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ハッタリと嘘の狭間で(第89話)
本番は夕方からということで、リハーサルを終えるとホテルにチェックインしに向かった。
ホテルのレセプションもNYの機械的だった対応に比べると、とてもフレンドリーだったのを覚えている。
「日本人?」とか「ようこそ、ピッツバーグへ!」とか、こちらがいまいち英語がわかっていないこともお構いなしに、いろいろと話しかけてくれることもリラックスさせてくれた。
その後も部屋を出たときにロビーや廊下ですれ違ったときにも気さくに声をかけてくれるホテルスタッフに親近感が湧いた。
その後、ホテルの近くを軽く散策しながら、ピッチ本番へ備えた。
一番ネックだったのは、質問も全て英語だというところだったが、そこは通訳を入れてもいいということらしく、同伴してくれた担当者がしてくれるということで安心した。
とはいえ、NYで指摘された良くないところは少しでも改善したかったし、丸暗記とはいえ、自分がしゃべるところについてはしっかり暗記していこうということで、近くにあった本番とは別の教会に入った。
ステンドグラスがキレイで、日本にはない建物に最初は癒やされてこそいたが、その中で何度も何度も原稿を読み返し、頭に英語を叩き込んだ。
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