Toshiya Sasaki

Money Forward X 共創デザイン部 チーフサービスデザイナー 🧀 デザインコンサルティング、デザイン人材育成の支援をしています。実践での気づきや研究していることを書いたりします。

Toshiya Sasaki

Money Forward X 共創デザイン部 チーフサービスデザイナー 🧀 デザインコンサルティング、デザイン人材育成の支援をしています。実践での気づきや研究していることを書いたりします。

マガジン

  • マネーフォワード・デザイン

    • 412本

    マネーフォワード所属デザイナーの共同マガジンです。各プロダクトのデザインプロセスや、全社横断のデザイン組織の取り組みについて発信します。デザイナー募集中! ▶応募はこちらから:https://hrmos.co/pages/moneyforward/jobs?category=1666322478647443459 ▶デザイナーサイト「Money forward Design」:https://design.moneyforward.com/

  • 大人のデザインの学び | Xデザイン学校

    • 49本

    デザインを学ぶことは特別なことではなく、誰でもが社会に役立つ創造的な活動をすることです。誰でもデザインという活動に参画することができるし、デザインという活動を通して自分自身を見つめて、企業や社会にも貢献することができる。そのようなデザインを学ぶヒントになる記事を発信します。

  • 構想力とデザイン

    不確実な時代に求められる、既存のビジネスの延長線上にはない社会的価値を創出するために、デザインの活用と社会に変革をもたらす構想力を高めることが求められています。 そんな構想力とデザインに関わる研究の記録を残していきます。

  • マネーフォワードエックス DESIGN

    • 30本

    マネーフォワードエックスカンパニー所属デザイナーの共同マガジンです。デザインの取り組みを始め、各メンバーが日々考えていることを発信します。デザイナー募集中! 応募はこちらから:https://hrmos.co/pages/moneyforward/jobs?category=1666322478647443459 デザイナーサイト「Money forward Design」:https://design.moneyforward.com/

  • クラスルームインタビュー | Xデザイン学校

    • 19本

    Xデザイン学校を受講した方のインタビュー記事を発信します。

最近の記事

  • 固定された記事

佐々木俊弥 | プロフィール

2024年9月現在、パートナーと共に新たな金融サービスを共創するマネーフォワードエックスカンパニーにて、社会を前に進めるデザインの力を広めることを目指し、デザインコンサルティング、デザイン人材育成の支援に従事。 千葉工業大学大学院デザイン科学専攻修了後、プロダクトデザイン会社を経て、2017年にマネーフォワードに入社。 社会をよくするデザインの学びと研究する楽しさを追求するXデザイン学校にて、組織に合わせたデザインスキルの方法、ビジョン構想のための創造力の研究に取り組む。

    • 【輪読】「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア:創造性、パフォーマンス、一体感を高める「儀式」

      組織や文化のデザインについて学びを共有しようということで、3人で輪読会のようなことをしてみた。 今回は『「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア』という本を読んだ。 この本には、個人、チーム、組織で、創造性、パフォーマンス、一体感を高めたり、変化や対立に対処するための儀式のアイデアが書かれている。 この本では「儀式」を以下のように定義している。 なんとなく組織や文化のデザインのための儀式というと、集団でおこなう行為だと思っていたが、個

      • 個人のビジョン構想のためのワークショップの検討

        第12回 Xデザインフォーラム「カルチャー x チーム x デザイン」にて口頭発表した内容を記事にしました。 外部環境の変化によって個人や企業が向き合う問題は変わり続ける。 何が本質的な問題なのかもわからない、複雑で不確実な社会において、個人や企業はどのような姿でありたいかというビジョンを描くことがより重要になってきている。 ビジョンは個人の想いから生まれると言われるが、自分の想い、やりたいこと、夢を見つけることが難しいという人は少なくない。 そのような背景から、個人の

        • 【リフレクション】ビジネスへのデザイン/アートの活用:Xデザイン学校2024アドバンスコース#2

          今回はビジネスへのデザインやアートの活用について考える機会になった。 産業構造の変化、ホワイトカラーの仕事の質が大きく変容することで、問題設定、専門的レビューが重要になり、構想、意思決定、実行、責任が人間の大きな役割になるということは、自分なりの研究(探求)テーマをもつこと、研究的なスキルが重要になってきている背景とつながる。 大企業は自分たちの強みを活かして、既存事業の周辺で新しい意味を市場に提示するアプローチが向いているのではないかということは、大企業との共創や新規事

