ざーさい

地味だけど、なんか美味い。

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    2枚目の秘密が知りたい!彼らはなぜかくも魅力的なのか?キャラクターを分析することで男らしさの本質に迫る。

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最近の記事

映画「ボヘミアン・ラプソディー」-人生というストーリー-

「人に歴史あり」 宮本輝の「オレンジの壺」という小説に、この言葉がでてくる。 主人公が祖父の日記を頼りに、それまで知らなかった彼の人生に触れていく話だ。 これを読んで私は、 確かに、私に私の人生があるように、私の両親や私の祖父母、友人や日々すれ違う人たちそれぞれに、それぞれ違った「人生という歴史」があるのだ! と気づかされた覚えがある。 私たちは同じ"今"の中で生きているけれど、それぞれにそこに至るまでの過去がある。 私が、この体で、この価値観で、このセンスで生きている

    • 祈ること、その意味

      お寺や神社に行く上での、わたしの1番の目的は お祈りすること である。 わたしには定期的に祈る習慣がない。 わたしは特定の宗教を信仰していないから、特に祈りに関して決まりはなく、頻度もやり方もなんでもありだ。 それでも祈ることはわたしにとって、とても大切なことだ。 なぜなら、祈ることは、自分を整えることに繋がるからだ。 大阪に住んでいたとき、目の前に神社があった。 折角なのでと、休みのたびにお参りをすることにした。 お参りを、何も考えずにするのも

      • 私と社(やしろ)と寺(てら)と

        寺社巡りが趣味になった。 私は祈るために用意された場所にパワーを感じるし、それが整備されている寺社教会モスクが好きだ。 その条件が整えば、宗派とかは関係ない。 まず、私は教典や教義が好きではない。 宗教によって思想や行動が制約されることを嫌っている。 決まった曜日の決まった時間に何かをやるとか、決まった体勢をとって祈らないといけないとか、そんなことに従いたくない。 以前、私は神さまを真面目に信じていなかった。 お祈りするのは、年末年始とお願いをしたい大事なときだけ、と

        • ピロリ菌から考える、吉澤嘉代子「胃」

          あなたの胃を弱らせたのは何か? 吉澤嘉代子の「東京絶景」というアルバムの中に「胃」という曲がある。 わがままな"わたし" が相手の胃を弱らせ、別れることになってしまい、反省して悲しむ物語。 それが、"キリキリキリキリ" "ムリムリムリムリ" "スリスリスリスリ" といった言葉遊びを交えながら、軽やかに展開していく。 歌詞自体は"はあ" というため息で終わるが、吉澤の歌唱はその後も続き、"キリキリキリキリ"という言葉をヒステリックに歌いあげていく。最後のフェイ

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          年齢と見合う

          最近、Juice=Juiceを見るたびにリーダーの宮崎が老けてみえる。 年齢もあるとは思うけど、怒涛の体制変更が、リーダーである彼女の気苦労につながっているのだろう。 アイドルだけでなく、人間は10代から20代にかけて容姿が変わっていく。 そこに環境の変化も加われば、容姿に対してメイクや服装を対応するものに変えていくことは、簡単ではないのだろう。 ふと鏡を見たら自分の顔もまた変わってきている。 性別や年齢に関係なく、人は変わる。 自分の変化を見つめて、自分の見せ方

          年齢と見合う

          初秋の虚無対策

          忙しい日々を駆け抜けるのは、それはそれで充実感がある。駆け抜けていると悩む暇もないし。 でも、ふとしたタイミング、例えば帰り道とか寝不足の朝とか、心にすっと虚無感が入り込む時がある。もちろんそれなりに疲れているし、気づいていないストレスもあるんだろうけど、ゆっくり寝たり、ストレスを解消しても消えないときが多い。 今週久しぶりにそれを味わった。 虚無。 最近読んだ本に出てきた。 ミヒャエル・エンデの「はてしない物語」。主人公のバスチアンが読み始めた本の中の世界、ファンタージ

          初秋の虚無対策

          人生を走れない

          走ってはいけない環境にいるのが、もう8年になった。 私はいまだに床にラインを引いたり、大きいトラックを眺めたり、人の動きと物の動きを見続けている。 走る人を注意することが多いので(大学時代もそうだったんだけど)、公共の場、例えばデパートの中とかでも走る人がいると目で追ってしまうようになった。 とんでもない職業病だ。 困ったことは他にもある。急いでいるときでも走れないのだ。たとえ職場の外でも。 走れない私は、生き方もゆったり構えるようになってきた。 そもそも

          人生を走れない

          整頓の妙

          必要なものを、必要なときに、必要なだけ。 これは整頓するうえで重要な合言葉である。 必要なものを、必要なときに、必要なだけ取り出せるように、ものを配置すること。 コレだ。 そういう人に、私はなりたい。 必要なときに、必要な情報やリソースを出せる人。 そのために勉強して、情報や備品を整理する。 誰かの役に立つために整えて行くこと。 整頓の妙こそがわたしのやりたい仕事だ。

