水溜めて
流れた水は砂漠の片隅に
ささやかな溜まりを作り
旅人をもてなした
そしてきみは
投げ銭短詩:確率と解釈としての世界
人に与えられる幸運と悪運の総量は
かなりの部分が確率的に決まる
前世でいいことをしたから良く生まれ
前世で悪いことをしたから悪く生まれる
そんなふうに素朴に感じられる感性の
持ち合わせはない
だからこそ悪運に見舞われる人生を
祝福するのだ
悪運を乗り越える力があればお前は
幸運だけの生ぬるい人生を送っている誰よりも
強くなれる
強くなって他の誰も知らない高みにまで達する
お