旅ログ064 所沢〜新座
歩き始めると、雨がぱらぱらしてきた。
今日はまだ所沢(ところざわ)の町にとどまったほうがいいかもしれないと、少しだけ思った。
でもこの季節にしては気温が低く、かんかん照りの日よりもむしろたくさん歩けるような気がした。
このまま小雨でいてくれれば、という期待に賭けて、私は進むことを決めた。
北へ進むと川が流れていた。
東川(あずまがわ)という川らしい。
泡が浮いていて、水はあまり澄んでいないようだ。
でも湿気を吸い込んで元気そうな植物を眺めるのと、流れる水の音を聞くのが心地よ