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ディズニープリンセスの「自分らしさ」~『メリダとおそろしの森』~

みなさん、こんにちは!
sumiです。

引き続きディズニープリンセス作品を
「女性らしさ」「男性らしさ」の視点からで見てみます👀

この記事を読んで、
身の回りのジェンダーについて考えるきっかけになったら嬉しいです🙌

それでは!スタート👈


はじめに

分析キャラ(予定)

今後、ディズニー公式サイトのプリンセスを見ていきます!!
11回目は…『メリダとおそろしの森』のメリダ🐻

🐻初!女性も実力を発揮
(男性を立てない=手加減はしない)
🐻【運命は変えられない】のではなく【運命は自分の中にある】
見つめることが大切
🐻相手に求める「男/女らしさ」が結果的に自分を苦しめることがある

※『モアナと伝説の海』はスキップ

『モアナと伝説の海』は、ジェンダー的な描写は無いためスキップ👀

でも、
ディズニープリンセス作品初!恋愛なし
モアナとマウイは、共に冒険する仲間であり、恋愛要素はない。
相棒のような関係。🌊🐚

海の外へ行ってみたい!という憧れがあり、親に反対されても行動に移す、という点で、
過去作品ではアリエル、ジャスミン、ラプンツェルも一緒!👀

ジェンダーとは?

「男らしい」か「女らしい」かで分ける考え方。

例えば、
女の子の色はピンクや赤、男の子の色は青や黒。
女性はスカート、男性はズボン。

など、

その人個人ではなく、男か女かで決められていること。

意識せずに過ごしがちだけれど、
私たちの身の回りは「女性らしさ」「男性らしさ」があふれている…!

分析の視点

下記の視点で見ていきます!
(表現があるもののみ触れていきます👀)

①描写
プリンセスの容姿や特徴についての表現
②夢(願いごと)
③結婚観
④幸せとは?
⑤個人的突っ込み(番外編)

メリダ

誕生日プレゼントで父親から自分の弓をもらい、
大喜びで練習し、どんどん上達。
エリノア(メリダ母)から口すっぱく指導される「王女らしさ」がイヤ。

①描写

求められる「王女らしさ」とは真逆

王女らしくしなくていい、自由な日
→自分が自分でいられる日 とされるシーンでは、

馬に乗って森を駆け抜け、弓を射ったり、
崖をよじ登って滝を見上げて大喜びだったり…!🐎

逆に、「王女の教養」として、母親から国について学んだり楽器を教わったりするのはやる気出ず。
じっとしているのは辛そう😕

百発百中

結婚相手を決める際に、候補者たちが的に矢を射る。
自分自身を勝ち取るため、として、そこにメリダも矢を射る。
→全てど真ん中に…!
メリダが一番うまい🏹

【女は男を立てる】を取っ払った!
100%実力を出し切った!😳😳😳

でも…
候補者に恥をかかせて台無し
にした、として
激怒した母親と言い合いになり、愛用の弓を燃やされてしまう…

「成長促進」が強そう

結婚相手の候補者が、思うように矢を射れず結果が出なかったとき。
「○○なら得意そう」とファーガス(メリダ父)とヒソヒソ。

②夢(願いごと)

描写が無いのでスルー👀

③結婚観④幸せとは?

「結婚なんかしないわ!絶対いやだから!」

母親が勝手にお見合いを3国に申し出てしまう。
全部の国が承諾し、領主が息子を連れてくることになった。
当日に競い合って、勝者がメリダの結婚相手となる。

メリダ:【結婚≠幸せ】の価値観。
自分の人生は自分で決めたい。何があっても結婚しない。
でも母親を苦しめるつもりはない。

母親:【結婚=幸せ】の価値観。
メリダがより幸せにくらせるようにするため。
王女として、国の未来への責任を果たしてほしい

求められる「王女らしさ」

メリダには、未来の王女として【義務・責任・周囲からの期待】がある
→人生が全て決められている
→母親のようになるため
→人生を母に支配されている
→「王女が目指さなければならないのは、完璧さ」と言われる

結婚に対する考えが合わず、
エリノア(メリダ母) vs メリダで言い合いになった時。
王女は声を荒げたりしません。」

夕食の際に弓矢をテーブルに置くと、
王女は武器をテーブルの上に置いてはいけません」
王女に武器なんて必要ありません」

父親が鳥(鷹?)に襲われているのをみてゲラゲラ笑うと「王女は大笑いしません!」

食事中は「口いっぱい頬張らない!」
朝は「早起きをしなさい」

「思いやりを持ち、控えめに、綺麗に」


しんどい…😖

結婚相手候補者たち

候補者は全部で3人。

マッキントッシュ家の長男
細マッチョで、体に青いボディペイントがある。

マクガフィン家の長男
がっちり体型で力持ち。金髪。
言葉が訛っていて早口。何を言っているか…わからん!

ディンウォール家の長男
小柄で痩せている。怖がり。

3人とも、
体型や髪型、力強さに違いがある👀

候補者から結婚相手選別のルール

伝統にのっとり、
偉大なる主導者の最初のこどもだけ求婚できる。
力の強さ・武器の腕前で自身の価値を競う。
どの武器が良いかは王女(メリダ)が決める
→今回は弓矢🏹

結婚観の変化

教訓とされている物語から、
婚約者候補たちのバックグラウンドを称えつつ、
【伝統に縛られず、自分の運命は自分で決める】というメリダに、婚約者候補たちも賛同。

親に結婚を決められて、連れてこられた
婚約者候補たちは、「自分が愛する人は自分で決めよう!」と目が覚めて、それぞれの国へ帰る。

両親

メリダへの関わり方

武器を持つこと

メリダは幼少期に、ファーガス(メリダ父)から誕生日プレゼントで弓矢をもらう。

エリノア(メリダ母):女の子には不要
「弓をあげるなんて…女の子なのよ!」と否定的

ファーガス:男女関係なく必要
「王女だろうとなかろうと、戦いは覚えなきゃならん」と肯定的。

いたずらしたら…?

将来の立場も関係するのかもしれないけど…

三つ子の弟
→超いたずらっこ、何をしても許される
((むしろ、いたずらしかしていないんじゃ…?))

メリダ 
→許されない
→王女だから
→【人々のお手本であるべき】だから

エリノアは魔法で熊になってしまい、
自給自足生活をしていくなかで、
自身が子どもたちにしていた行いを見直す。

メリダ:武器は王女に必要ない
→食料確保に大活躍した

三つ子:嫌がっても「食べてみなければ分からない」と珍味を強要
→熊になって、食べられるものが限られた。
自分が食材に抵抗感が出て気付いた
((珍味…大人でも好き嫌い別れるよね…?))

「こうあるべき」「○○できるようになってほしい!」といった親の理想は、子どもへの押し付けになってしまうこともある。
子どもを一個人として捉えて、その子がどう感じるかにも配慮が必要…🤔

最後に

最後までお読み頂き、ありがとうございました🙌

エリノア(メリダ母)は「王女に武器は必要ない」と、
メリダか【好きで得意なこと】を否定し続けていましたが、最終的にメリダの頼もしさに感動し、尊重します。

自分の思い込み「~すべき」が、
「子どもか大人か」、「男性か女性か」関係なく、
相手を苦しめていないか…?
そして、それが結果的に自分自身も苦しめていないか?
そう振り返るために、「男/女だから」に注目できるのが、ジェンダー!
自分のためにも、見直すことは大切!👀

この記事を読んで、
身の回りのジェンダーについて「こんなのもあるよね~!」と、
楽しみながら考えるきっかけにして頂けたら嬉しいです🌱


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