かんちゃ

『魔道祖師・脇役列伝』は週一ペースの連載です。合間にはいろいろおしゃべりを。大体毎日投稿してます。アニメ『天官賜福』の考察記事はマガジンにまとめました。随時更新。なおタイトルに◎◉の付いた記事は『魔道祖師』、☆★の付いた記事は『天官賜福』です。

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『魔道祖師・脇役列伝』は週一ペースの連載です。合間にはいろいろおしゃべりを。大体毎日投稿してます。アニメ『天官賜福』の考察記事はマガジンにまとめました。随時更新。なおタイトルに◎◉の付いた記事は『魔道祖師』、☆★の付いた記事は『天官賜福』です。

マガジン

  • 『魔道祖師』資料集

    日本語訳小説『魔道祖師』に関する資料を載せていきます。随時更新。

  • 『魔道祖師・脇役列伝』

    『魔道祖師』の脇役にスポットを当てた記事です。アニメや小説を一度見た人向け。現在の連載は「藍思追」。毎週土曜日更新予定です。合間に(水曜日ごろ)考察記事も書いてます。

  • アニメ『天官賜福』設定資料集

    アニメを観るときに役立つだろう資料をまとめました。順次更新。

  • アニメ『天官賜福』考察

    もう一度観たくなる? アニメ『天官賜福』一期・二期の解説&考察記事です。過去投稿記事を掲載。随時更新予定です。

最近の記事

  • 固定された記事

更新履歴 & 過去一週間の投稿記事

[最終更新日時:2024/11/20 17:30]  一部記事を書き足したりしているので、更新履歴をつけてみることにしました。(但し、誤字脱字の類いは内緒で直します。ごめんなさい。)  変更のあった記事とここ一週間に投稿した記事を載せておきますので、ご活用ください。  尚、この記事は固定とし、また随時更新します。 <追加・変更記事:2024/11/14〜11/20> ・11月16日 ルビの振り方を今頃覚えたので、順次振り直しています。 <一週間の投稿記事:2024/11/

    • 魏無羨年表・前世ー1

      (タイトル画像は『魔道祖師』完結編最終話より。幼い魏無羨とその両親。右の母親の背が高く見えるのは、ロバに乗っているため。魏無羨は父親に肩車されている。)  この記事では、誕生から十八歳頃(屠戮玄武との死闘)までを紹介する。 魏無羨、生まれる  父は江氏の家僕、魏長沢。  母は抱山散人の弟子、蔵色散人。  雲遊道人(各地を遊歴する道士)だった蔵色散人が雲夢に立ち寄った際、二人は知り合い意気投合して結婚。直後、魏長沢は家僕を辞め、二人で各地を遊歴。その途中で魏無羨が生まれたも

      • 魏無羨年表・全体の流れ

        (画像はアニメ『魔道祖師』完結編最終話より。全てが終わって旅に出る魏無羨と藍忘機、+林檎ちゃん) <過去> 魏無羨、生まれる 九歳で雲夢江氏の元へ 十五歳で雲深不知処へ留学、三か月で追い出される 百家清談会の弓比べ 雲深不知処、温氏に襲撃される 岐山での研修(暮渓山の洞窟で屠戮玄武と戦う) 雲夢江氏、温氏に襲撃される 逃亡先で見つかり、乱葬崗へ落とされる 温氏を打倒するため金氏、聶氏、藍氏、江氏の四家が同盟を結ぶ 射日の征戦 百鳳山巻狩り 窮奇道の惨

        • 近況報告 11/19

           この数日は『魔道祖師』に関する資料を整理していて、今は「魏無羨年表」を作っているところ。過去編と現在編に分けて投稿する予定。  これをまとめておかないと、起こった出来事がいつの時点でのことなのかわからなくなってしまう、と思い始めたのだが、小説が時系列順に並んでいないこともあって苦戦している。  一応それが終わったら、順次「地名や場所」「技や術」「剣や法具」「登場人物」などについても投稿する予定。  『天官賜福』の記事は、何を書こうとしたのかいまだに思い出せない。極楽坊のこ