        • 固定された記事

        佐々木俊弥 | プロフィール

        • 【輪読】「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア:創造性、パフォーマンス、一体感を高める「儀式」

        • 個人のビジョン構想のためのワークショップの検討

        • 【リフレクション】ビジネスへのデザイン/アートの活用:Xデザイン学校2024アドバンスコース#2

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        • マネーフォワード・デザイン
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          11本
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          30本
        • Xデザイン学校
          26本
        • クラスルームインタビュー | Xデザイン学校
          19本

        記事

          【リフレクション】創造性とビジョン:Xデザイン学校2024アドバンスコース#1

          今回は創造性とビジョンに関わる話が印象に残った。 創造的になるためには、ポジティブな対話、アンラーン、頭の中を白紙にする、言語化/外在化、鈍感力が大事。 トップダウンとボトムアップのビジョンはそれぞれあることを認める。 『正解がない時代のビジョンのつくり方 「自分たちらしさ」から始めるチームビルディング』が参考になる。 この記事では、ボトムアップの視点でトップには見えていない景色でアイデアを提供したり、トップダウンのビジョンをボトムアップ視点で解釈し、浸透させることで

          【リフレクション】創造性とビジョン:Xデザイン学校2024アドバンスコース#1

          すさみ町の人々がもつデザイン能力/文化

          すさみ町に来るのは2回目。 昨年の同じ時期に来たときよりも、すさみ町との関係の距離感が少しずつ近づいている気がする。 ちなみに物理的な距離はもとから近い。 羽田空港から南紀白浜空港まで約1時間、南紀白浜空港からバス、タクシー、電車で30分くらいで行ける。 すさみ町には、自然の豊かな風景だけでなく、人々が持つ人間らしさが町に溢れている。 すさみ町の人間らしさには、自然と人に貢献しようと働きかけるおせっかい、おしゃべりで文脈が長く続くようなエンタメ性、カジュアルに距離感が

          すさみ町の人々がもつデザイン能力/文化

          【リフレクション】共創的なデザイン評価:Xデザイン学校2023アドバンスコース#9

          プロトタイプによる評価を繰り返すことはデザインの基本である。 評価対象は、ヒト、モノ(技術)、ビジネス、ビジョン、組織などがある。 評価の目的はプロジェクトの目的と一致する。 当たり前ではあるが、デザイン評価の活動が含まれるプロジェクトでは、プロジェクトの目的についてチームの認識が揃っていないと、良い評価を計画できない。 プロジェクトの目的に対して、評価対象、評価の視点を設定し、各専門家の意見を総合的に反映する(マトリクス評価)ことで、チームとして納得感をもって評価がで

          【リフレクション】共創的なデザイン評価:Xデザイン学校2023アドバンスコース#9

          企業の共創によるビジョンデザインのアプローチの検討(2023年度冬季HCD研究発表会)

          株式会社マネーフォワードとニッセイ情報テクノロジー株式会社の共同研究の活動について、2023年11月25日のHCD研究発表会にて発表しました。 発表内容は、2023年7月から始めた「共創によるビジョンデザインのアプローチの検討」についての実践報告です。 この記事はその発表内容をまとめたものになります。 「新しい価値創出やビジョンデザインのアプローチに興味がある」「共創の取り組みに興味がある」方の参考になれば幸いです。 背景マネーフォワードは、パートナー企業との共創事業

          企業の共創によるビジョンデザインのアプローチの検討(2023年度冬季HCD研究発表会)

          【リフレクション】組織のデザインと創造的な組織文化:Xデザイン学校2023アドバンスコース#8

          従来の企業では効率性が重視されてきたが、時代が変わり、組織の創造性が課題になっている。 UXやデザインを学んだ人が人事を担うようになったり、人事部門の人がUXやデザインを学ぶことも増えてきた。 組織のデザインを考えるときは、人事部門の人と共にデザイン活動を通じて、ブランド体験を社員に提供できると良い。 企業のブランド体験は、ユーザー向け、社員向けに考える必要がある。 組織の文化の一つに社内コミュニケーションがある。 例えば従来の企業では、Slackのようなツールでオー

          【リフレクション】組織のデザインと創造的な組織文化:Xデザイン学校2023アドバンスコース#8

          【リフレクション】社会実装に向かうデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#7

          『未来を実装する――テクノロジーで社会を変革する4つの原則』という本に書かれている、社会実装の4つの原則が参考になる。 インパクト(ビジョン)と道筋をつくる リスクに対処する 条例を変える(トップダウン) 信頼を醸成する(ボトムアップ) 規制などのガバナンス(秩序をつくること)を変える 法律を民主化する動きは海外では事例がけっこうある 関係者のセンスメイキング:マインド、文化 参加型/共創型のプロジェクトで納得感を醸成する それぞれの主観的な理解でナラティブ

