早川 琢也, Ph.D.
約10年にわたる私の留学生活で得た経験をまとめています。将来アメリカの大学留学(特に修士、博士)を考えている方、アメリカの博士課程の様子などに興味がある方の参考になればと思っています。
(2023年4月16日 更新) こんにちは、早川琢也です。 京都先端科学大学の専任講師として、教育・研究活動をしています。 教育心理学をスポーツへ応用する事とスポーツ心理学を専門にしています。 研究活動の傍、アメリカ留学中に学んだスポーツ心理的の理論に基づいたメンタルトレーニングの指導、心理的サポート、練習・指導環境改善のアドバイスなども行なっています。 スポーツ心理学東海大学大学院で、スポーツ心理学を専攻してパフォーマンス向上と実力発揮のメンタルトレーニングについ
こんにちは。早川琢也です。 何事も時間が経つと、初心を忘れてしまったり始めた当初の気持ちを忘れたりすることがよくあるのではないでしょうか。 私自身、9年半となかなか長期間アメリカに留学していました。 留学を終えて日本に戻ってきて、改めて留学を始めた頃と留学を終える頃を比べると、 やはり色んな意味で「慣れ」が出てきて留学をした頃とは気持ちに変化が出ていたと感じました。 それはある意味自然なのですが、何事も始めた頃の初々しさや勢いみたいなものは、 時間が経って慣れが出てく
こんにちは。早川琢也です。 ここ最近は、毎週水曜日の夜にclubhouseで知人友人と話す中で得られる学びや気づきが楽しい時間になっています。 その中で出た話題と自分の留学の経験が結びつきそうだったので、今回はその2つを関連させた内容にしてみます。 大きなテーマは、 どのようにして学ぶ環境を活かすのがいいか? です。 ・時間をかけて勉強しているのになかなか成績が伸びない ・いい環境にいるはずなのにどうも成長実感できない ・たくさん教わっているのに教わった内容があま
こんにちは。早川琢也です。 今日はいつもの研究寄りの内容ではなく、どちらかというと自分の実践と学びに基づいた内容です。 武道の駆け引きの話は他のスポーツにも行かせるものが多いのでは? 私の剣道歴まず、私自身の武道の経験ですが、剣道を8年ほどやっており三段を取得しました(年数的には四段を受ける事は出来ます)。 この剣道経験ですが、実は日本ではなくアメリカ留学中の8年間のものです。 詳しい経緯は別の機会にお話ししようと思いますが、簡単に言いますと ・運動する機会が欲しか
こんにちは。早川琢也です。 以前のブログで、スポーツ心理学で出来ることについてまとめてみました。 この時は、「実力を伸ばすのにスポーツ心理学が役に立つこと」と「プレッシャーを克服するのにスポーツ心理学が役に立つこと」の2つについて紹介しました。 ですが、これら以外にもスポーツ心理学がスポーツで出来ることはまだまだあります。 そこで、スポーツ心理学を活用することで解決出来ることや、改善出来ることなどを紹介していければと思っています。 今回は、「システムや環境を改善する
こんにちは。早川琢也です。 ここ最近は少しアクセルふかし気味だったので、 少しスローダウンさせています。 特に、最近は公私で文章を書くことが多いので、 ある一定のペースを保って長く続けるためのシステムを作り上げるかを、 テーマにしています。 今日のテーマはコーチの経験則についてです。 指導において一番のリソースは、「自分が受けた指導」という経験の可能性コーチが一番頼りにしているコーチングのためのリソースは、 「自分のスポーツ経験や自分のコーチから受けた指導」に
こんにちは。早川琢也です。 最近調子が良く、毎日のように更新が続いています。 どこかのタイミングで止まるまで、せっかくなので続けていこうと思いますので、どうぞお付き合い下さい。 ここ最近は、英語についてお話しする機会が多いこともあって、 英語にちなんだ話題について色んな考えが湧いてきます。 と、言っても話の中で出た他の方の話題を拝借している事も多いですが。。。ここで書くネタをいただきありがとうございます(笑) 「海外に行くなら、やっぱり英語が必要」 これから海外
こんにちは。早川琢也です。 今日も留学の頃のお話をさせていただきます。 留学中は決して経済的に余裕がある状態とは言えませんでした。 それでも、唯一自分自身に許していた贅沢がコーヒーでした。 日本にいる頃からコーヒーは好きでしたが、アメリカに渡ってからも趣味のひとつとしてコーヒータイムは楽しんでいました。 9年間一緒に過ごしたエスプレッソマシン私のアメリカ留学を語る上で欠かせないのが、フロリダにいた頃のルームメイトたちがプレゼントしてくれた家庭用エスプレッソマシンです
