たかまっく

地の底にいる。ひっそりと、しっかりと。

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    互いに、何も知らない。2024.4.14-9.2

    2024年4月14日から9月2日までの絵日記を一冊にまとめたZINE。 心の揺らぎに身を任せ、現在お仕事お休み中。 自分の波にも徐々に慣れ、周りに目を向ける余裕が出てきた。 親しい友人やどんどん子離れしてく両親、陶芸教室の人たちやスタバで号泣していた人、選挙演説に集まった大学生、ガザの瓦礫をスケボーで滑る青年、レモンスカッシュをうまそうに飲んでた男子中学生ー。 人は皆それぞれの日々を過ごしていて、互いに違う目で毎日を感じ、互いに知らないところで喜んだり悲しんだりしているのだと思う。 知らないから知ろうとしたり、知らなくても一緒に居られる関係もある。 ヤマも無ければオチもない日々を過ごしながら、他者との関係を想った絵日記。 著者  :たかまっく 印刷製本:株式会社コーヤマ H 182mm × W 128mm / 172P+cover ©︎Takamakku.2024.Printed in Japan
    1,800円
    takamakku
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    美談に朽ちる前に、日記を書いた。2023.9.19-11.30

    2023年9月19日から11月30日までの絵日記を一冊にまとめたZINE。 いつも通り生きていたら、突然色々なことが無理になり心も体も壊れ、現在進行形で休職中。 暴走する心身を落ち着かせるために絵日記を始めた。忙しく生きていたらわざわざ直視しない違和感や嫌悪感、ささやかな嬉しさなど、感情を解きほぐすことで自分という存在が保たれる気がした。 この日々を「人生にとって大事な期間だった」と安い美談でまとめないように、感情と日常の解像度が高いうちに綴った。 完治もなければオチもない、ドラマチックなことなんて起こらない日々徒然の記録。 著者  :たかまっく 印刷製本:株式会社コーヤマ H 182mm × W 128mm / 170P+cover ©︎Takamakku.2024.Printed in Japan
    1,800円
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    互いに、何も知らない。2024.4.14-9.2

    2024年4月14日から9月2日までの絵日記を一冊にまとめたZINE。 心の揺らぎに身を任せ、現在お仕事お休み中。 自分の波にも徐々に慣れ、周りに目を向ける余裕が出てきた。 親しい友人やどんどん子離れしてく両親、陶芸教室の人たちやスタバで号泣していた人、選挙演説に集まった大学生、ガザの瓦礫をスケボーで滑る青年、レモンスカッシュをうまそうに飲んでた男子中学生ー。 人は皆それぞれの日々を過ごしていて、互いに違う目で毎日を感じ、互いに知らないところで喜んだり悲しんだりしているのだと思う。 知らないから知ろうとしたり、知らなくても一緒に居られる関係もある。 ヤマも無ければオチもない日々を過ごしながら、他者との関係を想った絵日記。 著者  :たかまっく 印刷製本:株式会社コーヤマ H 182mm × W 128mm / 172P+cover ©︎Takamakku.2024.Printed in Japan
    1,800円
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    美談に朽ちる前に、日記を書いた。2023.9.19-11.30

    2023年9月19日から11月30日までの絵日記を一冊にまとめたZINE。 いつも通り生きていたら、突然色々なことが無理になり心も体も壊れ、現在進行形で休職中。 暴走する心身を落ち着かせるために絵日記を始めた。忙しく生きていたらわざわざ直視しない違和感や嫌悪感、ささやかな嬉しさなど、感情を解きほぐすことで自分という存在が保たれる気がした。 この日々を「人生にとって大事な期間だった」と安い美談でまとめないように、感情と日常の解像度が高いうちに綴った。 完治もなければオチもない、ドラマチックなことなんて起こらない日々徒然の記録。 著者  :たかまっく 印刷製本:株式会社コーヤマ H 182mm × W 128mm / 170P+cover ©︎Takamakku.2024.Printed in Japan
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絵日記ZINE「互いに、何も知らない。」が完成しました。

2024年4月14日から9月2日までの絵日記をまとめたZINE「互いに、何も知らない。」が完成しました。 前作「美談に朽ちる前に、日記を書いた。」は昨年の9月から12月ごろまでの日記をまとめたもので、体調不良からしばらく休職することになり、慣れない自分自身の波に翻弄される日々を綴ったものでした。 今回は自分の波にも徐々に慣れ、周りの人たちや社会にを向ける余裕が出てきたここ数ヶ月の日々を綴っています。 親しい友人やどんどん子離れしてく両親、陶芸教室の人たちやスタバで号泣して

