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自分探しの旅で持っていきたい哲学の入門書5選【おすすめ本紹介】

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「自分探し」という言葉は、何かを探し求めている心の旅を思わせますが、その旅に役立つ一つの道具が「哲学」です。哲学は、私たちが生きる意味や価値、他者との関わりを深く考えさせてくれる学問です。

「自分って何だろう?」と考えたことがある人にとって、哲学の書籍は自分の存在や考え方を見つめ直すための優れた“道しるべ”となるでしょう。

この記事では、そんな「自分探し」の旅に携えてほしい、哲学の入門書を5冊ご紹介します。分厚い専門書ではなく、初心者でも読みやすく、日常に取り入れやすい作品ばかりです。



旅行に哲学の入門書を持っていく理由

旅行に哲学の入門書を持っていく理由は、旅の時間を通じて自己と向き合う機会が得られるからです。旅行中は日常のルーティンから離れ、新しい環境に身を置くことで普段の自分を客観的に見つめ直す時間が増えます。

そんなとき、哲学の入門書は思索を深め、自分の考え方や生き方について再考する手助けとなります。旅先で新しい視点や発見に触れることは、哲学のテーマとも通じており、物事を多角的に考える力が養われます。

特に一人旅では、考える時間が豊富にあるため、哲学書を読むことで心がさらに豊かになり、旅そのものが自己成長の場となるのです。


1.史上最強の哲学入門

最高の真理を求めた男たちの熱き闘い!ソクラテス・デカルト・ニーチェ・サルトル……さらなる高みを目指し、知を闘わせてきた三十一人の哲学者たちの論が激突。まさに「史上最強」の哲学入門書!

『史上最強の哲学入門』を最初の一冊として選んだ理由は、その独自のアプローチと読みやすさにあります。著者の飲茶氏は、哲学者たちの思想を格闘技の試合形式に例え、対決構造で解説しています。

この手法により、哲学の歴史や各思想の関連性が視覚的かつ直感的に理解でき、初心者でも興味を持って読み進められます。

また、さまざまな哲学者とその思想が幅広く紹介されているため、哲学の全体像を掴むにはぴったりの一冊です。ユーモアを交えた平易な文体で書かれており、難解とされがちな哲学の世界への入り口として最適です。



2.14歳からの哲学入門 「今」を生きるためのテキスト

「なんで人殺しはいけないの?」。厨二全開の斜に構えた「極端で幼稚な発想」。だが、この十四歳の頃に迎える感性で偉大な哲学者たちの論を見直せば、難解な思想の本質が見えてくる!

2冊目に『14歳からの哲学入門』を選んだ理由は、1冊目の『史上最強の哲学入門』と比較して、より深く哲学の流れを理解できるからです。

『史上最強の哲学入門』が多くの哲学者を幅広く紹介し、全体像を掴むのに適しているのに対し、『14歳からの哲学入門』はデカルトやカント、ウィトゲンシュタインなど、主要な哲学者11人に焦点を当て、歴史の流れに沿って詳しく解説しています。これにより、各哲学者の思想やその背景を深く理解することが可能となります。

また、タイトルに「14歳から」とあるように、平易な言葉で書かれており、初心者でも読みやすい構成となっています。このように、1冊目で広く哲学の全体像を掴んだ後、2冊目で各哲学者の思想を深く学ぶことで、より充実した哲学の理解が得られるでしょう。



3.暇と退屈の倫理学

暇とは何か。人間はいつから退屈しているのだろうか。

答えに辿り着けない人生の問いと対峙するとき、哲学は大きな助けとなる。著者の導きでスピノザ、ルソー、ニーチェ、ハイデッガーなど先人たちの叡智を読み解けば、知の樹海で思索する喜びを発見するだろう。

2011年朝日出版社刊『暇と退屈の倫理学』、2015年太田出版刊『暇と退屈の倫理学 増補新版』と現代の消費社会において、気晴らしと退屈が抱える問題点を鋭く指摘したベストセラー、あとがきを加え、待望の文庫化。