          【リフレクション】社会実装に向かうデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#7

          【リフレクション】デザインコンセプトとペルソナ/シナリオ:Xデザイン学校2023アドバンスコース#6

          デザインの方針を示すデザインコンセプトは、コンセプト概要、対象ユーザー、提供価値、シナリオなどの要素で構成される。 デザインコンセプトをつくるときに、ペルソナを設定することがある。 元々ペルソナは、アラン・クーパーが提唱したGoal Directed Designというアプローチの中で出てきた。 重要なのはユーザーのゴールであり、プロジェクトの関係者の共感のためにペルソナを設定する。 ユーザーのゴール、提供価値が設定できれば、ユーザー情報とビジネス情報を組み合わせてシ

          【リフレクション】デザインコンセプトとペルソナ/シナリオ:Xデザイン学校2023アドバンスコース#6

          【リフレクション】デザイン活動とデザインリサーチのパターン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#5

          デザインリサーチとは、デザイン活動/研究における、システムや仕組みも含めた人工物、制作過程などのリサーチであるといえる。 デザイン活動やデザインリサーチには多様なパターンがある。 一番馴染みのあるデザイン活動は、人間中心設計の原点となるD.A.ノーマンの認知科学的なデザインかもしれない。 ナイジェル・クロスの『エンジニアリングデザイン―製品設計のための考え方』も、デザインプロセスの基礎となっているという意味で参考になりそうなので読んでみたい。 民主的なデザイン活動とい

          【リフレクション】デザイン活動とデザインリサーチのパターン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#5

          チームとして今高めたいデザインスキルを考えるワークショップ

          Money Forward Xのデザイン部では、グループと担当する事業領域を越えた学びと交流を促す機会をつくる「デザイン勉強会」を月に一度開催しています。 デザイン勉強会で学ぶコンテンツを検討するために、デザイン部のメンバーが今高めたいデザインスキルを把握することを目的としたワークショップをやってみました。 ワークショップの流れワークショップは全体で2時間程で、下記のステップで進めました。 1. デザインプロセスのステップを確認する 最初に、参加者全員でデザインプロセ

          チームとして今高めたいデザインスキルを考えるワークショップ

          自分たちの組織にふさわしいデザインスキルを設定するアプローチの実験

          社会環境の変化と共にデザインの定義が拡張され、多様なデザインアプローチが提唱されている。 企業ではデザイン人材を育成することが求められており、事業/組織の変化に合わせて自分たちの組織にふさわしいデザインスキルを設定し続けることが重要になる。 スキルごとの定義、粒度、境目は曖昧なため、自分たちの組織やチームに必要なデザインスキルを自分たちで設定することで、納得感やスキルを高めるモチベーションにもつながる。 そのような背景から、自分たちの組織にふさわしいデザインスキルを設定

          自分たちの組織にふさわしいデザインスキルを設定するアプローチの実験

          【リフレクション】クリエイティブ・スタートアップと構想のデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#4

          クリエイティブ・スタートアップには大きく3つある。 自分の本当にやりたいことを小さく実践する 未来に向けて仲間と共創する 企業内で新規事業を実践する 孫泰蔵さんによると、クリエイティブ・スタートアップのために重要なことは、強い想いをもって、やれることをしつこく繰り返すことであるという。 ルワンダでドローンを使って血液パックなどを届けているZiplineの事例を見ると、ドローンを飛ばしたいという個人のやりたいことを、医療物資が必要なところに配送しなければならないという

          【リフレクション】クリエイティブ・スタートアップと構想のデザイン:Xデザイン学校2023アドバンスコース#4

          【AHFE2023】3年ぶりの国際学会での口頭発表で英語のモチベーションが高まった旅

          2023年7月20〜24日にサンフランシスコで開催された応用人間工学の国際会議(AHFE 2023:International Conference on Applied Human Factors and Ergonomics Conferences)に参加した。 国際学会は3年ぶり、サンフランシスコに来るのは3回目。 英語はできないけど、初めて英語で口頭発表をしてみた。 「How to set up design skills in IT company(IT企業に

          【AHFE2023】3年ぶりの国際学会での口頭発表で英語のモチベーションが高まった旅