    • 今日という1日は花が枯れた1日。

      今日は出社の日だったので眠い体を起こして窓のシェードを開けた。窓辺に置いてる四角い花瓶は陶芸教室で作ったもので、本屋でもらった紙袋をモチーフにした。近所の花屋で1000円くらいで買った花を2,3輪さしている。花の名前は忘れてしまったが、店主が「春の花がもう入ってきた」と楽しそうに教えてくれた。 会社から帰ると花は枯れていた。元々そんなに生気溢れる様子でもなかったが、それでも朝は茎をピンと伸ばして花を太陽の方に向けていた。今はそのうちの一輪がくったりと折れて花弁がシワシワにな

      • 多色刷りな時間が自分にもある。

        粛々と自分の役割をこなしているとあっという間に毎日が過ぎていく。仕事で焦りや不安を感じる時はあるが案外何とかなってるし、みんな探り探りやってんだなと思いながら、今日もそれなりに働いた。潔くパソコンを閉じ、何で今?てタイミングだけどネットフリックスで「君の名は。」を見たり、ネットで買って届いた「Positive Energy」という胡散臭い名前のハーブティーを淹れてみたりする。ハーブでポジティブエナジーって絶妙に違法感があって面白いなと思いながら飲む。結構美味しい。 ポジティ

        • 柔軟剤が降ってる。

            仕事を終えて部屋の扉を開けると廊下がやたらと良い匂いがする。良い匂いが集合して密度が高まりもはや刺激臭になっている。原因はすぐに見当がついた。柔軟剤だ。洗濯機を置いている脱衣所に行くと棚においた詰め替えパックから柔軟剤が降ってた。 今日は在宅勤務で仕事中は集中力が切れるとどうでも良い細々したことをやりたくなり、昼過ぎに大して洗濯物は溜まっていなかったが洗濯をすることにした。普段は柔軟剤は詰め替えのデカいパックから小洒落たボトルに移し替えているが、ふと柔軟剤をわざわざ詰

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        絵日記ZINE「互いに、何も知らない。」が完成しました。

          おざなりなクリスマスで良いな。

          友人と待ち合わせて東京都写真美術館の展示を見に行く。美術館は恵比寿ガーデンプレイスに併設されており、でかいクリスマスツリーやらモニュメントがあちこち並んでいてイルミネーションでピカピカしている。この季節、ハロウィンが終わると街は一気にクリスマス前夜祭みたいな装いになるので11月って存在しないみたいだなと思う。恵比寿の記憶はいつもこれくらいの季節で、もうクリスマス一色なんだなあと思いながらアウターの重みを感じてキラキラしているガーデンプレイスを通り抜ける景色をよく思い出す。

          おざなりなクリスマスで良いな。

          受付のお局、小鹿みたいな店員。

          脳疲労の多い金曜日、まだ少し作業は残っていたが定期通院があるので強制的にパソコンを閉じる。週明けの自分に期待を託す。主治医と復職してからの日々を話し、順調ですねと言われる。この人は自分が何を言っても否定しないので、もし「やっぱりまだ無理でした」と言ってもそうだねと頷いて診断書を書くんだろう。否定されるよりいいか。今まで飲んでいた薬は引き続き飲み、年明けくらいから徐々に量を減らしていくことになった。次回の診察日を決め会計を待つ。 クリニックの受付には女性の職員がいつも3人いる

          受付のお局、小鹿みたいな店員。

          空いた時間にちょっと踊る。

          割と色々どうでも良くなる。

          空いた時間にちょっと踊る。

          合理的な理由などない。

          起きたら今日は無理な日だと悟った。幸い今日は仕事で打ち合わせもなく黙々と一人で作業する日で急ぎのタスクもない。出社して粛々と働くつもりでいたが、無理な日が始まってしまったので在宅勤務に切り替えた。復職してからは、休職が別の世界での出来事みたいに感じるほど普通に働いていた。そうそうこんな日常でしたと感じながら日々役目をこなしているが、やっぱり無理な日は来るらしい。こういう日が来ることを抱えながら生きていく。 ここ数日の勤勉さのおかげで、今日何としてもやらなきゃいけない仕事はほ

          合理的な理由などない。

          薪をくべ続けるみんな。ポップコーンを作る俺。

          沼津での怒涛の連休を終えて今日もしおらしく働いた。仕事中、今日もまだ窯の温度管理をしているメンバーからグループラインに写真が時々送られてくる。モニターから目を離し写真を眺める。数字と文字がびっしり敷き詰められた、ロゼッタストーンみたいなエクセルでぼちぼち仕事をしている時を同じくして、山奥で燃え盛る窯に薪を入れ続け土でできた器を焼成させている人たちがいる。連休明けの火曜日の同じ午後、流れる時間の違いに圧倒されつつ、世界は広いのだなと感じ安心する。 週末を思い返す。破天荒なタク

