ざーさい

地味だけど、なんか美味い。

ざーさい

地味だけど、なんか美味い。

マガジン

  • コラムニストへの道

  • My philosophy

  • 骨折って損得

  • The second page

    2枚目の秘密が知りたい!彼らはなぜかくも魅力的なのか?キャラクターを分析することで男らしさの本質に迫る。

  • 見てこそぞ、夢

記事一覧

映画「ボヘミアン・ラプソディー」-人生というストーリー-

「人に歴史あり」 宮本輝の「オレンジの壺」という小説に、この言葉がでてくる。 主人公が祖父の日記を頼りに、それまで知らなかった彼の人生に触れていく話だ。 これを読…

ざーさい
5年前
2

祈ること、その意味

お寺や神社に行く上での、わたしの1番の目的は お祈りすること である。 わたしには定期的に祈る習慣がない。 わたしは特定の宗教を信仰していないから、特に祈り…

ざーさい
5年前

私と社(やしろ)と寺(てら)と

寺社巡りが趣味になった。 私は祈るために用意された場所にパワーを感じるし、それが整備されている寺社教会モスクが好きだ。 その条件が整えば、宗派とかは関係ない。 …

ざーさい
5年前
3

ピロリ菌から考える、吉澤嘉代子「胃」

あなたの胃を弱らせたのは何か? 吉澤嘉代子の「東京絶景」というアルバムの中に「胃」という曲がある。 わがままな"わたし" が相手の胃を弱らせ、別れることになっ…

ざーさい
5年前
4

年齢と見合う

最近、Juice=Juiceを見るたびにリーダーの宮崎が老けてみえる。 年齢もあるとは思うけど、怒涛の体制変更が、リーダーである彼女の気苦労につながっているのだろう。 …

ざーさい
5年前

初秋の虚無対策

忙しい日々を駆け抜けるのは、それはそれで充実感がある。駆け抜けていると悩む暇もないし。 でも、ふとしたタイミング、例えば帰り道とか寝不足の朝とか、心にすっと虚無…

ざーさい
5年前
3

人生を走れない

走ってはいけない環境にいるのが、もう8年になった。 私はいまだに床にラインを引いたり、大きいトラックを眺めたり、人の動きと物の動きを見続けている。 走る人を注意…

ざーさい
5年前
3

整頓の妙

必要なものを、必要なときに、必要なだけ。 これは整頓するうえで重要な合言葉である。 必要なものを、必要なときに、必要なだけ取り出せるように、ものを配置すること…

ざーさい
5年前

個人の時代における標準化について

属人化 会社に入ってから始めて知った言葉だ。 対になる言葉は標準化。みんな大好きスタンダード。誰がやっても同じ仕上がり、同じ効率。 私は仕事上、標準化を進める身…

ざーさい
6年前
3

聞いて欲しい上司と考えたい私_コ

「ざーさいは淡々とやるから、できてんのかなぁと思ってたんだけどね。もっと聞いてくればいいのに。」 この言葉を受けて、私は上司を黙ったまま真っすぐ睨んだ。

1,000
ざーさい
6年前
3

刹那を生きる

今回の旅行は、レンタカーを1泊借りて移動した。 通ったこともない山道で車を飛ばしまくった。 生きてる と感じた。 自分でアクセルを踏んで、自分でハンドルを動…

ざーさい
6年前
1

他人の物語、自分の物語、神の物語

最近、「神の物語」というものを考えている。 神話じゃないよ。絶対的な物語というか。 大人になって、世の中の多くの人は「他人の物語」に踊らされていることに気づいた…

ざーさい
6年前
3

神と生きるということ

坂爪さんのnoteが今日も最高だった。 縦のつながりを意識するという話だ。https://note.mu/keigosakatsume/n/n603a68fdccaf 私が神を意識し始めたのも、大学1年生のときヨ…

ざーさい
6年前
3

骨折って損得④ リハビリ

「骨折なんて骨治すだけ」 と思っていた。 怪我をして1ヶ月の間、腕が動かないのは、ギブスで固定されているからだと思っていた。(実際そうだ) しかし、ギブスが取れた…

