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ティコの推し事とファンレター

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ティコのティコによるティコのためのなんのはなしか分からない記事を集めた推し事マガジンです。推し事じゃない記事は全部ファンレターです。つまり全部推し事です。 基本推し事しかしてない…
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#読書

コニシ木の子の歩き方

コニシ木の子の歩き方

路地裏の歩き方、ではなく、コニシ木の子の歩き方、のはなし。

復活直前のこのつぶやき。

我ながら気持ち悪いなぁとは思ったものの、わたしは木の子推しを公言して憚らないので何ら恥じることはない。
オタクの推しに対する言動というのは、得てして気持ち悪いものだ。
そう、これは単なる推し事。
推しは推せるときに推せというのがわたしのポリシーであり、めぐみ家唯一の家訓でもある。

そしてこれから、さらにオタ

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「どうかしているとし課」案内板 号外 意気衝天の『姫さまですよねっ⁉︎』特集【読書記録】

「どうかしているとし課」案内板 号外 意気衝天の『姫さまですよねっ⁉︎』特集【読書記録】

noteの街の路地裏へようこそ。ぶっ飛ばされた月曜日に思いを馳せ、次の休日を指折り数えようのお時間です。でも今週の月曜日は別にぶっ飛ばさなくても良かったかな。明日も休みだったらいいのに。

「どうかしているとし課」は、「なんのはなしです課」「どうでもいい課」の並びの斜向かいにある日突然爆誕した、誰かのどうかしているとしか思えない記事を勝手に解説・案内する課です。
わたしは楽しい、解説された人は場合

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【大江健三郎『万延元年のフットボール』】「本当の事」は何より痛い【読書記録】

【大江健三郎『万延元年のフットボール』】「本当の事」は何より痛い【読書記録】

夏期休暇中、腰を据えて読みたい本があった。
それは大江健三郎の『万延元年のフットボール』。
わたしのあまりに貧弱な純文学経験では、片手間では太刀打ちできないだろうことがわかっていたから。

実際、最初はただただ辛かった。
目が滑る。文字を確かに追っているはずなのに、内容が全く入ってこない。書かれている日本語が理解できない。
でも、ある一点を超えると一気呵成。
物語が動き始めると同時に、わたしのシナ

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【雨宮まみ『40歳がくる!』】生きても、死んでも、どっちでもいいかなぁ【読書ノート】

【雨宮まみ『40歳がくる!』】生きても、死んでも、どっちでもいいかなぁ【読書ノート】

半月弱の間、noteから姿をくらましていた。
わたしは向き合っていたのだ。片山廣子、向田邦子、雨宮まみ、さくらももこ⋯⋯かつて存在していた、いい女たちと。
そして自分の来し方に想いを馳せ、行く末を占っていた。
彼女たちの遺したものを読むことしか、対峙する方法がないのが残念。
なんとかわたしが生きている間に、タイムトラベルの技術が実用化されてほしいものである。

こういう場合、詳細を語らない方が格好

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清少納言に聞きたい。

清少納言に聞きたい。

こんばんは。
思いつきで書いた記事の思いつきで紛れ込ませた冗談のつもりだった言葉が、ものすごい広まりを見せてひとつの世界を形成していることに驚きを隠せないめぐみティコです。
このまま行ったらわたし、ワールド・ブルー世界の天照とか女媧とかになれるんじゃないかな。

ってな訳で……ではみなさん、せーのっ!
#挨拶文を楽しもう  !!」

⬇️これほんとにすごい。さすが社長の孫。逆らわんでおこ。

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【横光利一『機械』】神は94年前、既に蛙化現象を描いていたっていう衝撃。【読書ノート】

【横光利一『機械』】神は94年前、既に蛙化現象を描いていたっていう衝撃。【読書ノート】

世界的なはやり病の流行によって全国一斉に休校となり、時間ができたのをきっかけに、読書ノートをつけるようになった。
読んだ本全てを記録するのではなく、「この本は覚えておきたい」と思ったものを中心に手書きしている。
コロナが明けて以前の日常が戻ってきても、この読書ノートの習慣は変わらない。
最近、読んで、書いてというわたしの読書ルーティンに、「noteで記事を作成する」という新しい過程が加わった。

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【読書ノート】死者の奢り・飼育 大江健三郎 著

【読書ノート】死者の奢り・飼育 大江健三郎 著

こんばんは。
めぐみティコです。
普段は愚にもつかない文章を書き散らしていますが、読書するなら純文学。
教養あるきちんとした大人に思われたいがためです。
(正直アラフォーにはもう純文学を1冊きちんと読み通す体力が残っていないと思う)

今日取り上げるのは、日本人2人目のノーベル文学賞作家・大江健三郎の芥川賞受賞作を含む短編集です。
なんかね、全然興味もてなくて読んだことなかったのです。
が、個人的

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