3冊目に『暇と退屈の倫理学』を選んだ理由は、現代社会における「暇」や「退屈」という普遍的なテーマを哲学的に探求し、私たちの日常生活に直結する洞察を提供しているからです。

著者の國分功一郎氏は、ハイデガーやアーレントなどの哲学者の思想を引用しつつ、現代人が抱える「暇」や「退屈」の問題を多角的に分析しています。これにより、哲学が抽象的な学問ではなく、私たちの生活や思考に深く関わっていることを実感できます。

また、平易な文体で書かれており、哲学初心者でも理解しやすい構成となっています。この本を通じて、日常の中で感じる「暇」や「退屈」を新たな視点で捉え直し、自己理解を深めるきっかけとなるでしょう。



4.現代思想入門

人生を変える哲学が、ここにある――。
現代思想の真髄をかつてない仕方で書き尽くした、「入門書」の決定版。
* * *
デリダ、ドゥルーズ、フーコー、ラカン、メイヤスー……
複雑な世界の現実を高解像度で捉え、人生をハックする、「現代思想」のパースペクティブ

□物事を二項対立で捉えない
□人生のリアリティはグレーゾーンに宿る
□秩序の強化を警戒し、逸脱する人間の多様性を泳がせておく
□権力は「下」からやってくる
□搾取されている自分の力を、より自律的に用いる方法を考える
□自分の成り立ちを偶然性に開き、状況を必然的なものと捉えない
□人間は過剰なエネルギーの解放と有限化の二重のドラマを生きている
□無限の反省から抜け出し、個別の問題に有限に取り組む
□大きな謎に悩むよりも、人生の世俗的な深さを生きる

「現代思想は、秩序を強化する動きへの警戒心を持ち、秩序からズレるもの、すなわち「差異」に注目する。それが今、人生の多様性を守るために必要だと思うのです。」 ――「はじめに 今なぜ現代思想か」より

4冊目に『現代思想入門』を選んだ理由は、現代社会の複雑な問題に対する哲学的な視点を提供してくれるからです。

哲学の入門書として多くの人が触れるのは古典的な思想ですが、本書は現代思想に焦点を当て、ポストモダンや構造主義などのテーマをわかりやすく解説しています。

これにより、現代の社会や文化について新たな視点から理解する手助けとなり、今を生きる私たちにとって実際的で身近な問題にも役立つ内容が盛り込まれています。


5.その悩み、哲学者がすでに答えを出しています

「将来が不安」「お金がほしい」「死ぬのが怖い」
これらの現代人の悩みははるか昔から私たちを苦しめていた人類共通の悩みです。
であるならば、哲学者たちはこれらの悩みに答えを出しているはずです。平易な言葉で哲学を学べて、あなたの悩みが解決する1冊です。

「将来、食べていけるか不安」⇒アリストテレスが答えを出しています。  
「忙しい。時間がない」⇒アンリ・ベルクソンが答えを出しています。  
「お金持ちになりたい」⇒マックス・ウェーバーが答えを出しています。

5冊目に『その悩み、哲学者がすでに答えを出しています』を選んだ理由は、日常生活で直面する具体的な悩みに対して、哲学者たちの思想を通じて解決策を提示しているからです。

本書は、26人の哲学者の考えを引用し、私たちが抱えるさまざまな問題に対する答えを紹介しています。

例えば、「お金持ちになりたい」という悩みに対しては、マックス・ウェーバーの「天職のためにストイックに働いた人が結果としてお金持ちになる」という考えを紹介しています。「自分の顔が醜い」という悩みには、ジャン=ポール・サルトルの「人間にはそれを乗り越え、何をするか、何になるかという自由がある」という答えを示しています。

このように、哲学者たちの深い洞察を日常の問題解決に応用できる点が魅力です。さらに、平易な言葉で書かれており、哲学初心者でも理解しやすい構成となっています。哲学を通じて自己理解を深め、日常の悩みを新たな視点で捉え直すきっかけとなる一冊です。


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