ざーさい
6年前

見てこそぞ、夢 「矢印論」

「幸せとは、2つの矢印である」 これが私の幸福論であり、「矢印論」と呼んでいる。 この考え方は、たしか2016年の末に考えたものだ。 幸せな状態とは、 「長い矢印と短…

ざーさい
6年前
1

「それぞれの人生」と「大きな夢」

"グループで夢を見続けること、 それは大前提である「それぞれの人生」をある程度否定することでもあります。" この言葉は、アンジュルムのリーダー和田彩花の卒業コメン…

ざーさい
6年前
1

映画「ボヘミアン・ラプソディー」-人生というストーリー-

「人に歴史あり」

宮本輝の「オレンジの壺」という小説に、この言葉がでてくる。
主人公が祖父の日記を頼りに、それまで知らなかった彼の人生に触れていく話だ。
これを読んで私は、

確かに、私に私の人生があるように、私の両親や私の祖父母、友人や日々すれ違う人たちそれぞれに、それぞれ違った「人生という歴史」があるのだ!

と気づかされた覚えがある。
私たちは同じ"今"の中で生きているけれど、それぞれにそ

もっとみる

祈ること、その意味

お寺や神社に行く上での、わたしの1番の目的は

お祈りすること

である。

わたしには定期的に祈る習慣がない。
わたしは特定の宗教を信仰していないから、特に祈りに関して決まりはなく、頻度もやり方もなんでもありだ。

それでも祈ることはわたしにとって、とても大切なことだ。
なぜなら、祈ることは、自分を整えることに繋がるからだ。

大阪に住んでいたとき、目の前に神社があった。

もっとみる

私と社(やしろ)と寺(てら)と

寺社巡りが趣味になった。
私は祈るために用意された場所にパワーを感じるし、それが整備されている寺社教会モスクが好きだ。
その条件が整えば、宗派とかは関係ない。

まず、私は教典や教義が好きではない。
宗教によって思想や行動が制約されることを嫌っている。
決まった曜日の決まった時間に何かをやるとか、決まった体勢をとって祈らないといけないとか、そんなことに従いたくない。

以前、私は神さまを真面目

もっとみる

ピロリ菌から考える、吉澤嘉代子「胃」

あなたの胃を弱らせたのは何か?

吉澤嘉代子の「東京絶景」というアルバムの中に「胃」という曲がある。

わがままな"わたし" が相手の胃を弱らせ、別れることになってしまい、反省して悲しむ物語。
それが、"キリキリキリキリ" "ムリムリムリムリ" "スリスリスリスリ" といった言葉遊びを交えながら、軽やかに展開していく。

歌詞自体は"はあ" というため息で終わるが、吉澤の歌唱はその後も

もっとみる

年齢と見合う

最近、Juice=Juiceを見るたびにリーダーの宮崎が老けてみえる。
年齢もあるとは思うけど、怒涛の体制変更が、リーダーである彼女の気苦労につながっているのだろう。

アイドルだけでなく、人間は10代から20代にかけて容姿が変わっていく。
そこに環境の変化も加われば、容姿に対してメイクや服装を対応するものに変えていくことは、簡単ではないのだろう。

ふと鏡を見たら自分の顔もまた変わってき

もっとみる

初秋の虚無対策

忙しい日々を駆け抜けるのは、それはそれで充実感がある。駆け抜けていると悩む暇もないし。
でも、ふとしたタイミング、例えば帰り道とか寝不足の朝とか、心にすっと虚無感が入り込む時がある。もちろんそれなりに疲れているし、気づいていないストレスもあるんだろうけど、ゆっくり寝たり、ストレスを解消しても消えないときが多い。
今週久しぶりにそれを味わった。

虚無。
最近読んだ本に出てきた。
ミヒャエル・エン

もっとみる

人生を走れない

走ってはいけない環境にいるのが、もう8年になった。
私はいまだに床にラインを引いたり、大きいトラックを眺めたり、人の動きと物の動きを見続けている。

走る人を注意することが多いので(大学時代もそうだったんだけど)、公共の場、例えばデパートの中とかでも走る人がいると目で追ってしまうようになった。
とんでもない職業病だ。