        • 固定された記事

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        • 『魔道祖師』資料集
          2本
        • 『魔道祖師・脇役列伝』
          28本
        • アニメ『天官賜福』設定資料集
          3本
        • アニメ『天官賜福』考察
          66本

        記事

          選挙の話

           すごい時代になったなあ、と兵庫県知事選挙の各種報道を見ていてつくづく思う。  ちょっと前(私の「ちょっと前」は五〜十年前とかになりがち)までは「ネットの情報は偏りがある。嘘やデタラメも多いから、テレビや新聞で確実な情報を手に入れるように」とか言われてたんだよ?  それが今や「既存のマスメディアは偏向記事にまみれてるから、正しい情報はネットで手に入れるべきだ」とか言われちゃって。  いやあつくづく時代は変わるんだなあ、と婆さんとしては思っているところ。何が正しいのか、いよいよ

          斉藤さん、当選確実が出たよ

          斉藤さん、当選確実が出たよ

          ◎脇役列伝・番外:暁星塵と宋嵐ー2

           義城の町の義荘で、暁星塵と見られる遺体を見つけた魏無羨は、何かを訴えようとする口のきけない盲目の少女の幽霊と共情して、その過去を探ろうとする。少女の名は阿箐。生まれつき白い瞳を持っていたため、本当は見えるのにも関わらず盲人のふりをし、人を騙して同情を買うことで生き延びてきた子供だった。  ある市場で阿箐は暁星塵と出会う。盲人がうっかりぶつかったふりをして財嚢を掠め取ろうとした相手が彼だった。  元々親も家もなかった阿箐は、暁星塵が気に入ったらしく以降「道長、道長」と言いな

          ◎脇役列伝・番外:暁星塵と宋嵐ー2

          ◎脇役列伝・番外:暁星塵と宋嵐ー1

          (画像は「魔道祖師 完結編」キャラクターPV第3弾【宋嵐】より  ぼけた画像しかなくて申し訳ないが、左・暁星塵、右・宋嵐だ。)  彼らの話は、他のエピソードに比べて妙にくっきりしているように感じる。私には劇中劇が始まったように感じられた。「魏無羨と藍忘機が幸せになれなかった世界線」の話だと、作者・墨香銅臭が語っていたのをどこかで見た記憶がある。  ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー5)で、義城編に出てくるまでの二人の話を少ししたが、ここで改めて全体の物語を振り返ってみよう。

          ◎脇役列伝・番外:暁星塵と宋嵐ー1

          ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー9)

          (◎脇役列伝その1:藍思追(4ー8)の続き) 「こちらは宋嵐、宋子琛[ソン・ズーチェン]道長だ」  莫玄羽(魏無羨)は藍忘機に紹介する。宋嵐は正気に戻っており、その両目には清らかに澄んだ漆黒の瞳があった。  しばらく沈黙したあと、莫玄羽(魏無羨)は膨らみのない小さな鎖霊嚢を二つ、懐から取り出して宋嵐に渡した。 「暁星塵道長と、阿箐[アージン]さん」  阿箐は少女の幽霊の名前だ。宋嵐は微かに両手を震わせながらそれを受け取ると、手のひらに乗せた。  莫玄羽(魏無羨)は暁星塵の遺

          ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー9)

          『自分とか、ないから。』を読んで その4

           4章は達磨の哲学「禅」である。  この本中「 ”知ってるようで知らない人” 第一位」が来てしまった。幼い頃「長いこと座っていたので手足の境界も曖昧になって人形になってしまった」と聞いた人、というイメージだ。  これはやばい、ということであちこちネットで検索をかけてみた。  達磨大師の生涯や教えとは?だるまの起源、達磨大師!  このページが一番わかりやすそうなので紹介しておこう。  しかし。この内容にはとても変なところがある。  達磨大師は幼い頃に会った高僧の元で修行するの