こんにちは。早川琢也です。 修士課程と博士課程を通して、それなりの年数をかけて研究活動をしてきました。 その過程で、大量の研究論文を読んで研究計画を立てる練習をして、 博士論文を書く経験までは積むことが出来ました。 ある程度まとまった時間をかけて研究に触れてきた経験は、 確かな学びとして自分の中に活きていると実感しています。 これまで読んできた研究論文で得た知識は間違いなく貴重ですし、 研究者としての基盤になる物です。 ですが、無形の財産としてその知識以上に貴
こんにちは。早川琢也です。 今日はアメリカに留学してから楽しみにしていた事の1つ、 アメリカでのスポーツ観戦について書いていこうと思います。 圧倒されたスポーツのスケールや規模感 テレビ越しでNBAのアリーナの様子を見たことがある方もいれば、 最近よく放送されているメジャーリーグのボールスタジアムをテレビで見た事がある方も多いと思います。 大学スポーツの規模一方アメリカの大学スポーツは、それこそプロに負けず劣らず、 多くの人が注目を集めるくらいの人気スポーツです
こんにちは。早川琢也です。 最近は、博士論文を海外の学術雑誌に投稿する準備にひたすら勤しんでいます。 実績がないと箸にもかからないシビアな世界なので、自分からの情報発信に加えて、しっかり積むべき実績も積まないと、と奮い立たせています。 論文を書くこと自体は自分のスキルアップや情報のアップデートに繋がりますから、決して後ろ向きではありません。 むしろ研究したい身ですから、意欲的に取り組めています。 今回ご紹介する論文は直接自分の研究に関わりませんが、 保護者の関わり
こんにちは。早川琢也です。 アメリカから完全帰国して気づけばもう半年近く経ちます。 生まれ育った日本はやっぱり住みやすく、日々の食事とお風呂のありがたさを感じています。 同時に、僕が留学していたテネシーも時々恋しくなります。 ゆったりとした空間と空気感、出会った友人とそんな彼ら彼女らと英語で話す機会。 日本もアメリカもどちらも良さあり課題ありなので、優劣はつけません。 それぞれの国や地域に良さがあると思うので、そこで得られる良さを楽しめればそれが一番だと思います。
こんにちは。早川琢也です。 最近こちらの更新は気まぐれですが… その時々で思うことをまとめて皆さんにシェアさせていただく場にしようかと考えています。 さて、noteでフォローさせていただいている上杉さんの記事に共感する事が多かったので、シェアさせていただきます。 私も、競技スポーツはもちろんですが、 自分に合ったスポーツをずっと出来る環境もこの先生まれて欲しいと思っています。 実際に私自身、研究によってスポーツの心理的な側面を数値化する試みや研究に興味を持っていま
※4月14日午前9時25分、反復練習の意義を加筆しました。 こんにちは。早川琢也です。 つい最近、知り合いが「10人連続成功のような帰れま10みたいな練習でスキル獲得に繋がるのだろうか?」と疑問を投げかけてくれたので、それについて考えていきたいと思います。 このタイプの練習、色んなスポーツでありそうですね。 ・バスケなら、スリーメンを制限時間内に何本連続成功しないと終われない、 ・野球なら、ノックで10人連続でストライク返球しないと終われない、 ・バレーボールだと10
こんにちは。早川琢也です。 思いつきですが、読んで面白かった論文を紹介していこうと思います。覚書の意味も込めて、時々やっていこうと思っています。 今回読んだ論文はこちら。 オリンピアンを扱う論文は、やっぱり目を引きますよね。多くのコーチの皆さんも、一流のコーチに必要な要素って気になると思います。 では、どんな研究だったか、どんなことが分かったのか、その上でこの論文の結果をどう扱えばいいのかについて紹介していきます。 どんな研究だったのか?・36人のオリンピック選手を
こんにちは。早川琢也です。 現在は大学研究員として、スポーツ練習環境、指導方法、主体性をテーマに研究しています。 研究と並行して、あらゆる年代のスポーツ選手のパフォーマンスに関する心理面の課題を、スポーツ心理学や教育心理学の知見からサポートする活動もしています。 私自身、小さい頃から現在まで何かしらの形でスポーツに関わっています。 どちらかと言うと色々なスポーツをやっていて、これまでサッカー、水泳、バスケ、卓球、剣道をやりました。 こうして書き出してみると、文字通り