もう裏だなんて思わない。堂々と、幸せのニュースをお伝えします。日曜日の礼拝ごとに、一週間の生きる力を、人生を変える力を、神の言葉がもっていると確信していますから、それを指し示す取…
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#申命記
生きている (ヨハネ4:43-54, 申命記4:1-4)
◆看取る悲しみ
あめゆじゆとてちてけんじや
この言葉は衝撃的でした。東北の言葉は、九州人の私には馴染みがありませんが、この苦しく切ない言葉が、精一杯の命の言葉だということは伝わりました。多くの人の心を掴んだこの言葉は、宮沢賢治の詩「永訣の朝」に、括弧付きで幾度も登場する、妹の言葉です。危篤の妹の口から、「雨雪をとってきてください」と漏れる。26歳の賢治が、24歳のトシの死の床にいる風景で
表メッセージ・手を大きく広げよ (申命記15:7-11, マタイ5:3,6:12)
◆愛は惜しみなく
有島武郎など、今の若い人は手に取ることがあるのでしょうか。「一房の葡萄」は子ども向けとはいえ、罪の意識を問う作品ですし、「カインの末裔」は、正に旧約聖書の物語をモチーフにしています。「罪」という問題は有島武郎にとり大きなテーマであったと思われますが、若くして出会ったキリスト教を、やがて数年後には棄ててしまいます。文学論については素人は言及を避けますが、キリスト教の説く「愛」に