ハッタリと嘘の狭間で(第94話)
そして、いよいよ日本に帰国するときを迎えた。
ピッツバーグ空港からワシントン・ダレス空港へ向かう。
NYからピッツバーグへ来たときと同様に国内線の小さな機体だ。
あっという間にアメリカの首都であるワシントンD.C.へ到着してトランジットするのだが、最後もアメリカという国の規模の大きさに圧倒された。
ターミナル移動のバスがゲートとゲートを直で繋ぐという日本の空港の規模ではできない設計になっている。
一度の移動でかなりの人数が乗り込めるサイズだ。
帰りの便はANAでカウンターには日本人の女性がいて、日本に帰る実感が湧く。
最後に空港内にあったハンバーガーを食べることにした。
飛行機に乗り込むとまた13時間近くのフライトだ。
この移動時間は行きも帰りも純粋に長いと感じたが、帰りに感じたことは行きに思っていたこととは違った。
正直、日本を発つときは、またアメリカに行きたいという感情が芽生えるのか微妙なところだと思っていた。
ただ、帰る頃には絶対にまた行きたいという気持ちしかなかった。
それも、散々だった英語でのプレゼンに対する悔しさから、ビジネスマンとしてという気持ちが強かった。
一言にアメリカといっても日本の国土の25倍ある。
そんなアメリカの至るところへ行ってみたい!そんなアメリカ出張になった。
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株式会社stakは機能拡張・モジュール型IoTデバイス「stak(すたっく)」の企画開発・販売・運営をしている会社。
そのCEOである植田 振一郎のハッタリと嘘の狭間にある本音を届けます。