- 運営しているクリエイター
記事一覧
ハッタリと嘘の狭間で(第95話)
日本へ戻ってからは、stakを広めていくために営業を続けることにした。
stakの営業方法としては、ずっと決めていたことがある。
それは、まずはコンシューマ向けではなく、企業向けに販売をするということである。
to Cではなくto Bという戦略だ。
理由は簡単で、1人1人に向けて売っていくことも、もちろん大切なのだが、それはハードルが高い。
どこの馬の骨かわからないスタートアップの商品を
ハッタリと嘘の狭間で(第94話)
そして、いよいよ日本に帰国するときを迎えた。
ピッツバーグ空港からワシントン・ダレス空港へ向かう。
NYからピッツバーグへ来たときと同様に国内線の小さな機体だ。
あっという間にアメリカの首都であるワシントンD.C.へ到着してトランジットするのだが、最後もアメリカという国の規模の大きさに圧倒された。
ターミナル移動のバスがゲートとゲートを直で繋ぐという日本の空港の規模ではできない設計になって
ハッタリと嘘の狭間で(第93話)
ピッツバーグでは他にもシェアオフィスで現地のスタートアップのプレゼンを聞いたりといった体験もさせてもらい、個人的には非常に満足のいくプランだった。
最後にはピッツバーグの観光もした。
Campbell(キャンベル)のスープ缶やマリリン・モンローの作品で有名なアンディー・ウォーホルの美術館やメジャーリーグのピッツバーグ・パイレーツの本拠地であるPNCパークへ行った。
人生初のシェアサイクルサー
ハッタリと嘘の狭間で(第92話)
ほぼ最終日は、カーネギーメロン大学で別のピッチ大会があり、ちょっとした展示スペースもあるということで昼過ぎくらいに向かった。
カーネギーメロン大学のデカさに驚き、キャンパスの適当に停めてもらった場所でどこへ行っていいのかわからずさまよっていると、すかさず1人の紳士が声をかけてくれた。
どうやらカーネギーメロン大学の職員らしく、会場の近くまで案内してくれた。
ほんの数分の間でも「日本から来たの
ハッタリと嘘の狭間で(第91話)
「井の中の蛙大海を知らず」という言葉があるが、まさにそれは俺にも当てはまるところがあったのは素直に認めておこう。
人前で話すことにかけては、そこそこ自信のあるところだったが、言葉が話せないというだけで、そこが根底から崩された。
「英語は大切だ!」とか「今の時代は英語が話せて当たり前だ!」とかいうけれど、英語の壁というのは大きく感じた。
会場が湧いているときに自分は笑っていない。
そんなアウ
ハッタリと嘘の狭間で(第90話)
そして、いよいよ本番が迫っているということで、会場へ向かう。
リハーサルのときとは打って変わった雰囲気になっていた。
たくさんの人が入っていて、もちろん日本人は同行した人たち以外には皆無だ。
正直、俺はピッチで緊張したことはない。
このピッツバーグでのピッチのオーディエンスは200〜300人くらいだろうか。
それ以上の会場で話をしたこともあるが、強がりでもなんでもなく緊張よりも、せっかく
ハッタリと嘘の狭間で(第89話)
本番は夕方からということで、リハーサルを終えるとホテルにチェックインしに向かった。
ホテルのレセプションもNYの機械的だった対応に比べると、とてもフレンドリーだったのを覚えている。
「日本人?」とか「ようこそ、ピッツバーグへ!」とか、こちらがいまいち英語がわかっていないこともお構いなしに、いろいろと話しかけてくれることもリラックスさせてくれた。
その後も部屋を出たときにロビーや廊下ですれ違っ
ハッタリと嘘の狭間で(第88話)
中心地から少し離れた場所がどうやらピッチ本番の会場らしい。
「ここです」とタクシーが停まった場所を見て、一瞬「?」となった。
協会の中をピッチ会場にしているということだ。
半信半疑で中に入ると、設営スタッフがせっせと準備をしてくれている。
ちょっとした展示スペースも設けてくれており、リハーサルがあるというので、そこまでの時間をのんびり過ごす。
確か、日本、香港、韓国、カナダ、アメリカから
ハッタリと嘘の狭間で(第87話)
NYで数日過ごした後のピッツバーグは対照的なところしかなかった。
ゆったりと時間が流れているというか、中心地こそ高層ビルもあるが近年発達したような街づくりで、いい意味で田舎の感じが緊張を緩和させてくれる。
天気が良かったということも大きいかもしれない。
5月中旬で、ここまで気温が上がることも珍しいということで、NYでも同じようなことを聞いたな。。と思った。
中心地へ向かう途中に知るのだが、