困ったことは他にもある。急いでいるときでも走れないのだ。たとえ職場の外

もっとみる

整頓の妙

必要なものを、必要なときに、必要なだけ。

これは整頓するうえで重要な合言葉である。
必要なものを、必要なときに、必要なだけ取り出せるように、ものを配置すること。

コレだ。
そういう人に、私はなりたい。

必要なときに、必要な情報やリソースを出せる人。
そのために勉強して、情報や備品を整理する。
誰かの役に立つために整えて行くこと。

整頓の妙こそがわたしのやりたい仕事だ。

個人の時代における標準化について

属人化
会社に入ってから始めて知った言葉だ。
対になる言葉は標準化。みんな大好きスタンダード。誰がやっても同じ仕上がり、同じ効率。

私は仕事上、標準化を進める身でありながら、実は標準化が嫌いだ。理由は、個性を殺していてつまらないから。人間くさい方がおもしろいから。それだけ。

属人化のわかりやすい例は芸術家や職人だ。その人にしかできないことがある職業。

一方で、単純作業や軽作業には

もっとみる

聞いて欲しい上司と考えたい私_コ

「ざーさいは淡々とやるから、できてんのかなぁと思ってたんだけどね。もっと聞いてくればいいのに。」
この言葉を受けて、私は上司を黙ったまま真っすぐ睨んだ。

もっとみる

刹那を生きる

今回の旅行は、レンタカーを1泊借りて移動した。
通ったこともない山道で車を飛ばしまくった。

生きてる

と感じた。

自分でアクセルを踏んで、自分でハンドルを動かしつづける。知らない道、初めて走る道。
集中力が切れたその刹那に、山道を転げ落ちるかもしれない、そんな緊張感がある。

自分を試すようにアクセルを踏んで、慎重にコーナーを曲がって。
対向車や車間距離にも気を配りながら。

もっとみる

他人の物語、自分の物語、神の物語

最近、「神の物語」というものを考えている。

神話じゃないよ。絶対的な物語というか。

大人になって、世の中の多くの人は「他人の物語」に踊らされていることに気づいた。「他人の物語」というのは、「良い会社に入りなさい」「はやく結婚して幸せになりなさい」「男はこうありなさい、女はこうありなさい」とかに代表される、一般常識大好きな、大衆の物語。

「他人の物語」は例であげきれないくらい多いし、無意識に受

もっとみる

神と生きるということ

坂爪さんのnoteが今日も最高だった。
縦のつながりを意識するという話だ。https://note.mu/keigosakatsume/n/n603a68fdccaf

私が神を意識し始めたのも、大学1年生のときヨーロッパに行ってからだった。
欧州の人たちは、神のために荘厳な教会を建て、神に祈るために日曜日を休む。

それを知ったとき、不思議だと思った。自分の生活にはそんなに強く神様が根付いて

もっとみる

骨折って損得④ リハビリ

「骨折なんて骨治すだけ」
と思っていた。
怪我をして1ヶ月の間、腕が動かないのは、ギブスで固定されているからだと思っていた。(実際そうだ)

しかし、ギブスが取れたとき、私は愕然とした。

腕が動かない。

1ヶ月固定していた私の腕は、筋肉が凝り固まってカチカチになってしまっていた。

私はショックを受けた。
でもすぐに、
「リハビリをがんばれば戻る」
と思うことで持ち直した。

もっとみる

見てこそぞ、夢 「矢印論」

「幸せとは、2つの矢印である」
これが私の幸福論であり、「矢印論」と呼んでいる。

この考え方は、たしか2016年の末に考えたものだ。

幸せな状態とは、
「長い矢印と短い矢印を持っている状態」
である。
それはつまり、
「長期的な目標やゴールがありそれに向かっている状態=長い矢印がある」
でかつ
「今日や明日の自分の短期の欲求を満たせる状態=短い矢印がある」
であること、
という考え方である。

もっとみる

「それぞれの人生」と「大きな夢」

"グループで夢を見続けること、
それは大前提である「それぞれの人生」をある程度否定することでもあります。"

この言葉は、アンジュルムのリーダー和田彩花の卒業コメントの抜粋です。

ブログに綴られた卒業コメントは、
チームとは? 個人とは?
というテーマについて考えさせられるものでした。
グループというものに真摯に向き合った彼女。
その言葉は、いつも通り真剣で、卒業発表を超えた何かを感じました

もっとみる