          『自分とか、ないから。』を読んで その4

          極楽浄土ー2

           ではいよいよ極楽の「美しい光景」を見ていこう。  極楽国土には七重の欄楯[らんじゅん]・七重の羅網[らもう]・七重の行樹[ごうじゅ]がある。これらはみな四宝でできていて、国中のいたるところにめぐらされている。  欄楯は「欄干」のことで、装飾を施した石垣。ブッダガヤーの菩提樹周辺に見られるものが有名とのことで、ネットで画像を探してみた。  羅網は珠玉で飾った網で、サンスクリット語の原本には「鈴のついた網」とあるらしい。風が吹くと綺麗な音がするようだ。  行樹は並木のこと

          極楽浄土ー2

          近況報告 11/12

           家に帰ってから、ご飯を食べて、その後ずーっと寝てました。四時間くらいかなあ。  ようやく起き出して、これを書いているところ。  もう、仕事が忙し過ぎる。職場はセルフサービス食べ放題の飲食店なんだけど、一週間前にテレビの取材が入ってから、一層大変になった。今年テレビに取り上げられるのはもう四回目なんだけど、まだまだ新規のお客さんがいっぱい来ているみたい。  常連さんは大抵予約とってから来るし、あと海外のツアー客も予約入ってるから、毎日どの時間帯に何名くらい来るとかわかってる

          近況報告 11/12

          下宿先の大家さん

           noteのおすすめのページを見ていたら、項目に「修験道」が出てきて、いやいや流石にそれはー、ってなった。仏教のことだとか道教のことだとか書いてるけれども、そこまでは手を伸ばしていない。  ……いないのだが、まんざら無関係とも言えなかったりする。  というのは京都で大学生だった頃、お世話になった下宿先の大家さんのご主人が、実は山伏だったのだ。  生業とするところはご当人曰く「ペンキ屋」だそうだが、要は塗装業で、その方が仕上げたという下宿先の建物の壁には、樹木の絵が描かれてい

          下宿先の大家さん

          ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー8)

          (◎脇役列伝その1:藍思追(4ー7)の続き)  例の少女の幽霊が、突然ある棺の上にふっと姿を現した。  少し前に莫玄羽(魏無羨)に言われ、少年たちは既に少女の容貌を細かく観察していたので、血を流す両目や舌を抜かれた口内を見ても、それほど恐怖を感じなかった。  少女は棺の蓋を叩いたり、身振り手振りで何かを伝えようとしてくる。今度の動きはかなりわかりやすく「開けて」という動きだった。 「もしかしたら、この中には彼女の遺体が置かれていて、私たちに埋葬して欲しいんでしょうか?」

          ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー8)

          『自分とか、ないから。』を読んで その3

           「みんなのフォトギャラリー」で「老子」を検索したら、上の画像が出てきた。拡声器持ってるのが面白すぎるんで、つい使ってしまった。  ということで、今回は「老子と荘子の哲学 『道[タオ]』」編である。  と言っても、私は「老子」とか「道教」とかはまだまだ勉強中なので、内容についてつっこんで書くとおそらく正確性に欠くと思われる。  だが、「老子」の中に、昨今の世情を鑑みてぴったりだと思われる言葉があったので、少し紹介しよう。  人の賢愚は相対的なものであって一つに決めつけるこ

          『自分とか、ないから。』を読んで その3

          ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー7)

          (◎脇役列伝その1:藍思追(4ー6)の続き)  床に倒れていたはずの暁星塵は片手で頬杖をついて座り、微かな笑みを浮かべていた。そして彼は黒い手袋をはめた左手を上げると、パチンと指を鳴らした。  すると宋嵐は自分を押さえていた陰力士四体を一気に跳ね飛ばし、あっという間に彼らをばらばらの紙屑に変えてしまう。そして、長剣を莫玄羽(魏無羨)の首元にひたりと当て、少年たちを威嚇する。 「大人同士で話をするから、子供たちは出ていってね」  暁星塵が手で合図をし、宋嵐は世家公子を店の外に

          ◎脇役列伝その1:藍思追(4ー7)