ハッタリと嘘の狭間で(第99話)
3)介護施設・病院
これは、正直に書くが、stakの開発当初はあまり想定していなかったが、引き合いが多いことから、ターゲットにすることになった分野である。
というのも、介護施設や病院のエントランスの部分でstakを活用してもらうことはある程度想像はできていた。
蓋を開けてみると、もっと活用できる場面があって、それは「高齢者みまもり」に関わる分野だ。
ここ数年より一層耳にすることが多くなった孤独死の問題。
超高齢化社会である日本の社会問題であることは間違いなく、独り身になった高齢者が借りることのできる家がないとか、どこからを高齢者とするかといった基準が難しく、一概に「みまもり」を一括にできないということもある。
最近は元気な高齢者も多く、カメラで勝手にみまもられることには抵抗があることはもちろん、センサー等で監視されていることにストレスを感じる人も多い。
中には勝手に外す人も多いということだ。
stakはそんな課題にも適応できる。
電気が点いていることや家電が操作されていることでの安否確認ができる一方、稼働が数十時間に渡ってなければおかしいという判断もできる。
そういった使い方は言われてみて気づいたのだが、確かに大掛かりな工事も要らずにできるのは、stakのいいところである。
超高齢化社会への対応ビジネスが形になれば、他国でも必ず生じるはずの未来に対応できるワールドワイドなものになる可能性も十分にある。
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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。
そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。