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【輪読】「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア:創造性、パフォーマンス、一体感を高める「儀式」

組織や文化のデザインについて学びを共有しようということで、3人で輪読会のようなことをしてみた。

今回は『「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア』という本を読んだ。

この本には、個人、チーム、組織で、創造性、パフォーマンス、一体感を高めたり、変化や対立に対処するための儀式のアイデアが書かれている。

この本では「儀式」を以下のように定義している。

儀式とは(ひとつの定義)
個人または集団が、毎回同じような形式や台本にしたがって繰り返しおこなう行為であり、象徴的な意味や意図が込められている。

「儀式」で職場が変わる――働き方をデザインするちょっとヘンな50のアイデア

なんとなく組織や文化のデザインのための儀式というと、集団でおこなう行為だと思っていたが、個人でおこなう儀式も含まれている。

例えば、「落書き日課」という、1分間で自由に絵や図を描く儀式がある。これによってクリエイティブな作業に対して気楽になり、クリエイティブな作業にとりかかりやすくなる。

この儀式について話しているときに、メモを手描きでするかPCなどで打ち込んでするかという話になった。

最近はミーティングや講義のメモ、日記などをPCで打ち込んでいるが、あらためて手描きのほうが自由にメモできる良さがあると思った。手描きのメモをもとに、あとで文章化するのも良いかもしれない。


創造性に関連する儀式では、「闇雲ライティング」という、手描きスケッチのウォーミングアップの文章版のような儀式もある。
何か執筆する前に、手元を見ずにひたすら文章を打ち込んでいくことでフロー状態に入る。それから使えそうなものを拾い、引き続き執筆する。


他には、「リモート・プレイリスト」という、チームで定期的に音楽をシェアする儀式が気になった。
チームメンバーに聴いてもらいたい音楽をシェアすることで、お互いのことを知る手段になる。

この儀式について話しているときに、チームでなくても、例えば1on1でも「ノリのいい曲教えて!」と自然に音楽をネタに話すこともできるよね、という話になった。
この儀式は、音楽以外にもおすすめの本などをチームでシェアしたりして、お互いのことを知る機会をつくれる。


「儀式」という意識はなくても、例えば、定例ミーティングの最初に司会の人がアイスブレイクのテーマを出して雑談したり、クイズ形式で自己紹介したり、普段からチームワークのための儀式的なことをしているということに気づいた。

組織の転換期が訪れるときにも、自分たちなりの儀式をデザインして実践してみたい。


一緒に輪読したごんさんの記事はこちら。


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