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この仕事を始めて23年と3か月ほど ・・・なぜだろうと考えてしまうことがある。 多くの子どもたちが 人の話をきちんと聞けないこと、聞こうとしないこと 英単語・漢字だけではなく、「用語」を覚えるのがとても苦手なこと 人が読み上げているものを一緒に目で追うことができないこと そして 相手の意図や求めていることにこたえようとしないこと 一方、少しずつ、するべきこととして説明をするとほとんどの子どもたちが少しずつできるようになっていく。 ということは、 彼らは、そ
今週は、改めてそのことを考えさせられる1週間だった。 そして、思い出した。 大学院留学中ー 学科は違ったけれど同じ学部に車いすで生活する少し年上の日本人男性がいた。あまり接点はなかったけれど、日本人はコミュニティが出来ていたのであいさつはする、カフェテリアなどで一緒になれば話くらいする、共通の友人やほかの人と一緒なら1つのテーブルで食事をすることもある程度の知り合いだった。 ある日、カフェテリアでその人と一緒になったとき、 食事を終えた彼に 「よしえさん、これ、捨
今日、卒業生と少し長めに話をした。 昔は親が忙しかったけれど 今は子どもが忙しいー そんな話題が出た。 なるほどー だけど・・・私も小学生のときたくさん習い事していて 結構忙しい子どもだった。 小学1年生から 書道、スイミング、お茶、絵画教室に通っていたし 小学3年生には、それに剣道が加わって 小学4年生から、英語(教室は自分ちの敷地内にあったけれど)が入り 小学5年生でスイミングを辞めたけれど その代わり週3だった剣道が週6になった 笑 地区のドッチボールチーム
高校生のテスト期間が始まると、私は不機嫌なことが多くなる。 笑 外国語を学ぶ力は、やはり母語に影響され、母語に影響すると思うことしきりだ。 私は、国語の成績が悪かったから、当時、周囲の大人に挙って「このままだと英語もわからなくなる」と言われ続けた。 けれど、私は、どちらかというと英語を通して日本語に興味を持ち、「国語」という科目ではなく、日本語にも気を遣うようになっていき、受験で国語が足を引っ張ることはなく、私の英語の成績や英語力に日本語が足かせになることはなかった。
受け入れるー 寺子屋かめいの25年目も後半に入っている。 この25年足らずの間、私の中のキーワードだった気がする。 「受け入れること」 子どもたちの現状を受け入れること 今あるものを受け入れること 今ないものを受け入れること 今、できることを受け入れること 今、できないことを受け入れること そこから始まるのが教育ーなんだなぁ と、思う一方で 慣れることー 当然とすること あきらめること 当たり前だと考えること 仕方がないと思う 大人たちが 子どもたちの現状に
寺子屋かめいは、一応 小学生から社会人までの総合英語塾 を、名乗っている 笑。 そして、25年足らず前に「英語でも読み書きそろばんができる人が育つ塾」を目指して「寺子屋」と名付けた。 でも、今、英語どころか日本語での読み書きそろばんも怪しい子どもが少なくない。 それは、小学生からかなり顕著に出ているため 様々な対応をご家庭でもお願いするけれど 結局、それが表面化して問題となるのは、中学校や高校に入学してから・・・というケースが多い。 その場合、その時点では、子
今年の夏休みー 夏休み 子どもの居場所 プロジェクト 2024として 新しい取り組みを行った。 そして、そのためにクラウドファンディングを行った あっという間に、最初の目標額を達成し、2つ目の目標として支援者25名を掲げたけれど、期限残り1週間ほどのときに達成できた。そして、3つめの達成目標ということで50万円を掲げてそれも達成できた。 その支援者の半分以上が卒業生だったことを、私はとても嬉しく思った。 そして、その中にいた平成3年生まれの2人 「先生、塾続けるの
