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記事一覧
発禁小説・ポエムさん
※諸事情により発禁扱いにされている危険な作品を今、ここに公開!
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ポエムさんシリーズパイロット版
聖水
春である。春といえば登山である。今日も前途有望な若者2人が額に汗を浮かべつつ、遥かな頂き目指して力強く大地を踏みしめていたのである。
「山は、いい。空気も、いい。私の心も、清々しくなる。私は少々、汚れすぎていたようだ。いけないね」
ひとりの男が遠い目を空に向けつつ、陶
創作小説・君は素敵だ 1
2024年、約10年ぶりに創作活動を再開し、最初に書かれた作品です。現在、未完で後半部は落ち着いたら執筆したいですね。やってみたら意外にも、昔のテンションのまま文章が書けたのには自分でも驚きでした。
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ー1ー
君は素敵だ。
いつの日か、こんな台詞を誰かに送りたいと思っていた。しかし、その願いは叶うことなく、年月だけが過ぎ去り、僕は腹の出た中年のおっさんになっていた。絶望的
創作小説・私立諸越学園芸能科 第2話
※この作品は、2012年に執筆されたものです。
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第2話 夏休みの宿題を最初にやるか、最後にやるか。君の運命は、その時点で決まっている。
宿題が終わらない。
いや、学校側から出された本来の宿題はとっくに終わっているのだ。生徒の出席率が極端に低い芸能科の宿題の量など、たかが知れている。
終わらないのは、御坂から出された宿題だ。
時間は、あの日の夜に逆戻る——
テンパった
創作小説・CHIKUWA IS DEAD !?ーのぐそドリルと人間失格ー
#私の作品紹介
0 風に吹かれても
「くるりんぱ!」
放り投げられた帽子は、彼の頭の上でくるくると回り、まるで魔法のように、元あった場所へと収まるのだった。
そのとき彼が見せてくれた、はにかむような笑顔を、わたしはけして忘れることはないだろう。
あの、優しくて、温かくて、少し悲しそうな笑顔は、わたしに何を伝えたかったのだろうか。
彼がこの世界からいなくなった今も、わたしはときどき思
黒歴史公開・掌編小説 夏休みの計画ーまたの名を家族計画ー
通知表の結果は散々だった。もちろん、ろくに僕が勉強していないからである。
このままでは、いけない。
明日から夏休みが始まるけど、悠長なことは言っていられない。僕は、生まれ変わるんだ。今までのように、土壇場の8月31日になってから宿題を無理やり片付けるようなことはしない。結局、間に合わずに担任からビンタくらうなんてことも、今年はナシにしたい。やっぱり、人間、計画的じゃなきゃいけないよね
断片小説ケーキ・前半部が紛失した原稿を晒してみる
以前、個人サイトに掲載していたケーキという題名の小説。一気にまとめて発表したのですが、ページの都合上か上中下の三部構成になっていました。
レンタルホームページのサービス終了に伴い、この小説も現在では読むことができなくなったのですが、結構力を入れて執筆した作品群もあったんですよね。最近になり、インターネットアーカイブ内のウェイバックマシーンでいくつか作品をサルベージしたのですが、今作もその中のひと
創作小説・私立諸越学園芸能科 第0話
2012年に執筆された作品で未完のまま更新停止した作品ですが、実験的にnoteにあげてみます。落ち着いたら、続きを執筆したい気持ちはあります。
第0話 わたしは見てる。あなたを見てる。
僕は今まで、自分の人生を親の敷いたレールに従って進んでいると思っていた。
だけど、それは違う。
僕は、君に呼ばれたんだ。
いつの頃だか、はっきりと思い出せない昔の記憶。
携帯ゲーム機の小さな