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望む結果を得るのに必要なだけがんばれるか

1490記事目(約1600文字で2〜3分で読めます)

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は「行動のコストと小さな目標」について書いていきたいと思います。

ぜひ、のんびり目を通していってみてください。


目次は、以下の通りです。


①行動のためのコストが高いと頑張れない?

先日、本を読んでいて、「やったほうがいいけれど頑張れないこと」について書かれているのを見て、なるほどなぁと思ったので、思い出しながら整理していきたいと思います。

記憶を引き出す練習も兼ねていますので、ざっくりとした説明になりますが、ご容赦ください。


私の印象に残っているのは、「行動のためのコストが高いと頑張る気持ちが失せてしまう」という現象です。

例えば、「毎日、英語の勉強を1時間ずつ、1年間続けていけば、英語の力が向上する」というのは、多くの人がイメージできることだと思います。

勉強の内容によって、向上具合は変化すると思いますが、やることができれば今よりも確実に力はつくはずですよね。

ですが、毎日1時間、1年間続けるというのは、途方もなく感じてしまいます。

同様のことをして、挫折の経験をしたことがある人なら尚更、「無理だよなぁ」と感じてしまうかもしれません。


「望む結果を得るのに必要なだけがんばれるか」という期待が低いとやる気が起きないというのが効力期待と呼ばれる見方のようです。

これは、バンデューラさんという心理学者さんが研究していたことだったと思います。

先ほどの例を使って考えてみると

「毎日1時間を1年間頑張れば、自分が望んでいる英語の力が身につく」と考えたとしても、その努力をできるかどうかで「無理そうだ」と感じてしまうとやる気が起きない

という具合になるでしょうか。

何だか身に覚えがあるし、想像もつきやすいなと思いました。

皆さんも行動のコストが高くてやる気を失ってしまった経験はないでしょうか。



②まずは、小さな目標からとよく言われる理由

先ほどの例は、何も打つ手がないわけではなく、行動のコストが高く、自分にはできないと感じてしまうというところにアプローチできれば、なんとかなるとも考えることができます。

そこで出てくるのが、行動のコストを下げてあげれば良いというアイディア。

大きな目標に辿り着くまでの小さな目標を用意していけばやる気も出やすいというわけですね。(大きな目標は遠隔目標、小さな目標は近接目標と呼ばれていたと思います)

これが、「まずは小さな目標から」とよく言われる理由でもあるかなと私は感じました。

先ほどの例でしたら、「とりあえず、朝10分頑張ってみよう」とか、「1日20分からはじめてみよう」といった具合で調整してみるわけです。

すると…行動のコストは、1年間、毎日1時間と言われた時よりはグッと下がった気がするのではないでしょうか。

小さなことかもしれませんが、これが、やる気に直結するのですから、何だか面白いなと思います。



③小さな目標を設定したり価値付けたりする手助け

自分でやる場合は、振り返りや各種フィードバックを用いて、大小の目標設定と行動を繰り返していくことになります。

一方で、周りの誰かのサポートをする場合は、どうでしょうか。

学校でしたら、子供達の「こうしたい」という希望を応援する場面ですね。

そこでも、今回の行動コストを小さな目標で下げるというアイディアは役立つと私は思いました。

主なサポートは、小さな目標を設定するのを手伝ったり、行動を価値づけたりする声掛けをすることになると思います。


それぞれの「こうしたい」に合わせて、サポートをしていくことは、子どもが意欲的に行動したり、学んだりしていく上で、効果的なアプローチではないかなと思いました。

授業やそれ以外の場面でもうまく活用していきたいです。




今回は以上になります。

最後までお読みいただきありがとうございます😊

読んだ本の記憶を辿って記事を書くというのも面白いですね!

ではまた、次の記事でお会いしましょう。

みなさま、皆様、良い一日をお過ごしください。

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