ハッタリと嘘の狭間で(第92話)
ほぼ最終日は、カーネギーメロン大学で別のピッチ大会があり、ちょっとした展示スペースもあるということで昼過ぎくらいに向かった。
カーネギーメロン大学のデカさに驚き、キャンパスの適当に停めてもらった場所でどこへ行っていいのかわからずさまよっていると、すかさず1人の紳士が声をかけてくれた。
どうやらカーネギーメロン大学の職員らしく、会場の近くまで案内してくれた。
ほんの数分の間でも「日本から来たの?」とかフレンドリーかつ紳士に対応してくれるスマートさは見習いたいと思った。
そう、日本語でいうところの「粋」というのを日本人は絶対に大切にした方がいい。
はっきりいって、ほぼ無意味だったプチ展示を終えると、カーネギーメロン大学へMBA取得に行ってる日本人たちとの交流会があった。
大学内の教室を使わせてもらい、ちょっとしたディベートがあったのだが、まあこれもわざわざアメリカに来てまでやることではないかなというレベル。
というか、日本人なら誰もが知っている日系企業からMBAを取るために派遣されている人たちの意識の低さに興ざめした。
いつか上海にいた時代に現地にいるだけで、なにも見えていない、なにも見ようともしていない日本人がたくさんいたことを思い出した。
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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。
そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。