この仕事を始めて4年目(今年25年目)から現在の校舎を使っているのだけれど、その校舎が完成して間もない頃、子ども会連合会のお偉いさんがいらしてお話をすることがあった。そのとき 中学生になっても九九ができない子がいることをお話しした。 すると、そのお偉いさんが ー暗記が苦手な子もおるわさ。 と、おっしゃった。 私はこの発言に、違和感を持った、というか、不信感を持った、というか、 ため息をついた。 月曜日にこの記事を読んで↑、そんな昔のことを思い出した。 九九=覚
このところ、中学受験をして、中高一貫の学校に入学したけれど、中学1年生または2年生の終わりまでに英語の成績が良くなくて、と、寺子屋に入塾してくる生徒の通っていた幼稚園、保育園に偏りがあるように思う。 早期教育ー必要に応じたものではないインターナショナルスクールを含む英語や、読み書きだけではなく、暗記などの勉強をさせていることーで有名な幼稚園、保育園に通っていた生徒が圧倒的に多いー。 その生徒たちの様子を見ていると 褒められつづけないとやる気を急速に失っていく 褒めてほし
もう15年以上前に、突然、寺子屋にいらした保護者の方に、 開口一番 「先生は、生徒をどのような大学に入れていますか。」 と、聞かれたことがある。 ・・・思いがけない質問に、面食らって、 いや、私が入れるわけではなくて・・・と心の中で呟いていると 「息子を、同窓会に行けるようにしてやってほしいんです!」 と、続けて言われた。 笑 三重県では、東大進学者数が一番多いと言われている中高一貫の私立校に通う高校2年生の息子さん。いざ、授業をしてみると、やはりさすがT高に行
昨日、ずっと気になっていたことを高校生に聞いてみた。 授業の予習、復習していないよね? 最近、行事がいつからかを報告できない生徒ー小学生だけではなく、中学生、高校生が多いーというか、ギリギリ(明日や明後日)になるまで報告できるない生徒がほとんどだ(できる生徒はほんの少ししかいない)。 なのに、 「文化祭が近いので」 「大会が近いので」 と、振替の要望が出たり、当日欠席の連絡があったりする。 挙句の果てに「打ち上げ」なる謎の行事で塾を休む生徒までいる。 で、 振
2024年が始まって半分が終わった。 残りの半分が始まっている。 寺子屋の授業は、今日スタートする。 今週末まで期末試験がいくつかの学校であり、その対応に追われる。 新しい生徒も入ってくる。 そうこうしているうちに、夏休みも始まる。今年は・・・ 夏休み 子どもの居場所 プロジェクトが待っている。 しっかりと準備をしたい。 今のところ、お申込みは寺子屋生とそのご兄弟姉妹が主流。そして、寺子屋生のお友だちが興味を示してくれているというお話を聞いたり、お問合せをいただ
2024年が半分終わる。 何もしていないようで、多くを成し遂げつつある気もしている。 ただ、することが多すぎて私の生活環境が荒れてきたので、下半期は整理をしっかりとする半年にしたいと思っている。 仕事の面では2024年度ー チャレンジの1年としての3か月が過ぎた。 過去最低の生徒数で始まった4月ー それでも、過去一番と言っても良いほど楽しく、心穏やかにはじめられる生徒たちに囲まれて、25年目にして初めての幸せな学年度の始まりだった。 年々、日々のストレスを直接ぶ
令和7年度に改訂される教科書の展示を見に、新しくなった松阪市松阪図書館に初めて足を踏み入れた。 私は、幼い頃から、図書館、図書室が苦手だ。なので、展示だけは、じっくり見て、さっさと帰ってきてしまったけれど・・・。 アンケートがあったので少しだけ意見を書いてきた。 今の教科書は中途半端な大きさで、少し重いだけではなく、カラフルで、挿絵ーイラストもとても柔らかく大衆化されていて、見る度、違和感いっぱいなのだけれど、その方向がますます進んでいる気がして、ため息がでた。 それ