          薪をくべ続けるみんな。ポップコーンを作る俺。

          沈みゆく道で、「前の車追ってください」

          この三連休は陶芸教室の活動で沼津の山奥に来ている。東京の教室で作った器を山の中にある穴窯という窯に入れ、五日間にわたって薪をくべ続ける。窯全体の温度にむらが無いよう気をつけながら、1300度くらいまで温度を上げる。沼津まで来れる人でシフトを組み、交代で温度管理と薪を窯に入れ続け、文字通り寝ずの番をするのがこの連休の過ごし方だ。 そのはずだったが、行きの道すがら早速想定外の事が起きた。新宿から高速バスに乗り、到着までの間ぐっすり眠りそろそろついたかしらと呑気に起きると、まだバ

          沈みゆく道で、「前の車追ってください」

          無駄にエレベーターを、登ったり降りたり。

          仕事中の昼休憩をどう過ごすかは、悩むに値する一日の些細な出来事の一つだと思う。特に休憩時間に指定はなく、今は大して忙しくもないので好きなタイミングで好きなように休んでいる。13時頃に近くのオフィスビルの麓に来ているキッチンカーで弁当を買い、チャットや作業途中の資料は一切見ずにYoutubeで陶芸の動画なんかを眺めながらむしゃむしゃ弁当を食べる。案外食べるのに時間はかからないのでオフィスの外に出て15分くらい散歩をするのが最近のお気に入りだ。デスクワークをずっとしていると視界が

          無駄にエレベーターを、登ったり降りたり。

          カモミールを信じてる。

          今日は在宅勤務。割と先週作業を進めておいたので今日はさほど忙しくなく、最低限やることは午前中にやっつけた。せっかくだしもう少し作業を進めようかとも思ったが、ちょっとサボることが復職後のモットーなので最低限に留めておく。枕や布団カバーなど寝具一式をデカい袋に詰め込んでコインランドリーに行く。ベッド周りの布物は日々使っているとしっとりしてくるのでできれば週に一度は丸洗いしたい。容量の大きい洗濯乾燥機を選んだので待ち時間が1時間とちょっと長い。友人から借りた「東京まで、セルビア」と

          カモミールを信じてる。

          かぼちゃを頼んでグッとくる。

          友人が目の前でかぼちゃと豚バラの煮物を食べていた。東京ステーションギャラリーの展示を見にいく前に有楽町で昼飯を食べることにし、友人はかぼちゃと豚バラの煮物定食を頼んだ。美味しそう。 以前付き合っていた人は「芋栗南瓜は子どもの食べ物」と馬鹿にする人だった。そこまで深い意図はない軽口だったと思うし、自分も笑って流していた。大して気にしちゃいないけど、日常の些細なことだからこそ頻繁に思い出す。かぼちゃは甘くてスイーツとおかずの境界にいるような存在で、それを二刀流でポテンシャルが高

          かぼちゃを頼んでグッとくる。

          鞄がサラリーマンみたい。

          復職してから初めての週末を迎えようとしている。働いていなくても週末が来るのは嬉しかったけど、働いているともっと嬉しい。金曜日の夕方あたりから土日に精神的に片足突っ込むこの感覚も、ずいぶん久しい。 なんとかなった。一週間前は復職ってどんな感じで迎えるのだろう、復職初日は何をして一日過ごすのだろう、1年ぶりの仕事って手につくんだろうか、そもそも1年いなかった自分に仕事はあるんだろうか、とあれこれ考えていたが何とかなった。スんと復職しオフィスに行き、案外普通に仕事は舞い込んで案外

          鞄がサラリーマンみたい。

          19時以降の人生が薄い。

          復職し、1年以上ぶりに出社してみた。電車に揺れ、地下から地上に永遠のエスカレーターを上り、社員証をピッとかざしてオフィスに入る。パソコンを立ち上げメールやらチャットやらを見て今日のタスクを確認する。この一連の流れをするのは1年以上ぶりなのだけど、オフィスの景色はほとんど変わっていなくて、いつものルートがあまりにも馴染んでいて、ついこの前まで変わらずやっていたような気分になる。休職していたことがもう一つの人生のように感じる。 久しぶりに会う同僚が声をかけてくれて居心地の悪さは

          19時以降の人生が薄い。

          自分の自由と快適さを、容易く他者に明け渡さない。

          去年の9月、全然まだ夏だよなとしみじみ思う頃に体調を崩し、ひとまず2週間プロジェクトを休んだけれど何も変わらず、死んでないけど生きてもないような状態で秋を過ごし、まだまだ波があるから落ち着くまで様子を見ようと医者に従い冬を越し、桜が散る頃に恋人にフラれ、死んだような心で生き生きとした春をやり過ごし、そろそろ復帰するかと思えば保健師にまだ休めと言われ、ならもうしばらくダラダラするかと夏を揺蕩い、また秋が来た。今日で休職が終わる。休んでいられる期間の猶予はまだ残っているけれど、7

          自分の自由と快適さを、容易く他者に明け渡さない。