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研究論文を読み解く

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いろんなジャンルの研究を読んでるけど、その中でもみんなが気になってそうな論文をインフォグラフィックにして紹介する。
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#トレーニング

【衝撃】スロートレーニングは効果なし?筋力アップしたいなら今すぐやめるべき理

【衝撃】スロートレーニングは効果なし?筋力アップしたいなら今すぐやめるべき理

「スロートレーニングが筋肉にいいらしい」
「ゆっくり動かすと効くって聞いたんだけど…」

こんな風に思っていませんか?確かに、スロートレーニング(ISVRE:Intentionally Slow Concentric Velocity Resistance Exercise)は「筋肥大や筋力向上に効果的」と言われることもあります。

しかし、最新の科学的研究は「スロートレーニングでは筋力が最大化し

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時短でも筋トレの効果を最大限にする方法

時短でも筋トレの効果を最大限にする方法

筋トレ好きの間で注目されている「マイオセット」。

短時間で効率よく筋肉を鍛えられるトレーニング方法ですが、具体的にどんなものなのか、どんな効果があるのかをわかりやすく説明します!

マイオセットの基本マイオセットは、「レストポーズ法」と呼ばれるトレーニングの一種です。

レストポーズ法とは?

簡単に言うと、「限界までやったあと、ちょっと休んで、また少しやる」を繰り返す方法です。

例えば、腕立

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「多ければ多いほうがいい」ではない?最新研究が示す最適な筋トレセット数

「多ければ多いほうがいい」ではない?最新研究が示す最適な筋トレセット数

筋肉を大きくするためには「とにかくたくさんのセットをこなせばいい」と思っていませんか?

たしかに、トレーニングボリューム(セット数)は筋肥大にとって重要な要素です。しかし、最近の研究によると、「ボリュームを増やせば増やすほど良い」というわけではないことが明らかになっています。

今回は、最新の研究をもとに、筋群ごとに最適なトレーニングボリューム について解説します。

注:トレーニングボリューム

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科学的には青少年アスリートが高強度のトレーニングを行うと効果がある けれど・・・

科学的には青少年アスリートが高強度のトレーニングを行うと効果がある けれど・・・

スポーツをしているお子さんの成長やパフォーマンス向上のために、どんなトレーニングが効果的か気になる保護者や指導者の方も多いのではないでしょうか?

特に筋力トレーニング(レジスタンストレーニング)がどのような影響を与えるのか、科学的研究をもとにわかりやすく解説します!

さらに、具体的なトレーニング内容や安全性にも触れていきます。

今回紹介する研究について今回ご紹介するのは、「Effects a

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鉄分不足を甘く見るな!

鉄分不足を甘く見るな!

アスリートにとって、鉄は酸素を運搬しエネルギー代謝を促す非常に重要なミネラルです。

特に持久系スポーツを行う選手や女性アスリートには、鉄欠乏のリスクが高く、パフォーマンスにも大きく影響を及ぼします。

体内の鉄が不足すると、疲労感や倦怠感が増し、競技の成績も低下する可能性があります。

今日紹介する論文は、2019年に発表されたIron considerations for the athlet

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ジャンプ力を低下させる危険なトレーニング方法

ジャンプ力を低下させる危険なトレーニング方法

ジャンプ力を高めたい、もしくは維持したいと考えているアスリートにとって、あるトレーニング方法が大きな落とし穴になります。

普段から有酸素運動と筋トレを併用している人は少なくありませんが、じつははこれがジャンプ力の低下につながることがあるのです。

一体どういうことなのか、詳しく見ていきましょう。

筋トレと有酸素運動の組み合わせが〇〇を低下させてしまう?今回ご紹介するのは、「有酸素運動と筋力トレ

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筋トレを最大化させるタンパク質量は?:科学的に解説

筋トレを最大化させるタンパク質量は?:科学的に解説

筋トレをしている皆さんの中には、「もっと筋肉をつけたい」「効率的に筋力を上げたい」と考えている方が多いはず。筋力アップや筋肉の成長には、ハードなトレーニングが必要であることは間違いありません。

しかし、実はトレーニングだけでは十分ではありません。体を作るためには、食事、特にタンパク質の摂取が非常に重要な役割を果たします。

最新の研究では、レジスタンストレーニング(筋トレ)とタンパク質補給の組み

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傷害(けが)予防に効果的な運動は? 筋トレがカギを握る!

傷害(けが)予防に効果的な運動は? 筋トレがカギを握る!

アスリートは、”けが”がつきものです。
しかし、まれにアスリートとしてのキャリアを失うような傷害(けが)をしてしまい、引退を余儀なくされることもあります。

そのような選手を何人も見てきました。
その度に、悔やまれる事もたくさんあります。

近年では、ストレッチが傷害予防効果として注目されています。
しかし、本当にストレッチだけが、傷害予防になるのでしょうか?

近年の科学は、それを否定しています

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