          個人の時代における標準化について

          属人化 会社に入ってから始めて知った言葉だ。 対になる言葉は標準化。みんな大好きスタンダード。誰がやっても同じ仕上がり、同じ効率。 私は仕事上、標準化を進める身でありながら、実は標準化が嫌いだ。理由は、個性を殺していてつまらないから。人間くさい方がおもしろいから。それだけ。 属人化のわかりやすい例は芸術家や職人だ。その人にしかできないことがある職業。 一方で、単純作業や軽作業にはマニュアルを設定して、そのマニュアル通りに指導をすることで間違いを防ぐ。これは、

          個人の時代における標準化について

          聞いて欲しい上司と考えたい私_コ

          「ざーさいは淡々とやるから、できてんのかなぁと思ってたんだけどね。もっと聞いてくればいいのに。」 この言葉を受けて、私は上司を黙ったまま真っすぐ睨んだ。

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          刹那を生きる

          今回の旅行は、レンタカーを1泊借りて移動した。 通ったこともない山道で車を飛ばしまくった。 生きてる と感じた。 自分でアクセルを踏んで、自分でハンドルを動かしつづける。知らない道、初めて走る道。 集中力が切れたその刹那に、山道を転げ落ちるかもしれない、そんな緊張感がある。 自分を試すようにアクセルを踏んで、慎重にコーナーを曲がって。 対向車や車間距離にも気を配りながら。 スピード感の中で、一瞬一瞬を生きる。 そのとき、何も悩みはない。 目の前の

          刹那を生きる

          他人の物語、自分の物語、神の物語

          最近、「神の物語」というものを考えている。 神話じゃないよ。絶対的な物語というか。 大人になって、世の中の多くの人は「他人の物語」に踊らされていることに気づいた。「他人の物語」というのは、「良い会社に入りなさい」「はやく結婚して幸せになりなさい」「男はこうありなさい、女はこうありなさい」とかに代表される、一般常識大好きな、大衆の物語。 「他人の物語」は例であげきれないくらい多いし、無意識に受け入れてるものも多い。これに沿って生きればあんまり考えて生きなくてもいいんだけど

          他人の物語、自分の物語、神の物語

          神と生きるということ

          坂爪さんのnoteが今日も最高だった。 縦のつながりを意識するという話だ。https://note.mu/keigosakatsume/n/n603a68fdccaf 私が神を意識し始めたのも、大学1年生のときヨーロッパに行ってからだった。 欧州の人たちは、神のために荘厳な教会を建て、神に祈るために日曜日を休む。 それを知ったとき、不思議だと思った。自分の生活にはそんなに強く神様が根付いていなかったからだ。 神様を信じるってどういうことなんだろう? 信じた方が人

          神と生きるということ

          骨折って損得④ リハビリ

          「骨折なんて骨治すだけ」 と思っていた。 怪我をして1ヶ月の間、腕が動かないのは、ギブスで固定されているからだと思っていた。(実際そうだ) しかし、ギブスが取れたとき、私は愕然とした。 腕が動かない。 1ヶ月固定していた私の腕は、筋肉が凝り固まってカチカチになってしまっていた。 私はショックを受けた。 でもすぐに、 「リハビリをがんばれば戻る」 と思うことで持ち直した。 しかし、またしかし。 私はやったことのないリハビリをなめていた。 そして、す

          骨折って損得④ リハビリ

          見てこそぞ、夢 「矢印論」

          「幸せとは、2つの矢印である」 これが私の幸福論であり、「矢印論」と呼んでいる。 この考え方は、たしか2016年の末に考えたものだ。 幸せな状態とは、 「長い矢印と短い矢印を持っている状態」 である。 それはつまり、 「長期的な目標やゴールがありそれに向かっている状態=長い矢印がある」 でかつ 「今日や明日の自分の短期の欲求を満たせる状態=短い矢印がある」 であること、 という考え方である。 幸せになるとはどういうことか? という問いは私の中にずっとある問いだった。

          見てこそぞ、夢 「矢印論」

          「それぞれの人生」と「大きな夢」

          "グループで夢を見続けること、 それは大前提である「それぞれの人生」をある程度否定することでもあります。" この言葉は、アンジュルムのリーダー和田彩花の卒業コメントの抜粋です。 ブログに綴られた卒業コメントは、 チームとは? 個人とは? というテーマについて考えさせられるものでした。 グループというものに真摯に向き合った彼女。 その言葉は、いつも通り真剣で、卒業発表を超えた何かを感じました。 誰もが発信し、評価し、 「それぞれの人生」を彩ることができる時代。

          「それぞれの人生」と「大きな夢」